群馬県にお住いの35歳男性(サービス系:調理師)が2022年6月頃に「Kindle」で見た漫画『あさひなぐ(11巻)』のレビューをご紹介します。
漫画を見た感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、『あさひなぐ(11巻)』の内容を知りたい方は参考にしてください。
目次
漫画『あさひなぐ(11巻)』のあらすじ
旭、今飛躍の瞬間――――!!
「私、勝ちます。」
強豪・愛山高校との代表選に臨む、旭。
自分が負ければ、チームが負ける――――
かつてない重圧の中、
ついに旭の積み重ねてきたものが、花開く!!!!!!!!!
漫画『あさひなぐ(11巻)』の内容
合宿の締めくくりとしての交流試合が主になります。
愛山戦で「孵化しそうな卵があったら見届けたくなる」という理由で代表戦に選出された主人公である東島旭。
本人ですら予想出来なかった人選のなか始まる代表戦。
試合開始直後は混乱し劣勢でしたが、落ち着きを取り戻し自分には出来る事を知っていた旭の遠間を切っての面。
会場にいる全ての観客を裏切っての一本勝ち。
1巻の素人だったころからここまで積み重ねてきた全ての努力が開花する瞬間です。
漫画『あさひなぐ(11)話』の読みどころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい漫画『あさひなぐ(11巻)』の読みどころは大きく3つです。
主人公の代表戦選出
誰もがエースである真春が代表戦にでると思っているなか、監督であるやすこの意外な指名。
「勝つ為なら真春」と真春を選ぶのが当たり前という考えと、「孵化しそうな卵があれば見届けたくなる」という考えの間での葛藤を経ての旭の選出。
やすこ自身も「私は頭がおかしくなったのか」と自問自答するほど意外な選出に会場もざわつきます。
キャプテンの野上は「あの子が代表戦のプレッシャーに耐えられるわけない、許せない」と怒りすら覚えています。
主人公の一本勝ち
本人も混乱するなか始まった代表戦。
流れなど掴めるはずもなく足元が崩れて落ちていくようなふわふわした感覚に落ち入ります。
完全に自分を見失うなか防具が壊れるというアクシデントに見舞われ交換するハメに。
「どうして私はいつもこうなんだろう?」
と泣きそうになる旭ですが監督のやすこの
「日頃のどんな努力も才能もこの線な内側(コート)には入れない。持って行けるのは自分の心と体だけ。弱ささえ置いて行ける。」
という言葉で冷静さを取り戻します
そこからは自分自身を信じた試合運びが出来るようになり、最期は遠間を切っての面での一本勝ち。
主人公が初めて「才能」を褒められる
今まで自分には「才能」と呼ばれる物は何一つないと思ってきた旭ですが、初めて「才能」というものを褒められた事にいまいちピンと来ず、むしろあまり嬉しくないとすら感じてしまいます。
ですがその時チームメイトの八十村に
「才能なんていうあやふやなものじゃない。コイツはそれだけの稽古をしてきた。それだけのこと。」
と言われて涙ながらに「この勝利は決して才能ではなく自分達が積み重ねてようやく届いた確かなもの」と自覚します。
漫画『あさひなぐ(11巻)』を読み終わった感想
交流試合での愛山戦からのスタート。
試合自体は一進一退の引き分けからの代表戦。
旭の代表戦選出も驚きですが、それ以上にやすこの「孵化しそうな卵は見届けたくなる」という言葉に胸が踊ります。
そして実際に孵化してみせる旭。
スポーツ経験者でなくとも熱くならずにはいれないと思います。
そして初めて「才能」を褒められた旭はこの勝利は才能ではなく積み重ねてようやくとどいたものと考えるのですが、旭の才能を感じさせる描写もありそれがなんなのか先が気になります。
漫画『あさひなぐ(11巻)』で印象に残った名言
私が漫画『あさひなぐ(11巻)』を読んで特に印象に残った名言です。
「やすこ」のセリフ
日頃のどんな努力も才能もこの線な内側(コート)には入れない。持って行けるのは自分の心と体だけ。弱ささえ置いて行ける。
おわりに
私が漫画『あさひなぐ(11巻)』を読んだ感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ読んでください。
ほかに読みたいと思っている漫画は『税金で買った本』です。
図書館が舞台の漫画で図書館の裏側や仕組みをコメディタッチで解説してくれる作品で面白そうです。