書籍のレビュー

【書評】『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』のレビュー!書籍を読んだ感想は「目標を達成できなかった理由を身に染みて理解することができた」

東京都にお住いの49歳女性(サービズ業)が2022年8月頃に読んだ『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』のレビューをご紹介します。

本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この本から学べるポイント

  • 行動するために必要なのは、「切迫した切実な理由」。
  • 目標を基準に、逆からスケジューリングをする。
  • 人間は、見られていないと行動しない。

『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』を購入したきっかけ

コロナ禍で飲食業を退職後、方向性を転換したいと考えておりました。

ですが、新しく自営業に踏み出すのはなかなか難しく、「これやりたいんだけどなあ。」と考えるだけの時間が何か月も続いていました。

時には自分に「やれることはあるのに、なぜ踏み出さないのか?」といらいらすることもありました。

そんな時、電車の中でこの本の広告が目に入り、自分の弱いところを指摘しているような本だと、無性に気になりました。

帰り道に書店により、そのまま本を購入しました。

『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』の概要

だれでも心の中で「これをやりたい。これをやらなきゃ。」と思っているのに実行できないでいることがあると思います。

それは人生の目標などの大きなことだけでなく、買い物、調べ物、メールの返信、片付けと、小さいことを見始めたら、後回しにする癖のある人には次から次へと浮かんでくるのではないかと思います。

この本には、そんなすぐに行動に移せない人の性格の傾向や、ではどうすればその癖から抜け出せるのか、具体的な考え方や行動方法が書かれています。

『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』の基本情報

基本情報

  • 出版社:文響社
  • 著者:イ・ミンギュ(吉川南 訳)
  • 定価:本体1,520円+税
  • 発行年月:2021年01月14日
  • ページ数:320ページ
  • ISBN:9784866513331
  • 言語:日本語
  • 公式サイト:https://bunkyosha.com/books/9784866513331

『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』の目次

目次

  • 第1章 決心する
  •  01 「成功のイメージ」に逃げ込んではならない
  •  02 かゆくない方の足をかいていないか
  •  03 スケジュールは逆から立てなさい
  •  04 「プランB」があなたを救う
  •  05 「ひそかな誓い」はかなわない
  •  06 変われないのは望んでいないからだ
  • 第2章 実行する
  •  07 ベストタイミングは常に「いま」だ
  •  08 最初の1%の行動に全力を注げ
  •  09 「ふたつの締め切り」をつくりなさい
  •  10 人生は「実験」の連続だ
  •  11 頼んだ人だけが助けてもらえる
  •  12 見られていないと人は動かない
  •  13 大事な仕事の前に雑用をやりたくなる理由
  • 第3章 維持する
  •  14 人はセルフイメージ通りの人間になる
  •  15 人の頼みを断れないのはなぜか
  •  16 掃除をしたければ、家に友達を呼ぼう
  •  17 「効率」と「効果」の違いを知る
  •  18 いかなるときも目標から目をそらさない
  •  19 雨が降るまで雨ごいをしよう
  •  20 教えることは学ぶこと

『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』のYouTube(ユーチューブ)



『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。

「中田敦彦」さんの「YouTube大学」がわかりやすくまとめられていたので、動画で見たい方はおすすめです。

『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』から学んだことの要約とまとめ

『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。

私が学んだこと

  • 行動するために必要なのは、「切迫した切実な理由」。
  • 目標を基準に、逆からスケジューリングをする。
  • 人間は、見られていないと行動しない。

この本で一番勉強になったことは、「実行力は資質でなくて技術だ。」ということです。

わたしは行動できる人というのは、もともとアクティブな性格の人なのだと思っていました。

ですが、この本を読むと、行動力は段階を踏んで身に付ければ手に入る技術だということがわかり、とても驚きました。

そして技術を身につけやすくするには、その行動をする切実な理由、スケジューリング、意思を公開することが大切だと教えてくれます。

具体的な方法をあげて教えてくれるので、だれでも考え方を切り替えやすいと思います。

行動するために必要なのは、「切迫した切実な理由」。

わたしたちが、なぜ行動を先のばしにしてしまうかというと、現実がそれほど切迫していないからです。

行動できる技術を身につけるためには、現状を抜け出さなくてはならない切迫した理由と、目標を絶対に達成しないといけない切実な理由の2つが必要です。

ひとつ目標を思いついたら、達成できずに現状が続いたらなにがどんなに苦しいのかを考えます。

そして、達成したらどんなにいいことが起きるのか、そのおかげでどんないいことが一緒に手に入るのかを想像すると、大きなモチベーションとなります。

現状を続けていたらどんなにつらいかという問題を、見て見ぬふりをする癖のある人は、直面しなくてはと感じるでしょう。

目標を基準に、逆からスケジューリングをする。

TODOリストなどを手帳に書いて、目標をこなそうとしている人は多いと思いますが、わたしも含め、「今できることをやろう。」という「順行スケジューリング」癖のある人は、あまりその効果を感じることができないと思います。

スケジュールは、大きな目標を先に設定する「逆算スケジューリング」をして、今日すべきことを考えるのが良い方法です。

たとえば10年後にお店をオープンするのならば、10年後までの限られた時間で、今年のうちにやっておかなくては間に合わないこと、ひいては今日やっておくことがおのずと決定できるようになり、選択肢が狭くなるので迷うことがなくなります。

これは成功している経営者の多くが実行している方法なのだそうです。

人間は、見られていないと行動しない。

大きな夢を心に秘めている人は多いと思いますが、目標を現実化するには、「公開する」ことが大切です。

すなわち口に出して人に話すということです。

人間には「口にしたことに最後まで責任を持とう。」という習性があるため、「口に出したのにできなかったらどうしよう。」という思いから、夢を口に出せないのです。

これを乗り越えるためには、とにかくどんどん口に出して公開することです。

できるだけ多くの人に言うことで、自然とそれにみあう行動をとるようになり、目標の実行率は飛躍的にアップします。

これは心理学的にも裏付けられており、多くの成功者が実行している方法でもあります。

『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』の感想

この本に直感的に惹かれて購入したものの、この書籍の文面は少し厳しめで、自分の情けないところを直面する作業に、正直なところ途中で逃げ出しそうになりました。

ですが、「これは自分に必要なものだと思う。」という根拠のない思いから、最後まで読み切りました。

読み終えてなるほど納得、自分が行動できなかった理由、長い年月、頑張ってきた割には目標を達成できなかった理由を身に染みて理解することができました。

そしてこの本の内容以上に、自分がそういう行動をし始めた理由まで考え及ぶようになり、「あの経験がそうさせているんだな。」と自分を理解するきっかけにもなりました。

この本は、弱さに直面することは少しきついですが、「だれでも行動できる側の人間になれる。」ということを教えてくれる心強い本だと思います。

『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』の評価や口コミ

他の方が『「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!

おわりに

この本を読んでから、できることをやっていたスケジューリングから、まずは大きな目標を考え、今しなくては間に合わないことを考えるスケジューリングへと変わりました。

まだ読んでから数カ月なのですが、年齢的に残りの時間で大きな目標をクリアするには、今これぐらいはできていないとだめだと考えるようになりました。

そのため、今まで大きな壁だと思って先のばしにしていたものを「恐れている場合じゃない。」と、ハードルを下げて考えられるようになったと思います。

実際に、数ヵ月取り組めずにいたものにチャレンジし、少しずつですが前に進み始めています。

考えを変えてくれたこの書籍に感謝しています。

これからも時々見直して、カツを入れ直そうと思っています。

次に読みたいと思っている本は、現在は特にありません。

イ・ミンギュ先生の書籍は少し興味があります。

特にありませんが、「自分もできる側に入れる」と思いたいですね。







   

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