埼玉県にお住まいの54歳女性(サービス系:給仕)が2022年9月頃に「映画館」で鑑賞した映画『ヘルドッグス』のレビューをご紹介いたします。
映画の感想や見どころをネタバレ覚悟で解説していますので、映画を鑑賞する前に面白さを知りたい方や、評価や口コミが気になる方は参考にしてください。
目次
映画『ヘルドッグス』を見ようと思ったきっかけ
もともとドラマ・映画「SP」の頃から岡田准一さんのアクションの素晴らしさに惚れ込んでいました。
それに加えて、彼の一層磨き上げられたシャープな身体の動きと、自らアクションコーディネーターも務める彼の活躍を見るのは、まさに見逃せません。
さらに、原田真人監督との指令眞人監督との「燃えよ剣」で見せた素晴らしいコンビネーションが持つ、観る前から高まる期待感もありました。
それだけでなく、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の北条泰時などを演じて、癒し系の俳優と認識されていた坂口健太郎さんが、"制御不能のサイコボーイ"という役柄でどのような演技を見せるのか、非常に楽しみにしていました。
映画『ヘルドッグス』の内容
大切な人を殺された元警察官、兼高(岡田准一)はその復讐を誓い、警察の密命を帯びて関東最大の暴力団組織、東鞘会(とうしょうかい)に潜入します。
そこで彼は瞬く間にのし上がり、暗躍していました。
彼を慕う殺し屋の室岡(坂口健太郎)は、悲惨な幼少期の体験から人間として様々なことが壊れていましたが、その凶暴性と兼高に次ぐ戦闘の能力で周囲を圧倒していました。
しかし兼高の真の目的は、東鞘会のトップである十朱が持つ秘密ファイルの情報にありました。
その情報は日本警察を根本から揺さぶるような内容でした。
作品情報
- ジャンル:任侠・アウトロー、バイオレンス、サスペンス・ミステリー、ドラマ
- 製作国:日本
- 製作年:2022年
- 公開年月日:2022年9月16日
- 上映時間:138分
- 製作会社:「ヘルドッグス」製作委員会(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、東映、エイベックス・ピクチャーズ、ジェイ・ストーム)(製作プロダクション:アークエンタテインメント)
- 配給:東映、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 公式サイト:https://www.helldogs.jp/
映画『ヘルドッグス』の見どころをネタバレ覚悟で解説
映画『ヘルドッグス』の見どころをネタバレ覚悟で解説します。
大きな見どころは3つです。
この映画の見どころ
- とにかく岡田准一さんのアクション。
演じる側としても、アクションコーディネーターとしても、申し分のない迫力。
- 坂口健太郎さんのキレのある演技とアクションの激しさ。
新境地開拓と言っても良いレベル。
- 原田眞人監督と、酒匂芳さんや田中美央さんら原田組ともいえる個性豊かな役者たちによる強烈な演技。
クセになる面白さ。
とにかく岡田准一さんのアクション。演じる側としても、アクションコーディネーターとしても、申し分のない迫力。
かつて交番勤務だった真面目な警察官、兼高(岡田准一)が、復讐の鬼となった理由が描かれています。
そのシーンは切なくて哀しいです。
現在の彼がまるで隠者のような生活を送りながら社会から隔絶した世界で暗躍する様子は、堕ちていて、目的を持って暴走するようで、強烈な迫力があります。
そんな兼高が、自分を慕う室岡(坂口健太郎)と共にトレーニングしたり、敵対勢力を制圧するシーンは、ある意味でとても楽しく見えるため、ファンとしてはたまらないです。
坂口健太郎さんのキレのある演技とアクションの激しさ。新境地開拓と言っても良いレベル。
原田組のキャスティングはどの作品でも毎回素晴らしいです。
「検察側の罪人」や「燃えよ剣」で活躍した酒匂芳さん、田中美央さんら原田組のおじさん世代の俳優たちがすばらしい演技を見せています。
ミュージカルの第一人者、吉原光男さんや美貌のミュージシャン、MIYAVIなど、予想外のキャスティングが盛り込まれています。
皆が個性的で、クセの強い演技を披露していますが、不思議と調和が生まれて物語は進行します。
それがとても面白いです。
原田眞人監督と、酒匂芳さんや田中美央さんら原田組ともいえる個性豊かな役者たちによる強烈な演技。クセになる面白さ。
意外なダークホースは大竹しのぶさん演じるマッサージ師、典子先生です。
典子はかつて、東鞘会に息子を殺され、恨みを抱いています。
復讐のために兼高たち警察に協力しています。
「マッサージが趣味」という兼高が典子の経営するサロンを訪れ、警察との情報交換を行っています。
その手腕でヤクザ組織の籠絡に成功し、ついには息子の真の敵を見つけます。
大竹しのぶさんの驚くべき表情と演技は見逃せません。
映画『ヘルドッグス』の感想
原作を知る人も、全く予備知識がない人も、138分間存分に楽しむことができます。
原田眞人監督の作品は何と言っても男性的な雰囲気が際立ちますが、その中に輝き、毒を持った女性キャラクターが登場します。
今回のヒロインは間違いなく典子先生、つまり大竹しのぶさんでした。
そして、「サイコボーイ」の呼び名で紹介されていた室岡役の坂口健太郎さんが見せる新たな魅力とアクションシーン、「相性98パーセントの狂犬コンビ」を自称する岡田准一さんとのコンビネーションは見事でした。
シリアスなシーンと、思わず「え、そこで?」と驚きながらも笑ってしまう展開の波状攻撃...これがこの映画の魅力だと思います。
映画『ヘルドッグス』で印象に残った名言
映画『ヘルドッグス』で私が特に印象に残った名言を紹介します。
「兼高」のセリフ
マッドドッグで始まり、ヘルドッグで終わる。
映画『ヘルドッグス』の評価や口コミ
他の方が映画『ヘルドッグス』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
『ヘルドッグス』
海羽さん大好物の、潜入捜査官、殺し屋、ヤクザ、が揃うバイオレンス・ノワール。岡田准一の「殺すぞオーラ」と「お前ガチの格闘家だよな?」とツッコミを入れたくなるアクションはお見事でした。ぷっつんサイコパスの坂口健太郎、悪役が板についたMIYAVIも健闘してましたよ😊 pic.twitter.com/mHdtiNcWyr— 海羽 ☆umihane映画☆ (@umihane_sae) November 26, 2023
『ヘルドッグス /HELL DOGS: IN THE HOUSE OF BAMBOO』
"マッドドッグで始まってヘルドックで終わる"
10年前に知り合ったばかりの女子高生を殺され復讐を果たした元警官の男が関東最大のヤクザ組織に潜入捜査官として入り無軌道な相棒と組み、腕っぷしと工作で壊滅に追い込むクライムアクション— オトガイ (ヨッシー) 日常&映画感想 (@Judgement1997) November 25, 2023
『ヘルドッグス』観た。原田眞人監督の映画はボソボソで早い台詞回しで個人的には聞き取りにくいので雰囲気で何となく話を察しで観ることが多いんだけど、熊沢役の吉原光夫さんがやたらめったら歌上手いと思ったら劇団四季出身の方でした。キャラ立ちしてる人が多かったのは好き。特にリーゼント。 pic.twitter.com/D009hYV53K
— Michi(低浮上気味) (@Crazyp0pgun) November 19, 2023
「ヘルドッグス」鑑賞
岡田准一のアクションが凄いし
坂口健太郎のサイコパス感も良くて楽しめる映画でした。個人的な意見だけど
岡田准一と三元雅芸が戦ってるところが観たかった。
ちょい役なのが残念…#映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/QhVC3v9kTm— 雨 (@ame_to_kasa123) November 19, 2023
最近空いてる時間にまた映画観るようになったんだけど直近で観た邦画三作品
「ヘルドッグス」
「浅草キッド」
「ヤクザと家族」
どれも素晴らしかった。 pic.twitter.com/6ij0tVtHtY— ウォンカチョ (@Bicj4_sw) November 23, 2023
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
映画『ヘルドッグス』の感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきました。
それが「面白い」と感じられた方はぜひご覧いただくことをお勧めします。
次に視聴する予定の映画は『ある男』という作品です。
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