埼玉県にお住いの49歳女性(メーカー系(電気・電子・機械系):設計)が2021年3月頃に読んだ『精神科医が見つけた3つの幸福』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『精神科医が見つけた3つの幸福』を購入したきっかけ
樺沢先生は精神科医でもあり、患者さんに寄り添ったアドバイスや励ましの言葉がとても勉強になっておりました。
医者でもあり作家でもある樺沢先生はとてもご多忙だと推測されるのですが、いつも幸せで充実した人生を送っていらっしゃる姿に大変憧れておりました。
誰もが幸せになりたいと思うのは当然のことだと思います。
日々に忙殺されている私もどうしたらそんな人生を送れるのかと「幸せに生きるヒント」をご教授頂きたいと思い購入致しました。
『精神科医が見つけた3つの幸福』の概要
この本は幸せになりたい人に向けての一般的な「幸福論」ではなく、具体的にどの様に行動すれば幸福になれるのかを具体的にアドバイスをする「実用書」であります。
誰もが幸せな人生を送りたいと願うものですが、やり方や順序を間違えてしまうと逆に不幸な人生になってしまうものです。
日本は戦後の復興から先進国の仲間入りをし、豊かで物質的に恵まれているにもかかわらず、うつ病や精神疾患で体調を崩して社会生活を送れない人が近年増加している傾向にあります。
その様にならない為に国内で初めて「予防医療」に尽力されている樺沢紫苑先生の科学的根拠に基づいた最高の人生をつくる方法が書かれた一冊です。
『精神科医が見つけた3つの幸福』の基本情報
基本情報
- 出版社:飛鳥新社
- 著者:樺沢紫苑
- 定価:本体1,500円+税
- 発行年月:2021年03月16日
- ページ数:368ページ
- ISBN:978-4864108232
- 言語:日本語
- 公式サイト:なし
『精神科医が見つけた3つの幸福』の目次
目次
- はじめに 「幸せ」とは何か?
- 第1章 幸福とは、「脳内物質」だった!
- 第2章 「3つの幸福」のイメージを固める
- 第3章 幸せの「4つの性質」を知っておく
- 第4章 セトロニン的幸福を手に入れる7つの方法
- 第5章 オキシトシン的幸福を手に入れる7つの方法
- 第6章 ドーパミン的幸福を手に入れる7つの方法
- 第7章 人生が変わる「お金」「遊び」「食」の習慣
『精神科医が見つけた3つの幸福』のYouTube(ユーチューブ)
『精神科医が見つけた3つの幸福』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「学識サロン」さんが細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。
『精神科医が見つけた3つの幸福』から学んだことの要約とまとめ
『精神科医が見つけた3つの幸福』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 科学的根拠に基づいた幸せな人生の作り方
- 幸せな人生を送る為には3つの幸せホルモンを上手に操作する事が大切
- 「感謝」と「親切」であふれた社会であればもっと生きやすい日本になる
人が幸せでいる為には幸せホルモンの「幸せの3段重理論」が必要であり、優先順位を間違えてはいけません。
まず第1に大切な事は「心と身体の健康」でセロトニン的幸福であり、次に大切な事は「つながり、愛」でオキシトシン的幸福です。
この2つの幸せホルモンで心身を整えた上で、最後に「お金、成功」でドーパミン的幸福を得る事が大切です。
この順番を間違えてしまうと、健康やメンタルを害したり、人間関係を破綻させてしまい逆に不幸になってしまいます。
オキシトシン的幸福はずっと維持できるものですが、ドーパミン的幸福は「もっと、もっと」と欲望が暴走してしまう傾向があります。
その様な状況に陥らない為には「感謝」と「親切」がとても大切な事である事を学ばせて頂きました。
科学的根拠に基づいた幸せな人生の作り方
まずは「健康」である事が一番大切な事です。
健康である為には、「睡眠」「運動」「朝散歩」で心身を整える必要があります。
そこが未達な状態ですと、集中力が下がりミスも増え、生産性も下がります。
そうなると、周囲から怒られる事も増えますし、自己肯定感も下がってしまいます。
感情的にも不安定になり人間関係にも影響してしまいます。
健康ホルモン「セロトニン」を分泌させる心身ともに健康でいる事が大切です。
その次に愛情ホルモン「オキシトシン」そして最後に成功ホルモン「ドーパミン」の順番に積み重ねていくこと大切です。
幸せな人生を送る為には3つの幸せホルモンを上手に操作する事が大切
健康ホルモン「セロトニン」が一番の基礎であり、その次は愛情ホルモン「オキシトシン」、そして最後に成功ホルモン「ドーパミン」の順番です。
仕事で成功し多額のお金を手に入れたとしても、無理が祟って体調不良や精神疾患を引き起こしても幸せにはなれません。
家族や周囲の人を犠牲にして成功したとしても、愛情やつながりを感じる関係性は築けずに孤立した寂しい人生になってしまいます。
ドーパミンには光と闇の2面性があます。
成功は達成感や自己成長という光の側面もありますが、もっと欲しいという欲望や依存性という闇の側面もあります。
日本人は真面目すぎる傾向があり、「成功=幸せ」とドーパミン的幸福を優先しがちな所があります。
ドーパミンをいかに操作して暴走させないかが大切です。
「感謝」と「親切」であふれた社会であればもっと生きやすい日本になる
ドーパミン的幸福は低減してしまう幸せホルモンです。
もっともっとと限りない欲望を求めてしまいがちです。
逆にセロトニンやオキシトシンは低減しない、しにくい幸せホルモンです。
ドーパミンを暴走させない為には、オキシトシン的幸福が抑止力となります。
オキシトシンは他者とのつながりによる幸福であり、今の自分の成功や幸せは周囲によって成り立っているという「感謝」の気持ちと、自分も周囲の人に感謝される存在である為には「親切」に接する事もとても大切です。
相互にその様な関係性が築ける様になれば、幸せな人で溢れる世の中になると思います。
『精神科医が見つけた3つの幸福』の感想
この本の中に「ようやく幸せについて語れる時代がきた」という一節があります。
東日本大震災の未曾有の災害で、家族や友達が無事で生きている事が当たり前ではなくとても有難い事、コロナ大流行で元気に動ける事がこんなにも大切である事にも国民皆が改めて気づかされたのだと痛感しました。
こんな時代だからこそ人々の心に響くのだと思いました。
「健康」「感謝」「親切」でなおかつ「自己実現」ができれば幸福な人生を皆が送れるのだと思いました。
私もその様な存在になれるように過ごしていきたいと思います。
『精神科医が見つけた3つの幸福』の評価や口コミ
他の方が『精神科医が見つけた3つの幸福』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
こちらを読了。樺沢さんの本を読んだのは初めて。3つの脳内物質と幸福の関係について、精神科医の視点から具体的にアプローチされている。凄く面白かった。今後は著者の他の本もぜひ触れてみたいと思います
おすすめの本の紹介:『精神科医が見つけた 3つの幸福』(樺沢紫苑 著) https://t.co/1i3T0jx3p6 pic.twitter.com/HYEkoCSAuI— ぽんたごん (@YokkunPonchan) January 12, 2023
精神科医が見つけた3つの幸福#読了
幸せについて科学的な側面からアプローチしてありとても興味深い内容だった!
「自分にとっての幸せとは?」
真剣に考えたことなかったです!
いいキッカケになる一冊でした〜著者はスープカレーを流行らせた人らしい#読書好きな人と繋がりたい
— オーさん@読書 (@W6kZ3) March 29, 2023
バイブルとなる、1冊の本と出会いました。「精神科医が見つけた3つの幸福」。著者・樺沢紫苑先生(@kabasawa)、飛鳥新社さん(@ASUKA_SHINSHA )出版。脳科学より分析されたメカニズムを、詳しく、分かりやすく解説されています。知りたかったコトが、この1冊で、全て解決できるほど。心の聖書です。 pic.twitter.com/X54xaCD0w0
— 池本香織*Miyabi/雅 (@Kaori__Princess) March 29, 2023
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
幸せな人生を送りたいと頑張っているのに長年精神疾患を患ってしまったり、体調不良になってしまい日常生活すらままならない人が私の周囲にもいらっしゃいます。
どうしてそんな事態に陥ってしまうのかを、様々なケースを取り上げて論理的に解説してくれており、睡眠、運動、朝散歩、ポジティブ3行日記など具体的な改善方法を論理的に解説してくれております。
購入時は自分自身がもっと幸せに生きるには?としか考えておりませんでしたが、周囲で苦しんでいる人への理解が深まった様な気がします。
周囲の接し方もとても大切な事だと思うので今後に生かしていきたいと思います。
次に読みたいと思っている本は『言語化の魔力』です。
アウトプットについて更に学びたいです。