東京都にお住まいの39歳男性(フリーランス)が2022年8月頃にブルーレイディスクで視聴した映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』のレビューをご紹介します。
映画の感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を観る前にその面白さを知りたい方や、評価や口コミが気になる方は参考にしてください。
目次
映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』を見ようと思ったきっかけ
2022年8月に、長年ルパン三世の次元大介の声を担当されていた小林清志氏が逝去されました。
筆者はルパン三世の登場人物の中では次元大介が一番好きです。
ルパン三世を知ったのは、筆者が小学生の頃でした。
お調子者のルパンとは違い、一匹狼で冷めた人物ですが、最高の相棒です。
2021年までルパン三世の声優陣の中で、唯一初代から引き続き演じてくださっていた方です。
その活躍をもう一度見たくて、今回視聴することを決意したのがきっかけです。
映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』の内容
今回のルパンの獲物は、ズフ国の漂流島に眠る財宝です。
その財宝を巡ってズフ国を支配する独裁者である首狩り将軍とその腹心の部下、国家警察長官クライシスが率いるズフ国の軍隊と対決するストーリーです。
この作品は、「カリオストロの城」や「くたばれ!ノストラダムス」といった過去のルパン三世映画作品と比較して、戦闘シーンが多く描かれています。
序盤では、ルパン一味と首狩り将軍の一派、そしてルパンの逮捕を目指す銭形警部がストーリーに関与します。
物語の中盤からは、前国王の息子であるパニシュが率いるレジスタンスも加わり、物語が一層盛り上がります。
終盤では、首狩り将軍との対決やすべての謎が明らかになる場面が描かれます。
作品情報
- ジャンル:アクション
- 製作国:日本
- 製作年:1996
- 公開年月日:1996年4月20日
- 上映時間:97分
- 製作会社:「ルパン三世」製作委員会(日本テレビ放送網=バップ=日本テレビ)
- 配給:東宝
映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』の見どころをネタバレ覚悟で解説
映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』の見どころは大きく3つに分類できます。
この映画の見どころ
- 戦闘重視のルパン三世
- 物語のもう一組主役、パニシュとオーリ
- 首狩り将軍
戦闘重視のルパン三世
ルパン三世の映画作品の中では、「カリオストロの城」「くたばれノストラダムス」と比較すると、本作は戦闘重視の作品です。
序盤からルパン一味と首狩り将軍が率いる軍隊の戦闘が始まります。
また、中盤では首狩り将軍の配下、クライシスに指名手配され、賞金首となったルパンと賞金稼ぎの戦い、パニシュ率いるレジスタンスが首狩り将軍の軍隊と戦うシーン、終盤でのルパン一味と首狩り将軍との戦闘など、戦闘シーンが多く描かれています。
物語のもう一組主役、パニシュとオーリ
物語の中盤から現れるのは、前国王の息子で王子のパニシュです。
彼は首狩り将軍によるクーデターのあと、クライシスに処刑されたとされていますが、実際には影武者が処刑され、彼自身は生きていました。
これを彼が電波ジャックした際の演説で明かし、レジスタンスを率いて首狩り将軍を打倒し、国民に自由を取り戻すことを宣言します。
また、本作のヒロインで、現在はクライシスに従う国家警察の秘密工作員、オーリ(オーリエンダー)とは恋仲です。
物語の中盤は、この二人を中心に進行します。
終盤には、漂流島で首狩り将軍が語る財宝の秘密とその正体が明らかになる点が見どころです。
首狩り将軍
今回の敵、首狩り将軍はズフ国を支配する独裁者です。
彼の声優は、「機動戦士ガンダム」のギレン・ザビや「北斗の拳」のサウザー役の銀河万丈氏が務めており、独裁者役も見事に演じています。
無能な部下は自分のナイフで容赦なく斬首し、処刑してしまいます。
このような残虐な描写はルパン三世シリーズとしては珍しいです。
終盤、漂流島でルパンと戦闘しますが、ルパンを圧倒的な力で追い詰めます。
しかし、ルパンの奇策から放たれた銃弾が頭部を撃ち抜きます。
ですが、実は彼は生きており、再びルパンたちの前に姿を現します。
しかし、今度こそルパン一味の一斉攻撃により絶命し、自身がナノマシンで動いていた金であることが衝撃の真実として明らかになります。
映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』を見終わった感想
今回のルパン三世では戦闘シーンが多く、特に斬首されたり胴体を真っ二つにされたりといった残虐な描写もあるため、戦うルパン一味が好きな人にオススメです。
物語の中盤に登場するパニシュが物語の鍵となる人物で、中盤はパニシュとオーリが中心となり物語が進みます。
終盤の漂流島での戦いは特に面白く、ルパンは首狩り将軍と戦い、他の仲間たちは変幻自在のナノマシンと戦います。
首狩り将軍の戦闘力には驚かされますし、ナノマシンとはまともに戦っても勝ち目がない相手なので、非常に面白いアイデアだと思います。
本作は戦闘重視のルパン好きには最高です。
映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』で印象に残った名言
映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』で特に印象に残った名言についてご紹介します。
「首狩り将軍」のセリフ
役立たぬ部下を生かしておくほど、私はお人好しではありません!
映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』の評価や口コミ
他の方が映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』の監督は当初、岡本喜八にオファーがあったという。ルパンに影響を与えた『殺人狂時代』の監督のルパンがどんなものだったのか今では知る由もないけど、最終的に監督を務めた原作者モンキー・パンチは、のちに岡本のルパンを見たかったと語っている。僕も見たかった。 pic.twitter.com/eEjAcBi4ao
— さすらいの用心棒 (@sasuraisanjuro) November 28, 2020
4月11日『ルパン三世』原作者 モンキー・パンチ先生がご逝去されました。
生前は多くの魅力的なキャラクターを生み出し、映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』ではアニメーション監督としてもご活躍いただきました。
謹んで哀悼の意を表すとともに感謝を申し上げます。
ありがとうございました。合掌— LUPIN THE ⅢRDシリーズ 公式 (@lupin3_series) April 16, 2019
「モンキー・パンチは宮崎ルパンを嫌っていた」と言われることがあるけど、それは誤解で否定ではなく、「宮崎駿にしか描けないもの」として認めていた。
一方、「カリ城」以後、ルパンの演出が宮崎ルパン系ばかりなのは苦言を呈している。↓映画「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」公開時のインタビュー pic.twitter.com/KvUWDdVHuJ
— あずきとぎ (@azukitogi19) May 7, 2020
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
映画『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』についての感想や見どころをネタバレ覚悟で解説いたしました。
面白いと感じた方はぜひご覧ください。