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書籍のレビュー

【書評】『はだしのゲンわたしの遺書』のレビュー|書籍を読んだ感想は「はだしのゲンの作者が語る原爆のリアル」

兵庫県にお住まいの66歳の男性(流通・小売系:通信販売業)が2022年4月頃に読まれた『はだしのゲンわたしの遺書』についてのレビューをご紹介します。

本書の概要や内容をわかりやすく要約し、まとめていますので、書籍から学んだことや感想、評価や口コミが気になる方は参考にしてください。

この本から学べるポイント

  • 原爆が投下された8月6日の広島
  • 敗戦後の広島の生活
  • 作者の漫画家デビューとはだしのゲンの誕生の秘密

『はだしのゲンわたしの遺書』を購入したきっかけ

広島で実際に原爆を体験した中沢啓治さんが描いた漫画、「はだしのゲン」はベストセラーとなり、全国の小学校の図書館に置かれるほどの認知度を得ています。

また、「はだしのゲン」は世界各国でもヒットし、原爆を知るための必須の資料となっています。

私もこの漫画を読んで原爆や戦争の悲惨さを知り、作者がどういう気持ちで「はだしのゲン」を描いたのかを理解したくなりました。

その結果、中沢さんの創作の秘密や原爆や戦争の真実を語ったこの本を読むことにしました。

『はだしのゲンわたしの遺書』の概要

小学1年生の時に広島で原爆を体験し、その体験をもとに描いた漫画「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さんが2009年に白内障で漫画家を引退しました。

それに伴い、「はだしのゲン」の誕生のきっかけやこれまでの人生を振り返り、遺書の代わりとして書かれたエッセイです。

原爆で父と姉と弟を亡くした中沢さんの生々しい原爆の体験が綴られており、想像を絶する原爆投下直後の広島の地獄のような光景が語られています。

そのリアリティは現場に居合わせた者にしかわからないもので、平和を望むなら一読すべき書籍と言えるでしょう。

基本情報

  • 著者:中沢 啓治
  • ISBN:9784904826799
  • 出版社:朝日学生新聞社
  • 判型:A5
  • ページ数:224ページ
  • 定価:1300円(本体)
  • 発行年月日:2012年12月
  • 発売日:2012年12月20日
  • 国際分類コード(Thema):1:XA

『はだしのゲンわたしの遺書』のYouTube(ユーチューブ)

『はだしのゲンわたしの遺書』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説している動画があるかどうか調査しました。

しかし、詳しく本書を紹介しているYouTubeチャンネルは見つけることができませんでした。

そのため、本ブログで要点をまとめてお伝えすることにしました。

『はだしのゲンわたしの遺書』から学んだことの要約とまとめ

『はだしのゲンわたしの遺書』から私が学んだポイントは大きく3つに分けられます。

私が学んだこと

  • 原爆が投下された8月6日の広島
  • 敗戦後の広島の生活
  • 作者の漫画家デビューとはだしのゲンの誕生の秘密

「はだしのゲン」は原爆のリアルを描いた漫画です。

しかし、中沢さんは最初、原爆をテーマにした漫画を描くつもりはなく、その記憶を呼び起こすのを嫌がっていたそうです。

しかし、同じく広島で原爆を体験した母が60歳で亡くなったとき、原爆の放射能が原因で火葬場で遺体を焼いた際に骨がなくなってしまったことを見た経験が、中沢さんに「はだしのゲン」を書くきっかけを提供することとなりました。

本書では、原爆が投下された8月6日の生々しい広島の地獄のような様子や、中沢さんの子供時代の思い出、漫画家を目指すことになった動機、上京して漫画家のアシスタントになったこと、漫画家デビュー当時、はだしのゲンの誕生、白内障や肺がんに罹ったことなど、中沢さんの生涯が語られています。

原爆が投下された8月6日の広島

私を含め、戦後生まれの人々は戦争を体験しておらず、映画や本などでその実情を知るだけで、原爆や戦争がどれほど悲惨なものかを十分に理解していません。

しかし、この本では、原爆投下直後の広島の現実が描かれています。

中沢さんが救われたのは、原爆が落とされた時点でたまたま学校の塀の前にいて、コンクリートの塀が遮蔽物になったためです。

被害を受けた広島市民の体には、爆風で壊れたガラスが突き刺さっていたり、直後に黒い雨が降っていたり、被災者が水を求めてさまよっていたりと、体験しないとわからない恐ろしい状況が描かれています。

私は原爆の恐ろしさを改めて認識することができました。

敗戦後の広島の生活

8月15日、日本の敗戦が発表され、生き残った中沢少年をはじめとする日本人は生存のために様々な苦労を重ねることとなりました。

日本との戦争に勝利した米軍が広島に上陸し、原爆の被害が人体にどのような影響を与えるのか調査を行ったこと、転校後に地元の子供たちからいじめられた経験、死んだ人間の頭蓋骨で遊んだことなどが語られています。

また、原爆ドームが地元の子供たちの遊び場になっており、子供たちは鉄くずを集めてそれを売り、生活を支えていました。

これらから、敗戦直後の日本の悲惨な現実を知り、平和の大切さを改めて実感しました。

作者の漫画家デビューとはだしのゲンの誕生の秘密

中沢さんは、子供のころに手塚治虫の漫画を読み、強く感銘を受けて漫画家になる夢を持ちました。

そのため、自分でも漫画を描き始め、手塚治虫の作品を模倣すると、たくさんの人から褒められるようになりました。

本を読んだり映画館に通ったりして、漫画のストーリーやキャラクターを考える助けになったそうです。

その後、中学卒業後には漫画に役立てると考え看板屋に就職しています。

看板屋で働く傍ら、多くの漫画雑誌に投稿を繰り返し、漫画を持ち込み続け、数えきれないほどの苦労を積み重ねてようやく漫画家デビューを果たしました。

中沢さんが成功を収めた秘訣は、絶えず努力を続けたことであり、この経験は人生の荒波を乗り越える励みになります。

『はだしのゲンわたしの遺書』の感想

原爆と戦争の悲惨さをリアルに描いた「はだしのゲン」がベストセラーになった背景。

その原作である中沢さんが実際に体験した事柄について知ることができ、戦争は絶対に起こしてはいけないと改めて認識しました。

戦争が起こると、無関係な人々と命を賭けた争いを強いられることになります。

そして結末は、広島への原爆投下のような悲惨な状況に至るのです。

世界でただ一度、原爆が投下された日本として、核兵器の廃絶を訴える責任があると考えます。

『はだしのゲンわたしの遺書』の評価や口コミ

他の方が『はだしのゲンわたしの遺書』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

中沢さんの戦争漫画や原爆漫画を描く、覚悟の程を知った。本文p.211に、「ぼくは漫画を選んだことを誇りに思います。ぼくは大変なことをやったんだな、なんて思います。」とありますが、本当にそうだと思う。「はだしのゲン」の国内外への浸透力は、そのことを裏付けている。正に、一連の作品を描くために選ばれた作家だと言えよう。
Amazonの口コミ

気づいたら夢中で読んでました。多くの方に読んで頂きたいです。
Amazonの口コミ

多少、はだしのゲンの漫画を読んだ後に、読むと、理解が増すと、思います。中沢さんが、人並みで、ない才能と根性の持ち主で、あった事と、被爆という経験が、漫画で被爆の真実を伝えるという、個性的でかつ、後世に残り、役立つ創造をもたらした事が、わかりました。日本人の大半が、政府のする、国民への説明不十分な政策決定に、声を上げない事への不満や、天皇制への批判が、私には、中沢さんが正直な人と、わかりました。
Amazonの口コミ

この本を読みながら『はだしのゲン』を初めて読んだときと同じように魂を揺さぶられるような感覚を感じました。中沢さんのこの本はもっとたくさんの人に読まれてほしいです。
Amazonの口コミ

はだしのゲンの解説書のようにも感じた。中沢さんが描きたかった続き、読みたかった。
Amazonの口コミ

みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!

おわりに

原爆が投下されると、その結果がいかに厳しいものであるかを理解することができました。

人の命を奪うだけでなく、生き残った人々が後遺症によって一生を苦しむことも明らかになりました。

また、戦争が兵隊だけでなく、女性や子供、老人など非戦闘員にも甚大な被害を及ぼすという事実も理解しました。

中沢さんは原爆で父や弟、姉を失いましたが、広島でも多くの戦災孤児が生じています。

この本から得た教訓を、身近な人々に伝え、戦争の悲劇を訴えることを考えています。

次に読みたいと思う本は『超雑談力 人づきあいがラクになる』です。

人付き合いが苦手な私は、人との会話の参考として活用したいと考えています。







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