書籍のレビュー

【書評】『お金で読み解く世界のニュース』のレビュー!書籍を読んだ感想は「現代史を違う角度で見る」

大阪府にお住いの48歳男性(流通・小売系:食料品)が2022年8月頃に読んだ『お金で読み解く世界のニュース』のレビューをご紹介します。

本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この本から学べるポイント

  • 借金大国のアメリカがなぜ世界の覇権を握っているのか
  • 戦後のアメリカ経済
  • 中国の経済成長

『お金で読み解く世界のニュース』を購入したきっかけ

コロナが流行してから本を読む機会が増えてきました。

初めは経済についての書かれている本を中心に読んでいましたが、現代史や冷戦についての本にも興味を持ちその類の本も読むようになりました。

この本は世界の情勢の裏側にある「お金」の問題について詳しく書かれています。

電子書籍の「試し読み」で読んでみると、世界情勢について違った角度から丁寧に書かれているので、分かりやすくてとても読みやすく、興味深い内容でしたので購入しました。

『お金で読み解く世界のニュース』の概要

日々、様々な世界のニュースが飛び込んでいます。

これらのニュースは政治や思想が背景にありますが、その他には必ずと言っていいほど「お金」も関わってきます。

世界のニュースを「お金」を軸にして見てみると、今までとは違った面で世界が見えてきます。

アメリカや中国、ヨーロッパ、中東、日本、世界全体の経済について丁寧に説明されています。

その国の経済の立て直しや、取り組みによってどのように変わっていったかを中心に書かれた本です。

『お金で読み解く世界のニュース』の基本情報

基本情報

『お金で読み解く世界のニュース』の目次

目次

  • 第1章 借金大国アメリカが世界経済を牛耳る理由
  • 第2章 中国の人権問題の裏にある経済問題
  • 第3章 ヨーロッパ・再興への挑戦
  • 第4章 イスラム世界と欧米の経済対立
  • 第5章 なぜ日本の国際的地位は低下したのか?
  • 第6章 世界経済の行方

『お金で読み解く世界のニュース』のYouTube(ユーチューブ)

『お金で読み解く世界のニュース』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。

残念ながら本書を紹介しているYouTubeチャンネルはなかったため、本ブログにて要点をまとめてお伝えできればと思います。

『お金で読み解く世界のニュース』から学んだことの要約とまとめ

『お金で読み解く世界のニュース』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。

私が学んだこと

  • 借金大国のアメリカがなぜ世界の覇権を握っているのか
  • 戦後のアメリカ経済
  • 中国の経済成長

今まで読んだ現代史の本はほとんど「冷戦」が背後にあるような内容でしたが、この本は「お金」を軸にしているので、その国の経済状況やどのように立て直したのか、どのように衰退していったのか、その経緯が書かれています。

一通り読んでみて「このような見方があるのか」と非常に勉強になりました。

何を軸にして見るかによって、問題点がガラっと変わるのだなと思いました。

お金以外にもその国が現在抱えている問題点も説明されているので、とても読みごたえがありました。

借金大国のアメリカがなぜ世界の覇権を握っているのか

世界有数の企業が集結し、株価も長期で見ると右肩上がりなので景気が良いと勝手に思っていましが、実はそうではなかったそうです。

その世界最大の借金他国であるアメリカがなぜ今も世界の覇権を握っているのか。

現在の経済システムやルールは戦後に作られたが、その中心にいるのはアメリカでドルが世界の基軸通貨になっているのは大きいです。

世界で貿易をする際にアメリカドルが使用されます。

貿易の決済のためにドルが必要なので、アメリカのドルは放っておいても世界中から買われる。その為、アメリカの借金が膨れ上がっても経済が破綻しない理由にもなっています。

戦後のアメリカ経済

元々、世界の基軸通貨はイギリスのポンドでしたが、戦後にアメリカが世界の覇権を握りました。

アメリカの国土は農業に適しており、自国民を十分に食べさせたうえで、大量の農産物を世界に輸出できる農業大国でもあった。

その他にも油田や金脈、鉱山があり、世界最大の産油国でもあります。

豊富な資源と豊饒な土壌を持つ世界で最も豊かな国でした。

さらに、第一次世界大戦、第二次世界大戦で本土は被害を受けなかった事、連合国に大量の物資を売りつけたことにより、経済は大きく成長しました。

豊かな国であったアメリカの経済が暗転していった理由は、西ドイツと、日本の経済発展と軍事の拡大です。

その後1971年のニクソンショックがあり1ドル360円だった固定相場が崩れました。

戦後約20年で経済復興をした日本や西ドイツの底力とそれを支援していたアメリカが落ちていくという皮肉な結果になったのだなと思いました。

中国の経済成長

現在、世界経済の中心にいる中国ですが、どのようにしてここまで来たのか気になっていました。

戦後毛沢東による「大躍進政策」や「文化大革命」で国内は大きな混乱になり、その後の社会主義の崩壊などがありましたがどのように立て直したのかが疑問でした。

この本によると1980年代に外国の企業に場所を提供し産業を発展させる。

外国企業の技術やノウハウ、最新の設備も導入されるので、これを機に中国経済は急激に成長していきました。

政治は共産主義でビジネスは自由主義というかたちで進めたことが経済成長につながったと考えられます。

『お金で読み解く世界のニュース』の感想

アメリカや中国以外にも、ヨーロッパのEUについてや、中東問題、日本の経済成長やバブル崩壊、今抱えている社会問題など経済の目線で書かれています。

主に戦後からの経済復興、経済成長について書かれております。

今読んだ「現代史」の本は、ほとんどが東西冷戦というものが背後にあり、それによっていろいろな争いがあったり、社会主義と資本主義による政策の違いなどが書かれていましたが、この本は違った角度から書かれているのでとても面白く読ませていただきました。

『お金で読み解く世界のニュース』の評価や口コミ

他の方が『お金で読み解く世界のニュース』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!

おわりに

この本から学んだことで活かせていける部分はないのですが、ニュースの見方が変わるという事と、また新たに経済や現代史について興味がもてたことが収穫だったかなと思います。

仕事し繋がる事や生活に役立てるという理由ではなく、興味がある分野という事でこの本を購入したので生活や仕事に活かす部分はないですがとても面白く読める本でした。

国内の事だけではなく、アメリカ、中国、ヨーロッパ、中東など全体的に書かれていたのでバランスよく勉強になったかなと思います。

次に読みたいと思っている本は『本質を見抜く「考え方」』です。

物事を深く考えるにはどうしたらよいか。







   

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