兵庫県にお住いの49歳女性から2021年4月頃に購入されたエプソン PX-105プリンターを実際に使ってみたレビューをご紹介します。
目次
プリンターを欲しいと思ったきっかけ
アイロンプリントでメタリック印刷ができるクイックアート社の「パウダープリントシート」を利用して、Tシャツやグのぼりなどのオリジナルグッズを作ってみたいと思い立ち、顔料インクのプリンターが必要になったため、セカンドマシンとして購入しました。
既に家にはプリンタ(ブラザー製)があったため、多くの機能は望まず、ひたすら安価なモデルで店頭に在庫があり、すぐに入手できるものを探したところ、この機種が見つかりました。
プリンターの候補にあがっていたもの
既に一台プリンタを所有しているため、セカンドマシンとして多くのオプションは必要としていなかったので、価格の安さを最優先にしました。
複合機としての機能のないコンパクトなモデル、そして色は目立たないブラックを探しました。
また、候補に挙げていた機種はネットではなかなか在庫がなく、すぐ入手できるものが少なかったので、たまたま店頭にあった家電量販店で購入したのですが、在庫があった事が決定打です。
エプソン ビジネスプリンター PX-105
エプソン インクジェット複合機 カラリオ EW-052A
Canon インクジェット複合機 PIXUS TS3330
エプソン PX-105プリンターに決めた理由
クイックアート社のアイロンプリント『パウダープリント』のメタリック印刷を使って、Tシャツやのぼりなどのオリジナルグッズを作りたいと考え、そのためには顔料インクタイプのプリンタが必要でした。
うちに既にプリンタは1台あり、他の用途(写真の印刷、スキャナ、コピーなど)はそちらで事足りていたので、新しく買うものには多くの機能は求めず、価格が安くコンパクトで店頭に在庫があり、すぐに入手可能であったこの機種に決めました。
エプソン PX-105プリンターのスペック
スペック
- 最高プリント解像度(dpi):5,760×1,440dpi
- インク色数:4色、独立型インク
- 印刷可能用紙サイズ:リアASF:L判/2L判/KG/ハイビジョン/六切/A6縦~A4縦/レター/リーガル、ユーザー定義サイズ:幅89.0~215.9mm×長さ127.0~1,117.6mm、用紙厚:普通紙 0.08~0.11mm、純正プリンター用紙 最大0.30mm、ハガキ、往復ハガキ、洋形封筒1号~4号、長形封筒3号/4号
- 給紙可能枚数(最大):リアASF:普通紙:A4最大120枚(75g/m2普通紙使用時)、ハガキ:最大30枚、写真用紙:最大20枚
- 自動両面印刷:非対応
- DVD/CDレーベルプリント:非対応
- USB接続:○
- 有線ネットワーク接続:100BASE-TX/10BASE-T
- 無線ネットワーク接続:IEEE802.11b/g/n
- カラー液晶モニタ:無
- Windows対応:Windows 7/Vista/XP/Server 2008 R2/Server 2008/Server 2003
- Macintosh対応:Mac OS X 10.5.8~
- 外形寸法(本体のみ:W×D×H):92×530×296mm
- 本体重量(本体のみ):3.3kg
- スキャナ機能:無
- コピー機能:無
- ファクス機能:無
- 公式サイト:https://www.epson.jp/products/bizprinter/px105/
私は新品で購入しましたので、価格は9200円でした。
エプソン PX-105プリンターを実際に使ってみた
クイックアート社の『パウダープリントシート』に下絵をプリントするのに利用しており、プリントシートでイベントやライブ用のTシャツやのぼりを作成しています。
顔料インクは耐水性でにじみの少ないしっかりとした仕上がりのため、うちわやボードなどの印刷にも適していますし、変色しにくいとのことでしたので、黒一色の文書の印刷にも使用しています。
逆に光沢はあまりないため、写真などをプリントするときにはもう一台ある染料インクを使用しています。
使ってみて気に入っているところ
とにかくシンプルで、最低限な機能しかありませんが、それ以上は最初から求めていなかったので、十分機能しています。
主な用途はアイロンプリントシート作成で、よい作品が問題なく作れていますし、その他にもポップなどのぺったりとした色合いのシンプルな印刷物にはとても適しているので、ライブに使用するうちわやボードもプリントしています。
耐水性であるのも魅力で、はがき作成や重要書類のプリントアウトにも重宝しそうです。
こんな方にはおすすめしたい
- CDレーベルはプリントしない
- 耐水性が欲しい
- 変色・退色させたくない
- コピー機能は必要ない
- スキャナ機能は必要ない
使ってみて気に入らなかったところ
最初のWi-Fi接続設定に使用するUSBコードが標準で付属していなかったため、第一段階からつまづき、また、設定が思ったより手間取りヘルプデスクに電話したのですが、対応はお粗末で問題解決に至らず、自力で対応しました。
小型な割に動作時の音や振動はかなりありますので、深夜の作業ははばかられます。
せっかく耐水性・保存性に優れているので、CDやDVDのレーベルがプリントできればよかったのですが、それはできませんでした。
こんな方にはおすすめしない
- コピー機能が必要
- スキャナ機能が必要
- 写真など光沢のあるものを印刷する人
- 丈夫で安定感のあるマシンが欲しい人
- CDやDVDのレーベルを印刷したい人
エプソン PX-105プリンター購入後の生活
クイックアート社の『パウダープリントシート』が作成できるようになり、Tシャツ、着物の帯、ボディペイント、プラバンなど幅広く物作りを楽しめるようになりました。
できた作品は、イベントやライブのほか、日用品の装飾にも使用しています。
これまでは染料インクのプリンタだけを使用していたのですが、この顔料インクプリンタを導入したことで、写真→染料インク、耐水・保管→顔料インクと用途に応じて使い分けられるようになりました。