映画のレビュー

【ネタバレ注意】映画『ローマの休日』のレビュー!映画を見た感想は「忘れられない大切な時間」

神奈川県にお住いの53歳女性(メーカー系(電気・電子・機械系):経理・人事・総務等全般)が2022年5月頃に「テレビ」で見た映画『ローマの休日』のレビューをご紹介します。

映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この映画の見どころ

  • 長い髪をバッサリ切って、軽やかになった自分をキラキラした表情で満足している姿
  • ローマ「真実の口」に記者が手を抜けなくなるいたずらに、一瞬の怒りと安堵感が交差するシーン
  • 車上で別れの言葉を告げ、アン女王は振り返らず、また記者も追いかけることなく、そのまま別れるシーン

映画『ローマの休日』を見ようと思ったきっかけ

両親が若かりし頃に大きな影響を受けたこの映画の話を何度が聞くうちに、「そこまで印象深い映画ってどういうもの何だろう?」と不思議に思ったからです。

自分が学生の頃(数十年前)に映画館で観に行った記憶が蘇り、「あの頃に自分が受けたキラキラした感覚を、今の自分はどう感じのかな。」とふと思い、自宅のテレビで非常に懐かしい気持ちで観ました。

父親は、主役のオードリーヘップバーンが自由にローマを飛び回るキュートな姿が印象深いと言っていました。

また若いころの母親の写真を見ると、ヘップバーンカットをしている姿が映っており、「まさかこんなに影響受けているとは・・・」と驚いたくらいです。

自分が学生の頃は、娯楽もそれなりに有り、何かに大きく拘束されているということも全くなく、自由をそれなりに享受していた環境・時代でした。

そのため、自分がやりたいことを思うように行動することが出来ないアン女王の苦しみや、それから解放された僅か1日の自由な「ローマの休日」の時間がどれほど人生にインパクトを与えたか等、その時はハッキリ認識できませんでした。

映画『ローマの休日』の内容

王室の責務として、周囲が決めたスケジュールに従い、周囲が用意した発言内容を述べるという社交的儀礼の中で生きているアン女王。

毎日が息苦しさ・閉塞感でいっぱいで、庶民が暮らしているありふれた日常に憧れをもっていました。

とうとうある日、宮殿を自ら抜け出して、たった1日というわずかな時間ではあったものの、ローマで気の赴くまま自分のやりたかった些細なことを自由にできることになりました。

案内・サポート役の記者との出会いにより、些細な日常生活がより一層キラキラと輝き、感動的で新鮮なものとしてアン女王の心に刻み込まれ、生涯忘れることの出来ない大切な時間となりました。

そのことを、映画のラストシーンである公的な記者会見の場で、社交儀礼的な言葉を用いつつも、その記者に対して(個人的な)感謝を伝え、双方にとって忘れられない時間となりました

映画『ローマの休日』の作品情報

作品情報

  • 監督:ウィリアム・ワイラー
  • 脚本:ダルトン・トランボ/イアン・マクレラン・ハンター/ジョン・ダイトン(英語版)
  • 原案:ダルトン・トランボ
  • キャスト/出演者:
    • グレゴリー・ペック
    • オードリー・ヘプバーン
    • エディ・アルバート
  • 主題歌:‐
  • 日本公開日:1954年4月21日
  • 上映時間:118分
  • 公式サイト:https://paramount.jp/roman-holiday/

映画『ローマの休日』のあらすじ

ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるアン王女は、欧州各国を親善旅行で訪れていた。ローマでも公務を無難にこなしていくアン。だが実は、彼女はこれまでのハードスケジュールで疲れやストレスが溜まっていた。主治医に鎮静剤を投与されるものの、気の高ぶりからか逆に目が冴えてしまった彼女は、こっそり夜のローマの街へ繰り出すことに。やがて、薬が効いてくるとベンチで寝入ってしまうアン。そこへ偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者ジョーは、彼女を一国の王女であることも知らずに自分のアパートで休ませるのだが...。

映画『ローマの休日』の予告編

映画『ローマの休日』の見どころをネタバレ覚悟で解説

私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ローマの休日』の見どころは大きく3つです。

この映画の見どころ

  • 長い髪をバッサリ切って、軽やかになった自分をキラキラした表情で満足している姿
  • ローマ「真実の口」に記者が手を抜けなくなるいたずらに、一瞬の怒りと安堵感が交差するシーン
  • 車上で別れの言葉を告げ、アン女王は振り返らず、また記者も追いかけることなく、そのまま別れるシーン

長い髪をバッサリ切って、軽やかになった自分をキラキラした表情で満足している姿

長い髪もそれはそれで美しいのですが、アン女王は今までチャレンジすることが出来なかった短い髪にするために小さな美容師に入りました。

美容師に何度も「本当に切ってよいのか?」と聞かれても戸惑うことなく、バッサリ髪を切ることにしました。

出来上がったショートカットのアン女王は、彼女の小さな望みの1つが叶った喜びに溢れ、その彼女の内面と外面の美しさで映像が輝き、ヘップバーンカットとして全世界中の人達の心に深く刻み込まれた場面です。

ローマ「真実の口」に記者が手を抜けなくなるいたずらに、一瞬の怒りと安堵感が交差するシーン

嘘や偽りの心を持つ人がこの「真実の口」に手を入れると、手が抜けなくなる、手が噛みちぎられるという言い伝えを記者がアン女王にします。

少々不安がるアン女王の目の前で、そっと真実の口に手を入れて暫く静かな時間が過ぎた時、突然(ちょっとしたいたずら心で)手が抜けなくなって慌てふためく素振りを演じます。

それを信じたアン女王が何とか手を引き抜こうと助けるが、あっさり手が抜けて嘘だったことが分かり、一瞬の怒りと安堵感が交差して泣き出してしまう場面。

車上で別れの言葉を告げ、アン女王は振り返らず、また記者も追いかけることなく、そのまま別れるシーン

王室の責務を担う継承者としての現実へ戻ることをアン女王は決意し、車上でそれぞれ違う立場・人生を歩むことになる別れの場面です。

まさかの偶然で出会い、アン女王が夢見ていた「小さな自由、自分がやってみたかった些細な日常生活」を一緒に楽しんでくれた記者。

想像以上の感動的で新鮮な時間を共有した記者との間に恋心が芽生えつつも、心の中にしまったまま別れの時が近づきます。

お互い振り返らず、また昨日までの現実を歩み始めるという、もの寂しい余韻が漂っている場面でした。

映画『ローマの休日』を見終わった感想

アン女王が小さな望みを叶えてキラキラに輝いている姿は、観ているこちらの心にも入り込み、楽しくワクワクした気持ちになりました。

髪を切り、今までとは全く別人のようなハツラツと輝くしぐさ、広場でおいしそうにジェラートを食べる場面、二人乗りのオートバイでローマ中を駆け抜ける等々。

ありふれて普段何とも思わない日常生活も、見方を変えれば多くの感謝や感動が散りばめられているということに気づかされました。

たった1日ですが、このローマでの時間は、アン女王・記者双方にとって生涯忘れることが出来ない貴重な時間だったと思いますし、世代を超えて多くの人達の心に刻まれる映画って凄いなと改めて感じました。

映画『ローマの休日』で印象に残った名言

私が映画『ローマの休日』を見て特に印象に残った名言です。

「アン女王」のセリフ

私が生きている限り、ここローマでの思い出を生涯大切にすることでしょう

映画『ローマの休日』の評価や口コミ

他の方が映画『ローマの休日』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

おわりに

私が映画『ローマの休日』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。

次に見たいと思っている映画は『ゴースト ニューヨークの幻』です。

CMで見たショートカットのデミ・ムーアが非常に魅力的で、見えない彼氏の思いを感じながら流す涙はとても印象深く綺麗でした。







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