千葉県にお住まいの35歳の女性(商社系(電気・電子・機械系):財務)が2022年5月頃に読んだ『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約し、まとめましたので、本書を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になる方は参考にしてください。
目次
『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』を購入したきっかけ
限られたお金の中で、如何に豊かな生活を送るかを学びたく、この本を手に取りました。
また、物を増やさず、今ある物を大切にしていきたいという思いがあり、そのヒントがこの本に隠されていると考えました。
新しいアイテムを生活に迎え入れる際、何が迎え入れる基準となるのか、また迎え入れた後も長く大切にするためにどのようにメンテナンスしていくべきか; これらの点について、漠然としたインターネットや雑誌の知識ではなく、この書籍を通して学び、身につけていきたいと感じました。
そして、ただ単に便利だからや長く使えそうだからという理由ではなく、自分が「美しい」と思える物に囲まれていきたいという願いから、この本を購入しました。
『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』の概要
「無駄なく、豊かに、美しく」をテーマに、衣食住のそれぞれについてまとめられています。
時間に余裕を持つこと、一つ一つの所作を美しくすること、審美眼を養うこと、本物を知りフェイクを楽しむこと、シンプルを目指すこと、お金を掛けるだけが全てではないこと、日常から本当の贅沢を知り楽しむこと、今あるものだけで過ごしてみること、衣食住、必要最小限の良質なものに絞り込むこと、自然とともに生きること、基本的な清潔感の保ち方、元気でいるための自己管理、自分のためでもあり、人のために美しくあることの大切さなど、一見敷居が高そうに見えますが、日常のほんの意識を変えるだけで、簡単に実践でき、より気持ちよく美しい日常の重ね方を教えてくれます。
基本情報
- 著者:加藤 ゑみ子
- ISBN:9784799310878
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 判型:4-6
- ページ数:300ページ
- 定価:1700円(本体)
- 発行年月日:2011年11月
- 発売日:2011年11月15日
- 国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VF
- 公式サイト:https://www.hanmoto.com/bd/isbn/978-4-7993-1087-8
『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』のYouTube(ユーチューブ)
『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』の詳細をYouTube(ユーチューブ)で解説している動画を探しました。
しかし、残念ながらそのような動画は見つからなかったため、本ブログで要点をまとめて伝えることにします。
『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』から学んだことの要約とまとめ
『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』から私が学んだ重要なポイントは大きく3つです。
私が学んだこと
- 美しさは色褪せない
- シンプルを目指す
- 本物を知る
美しさとは時が経っても色褪せないものであり、それが常に私の心を温かく包み込んでくれる、ということを再認識しました。
住まい、衣類、食事に共通することは、必要以上に物を持つことはない、ということです。
住まいや衣類、身の回りのものに対して、品質が良く、美しいと考えられるものは長く大切にしたいと感じます。
その扱いもより丁寧になります。
食事においても、見た目の美しさ、料理の種類や量はあまりに多い必要はありません。
見た目で楽しむ、新鮮な素材をそのまま活かして堪能する。
食材選びから調理過程、味わう一つ一つの瞬間をゆっくりと味わうことが、何よりの贅沢だと学びました。
美しさは色褪せない
「美しさは色褪せない」に対して、衣類編で学んだことは、自分の美学に合うものだけを選んで手に入れることです。
気がつくと、デパートや訪れたお店でいつも手に取るデザインや色が決まっています。
それに加えて、使いやすさと美しさが一体になったものは、更に長く大切に使うことができます。
安易に妥協したり、安いからという理由で購入したものは、気がつくとクローゼットの肥やしになっています。
自分の美的基準を満たすアイテムを選んだら、値段に関係なく、何年経っても着続けていることに気がつきました。
シンプルを目指す
「シンプルを目指す」について、料理編で学んだことは、「食べるときの美味しさ」を基準に調理器具を選ぶことです。
どんなに新鮮で良質な食材を選んでも、それらを調理する「道具」がその美味しさを決めるとともに、便利さだけでなく道具の見た目の美しさも大切だということを学びました。
私が購入したドイツ製のスライサーは、見た目もシンプルで美しく、しまう場所がなくてもキッチンに置いておいても邪魔にならず、ステンレスの光沢感と色褪せない素材が、整然としたキッチンの印象を保つ存在感を出しています。
本物を知る
「本物を知る」について、住まい編で学んだことは、空間の広さにかかわらず、美しいもので空間を整えることにより安らぎを得られる、ということです。
たくさんの美しいものがあってもそれは空間を無駄にし、清掃の手間を増やし、安らぎを得るどころかその空間がストレスとなります。
美的感覚を養うことは、空間の広さに囚われることなく、居心地の良さを作り出し、日常の手間を省き、自らに安らぎと更に時間を与えてくれます。
『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』の感想
自分が信じて実践してきたことが間違っていなかったという確認ができました。
同時に、新たな発見をしたのです。
「キッチンの道具は、美しいかどうかで選ぶと、案外、間違いがない」ということです。
美しい道具はバランスが良く、使い勝手も良いのです。
また、美意識の高い人は、キッチンの道具であっても、「少し便利だけど違うかな?」というものは購入しないとのことでした。
便利さだけが全てではなく、「美しい」ことが全てだと感じ、驚きました。
『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』の評価や口コミ
他の方が『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
そんな私が今読んでいるのは
「無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと」
加藤ゑみ子先生著— yuyucolor (@yuyucolor0113) July 10, 2014
無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと 加藤 ゑみ子 http://t.co/CLyp3vDY ゑみ子さん新刊出た!彼女の提示する生き方・暮らし方は私の目標です。
— 間引かれた瓶 (@sakabinmaster) November 22, 2011
今日から☺️
加藤ゑみ子「無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと」
どなたかのおすすめで欲しい本リストにあったやつちょっとだけ読んだけど「そもそも無駄にならんように気をつけてやらんかい」みたいな事が多々書いてあってめっちゃおもろ😂😂😂😂 pic.twitter.com/N4gYs6fP3m
— ぴょん (@pyon0204) June 12, 2023
身の回りがなんだか、ザワザワしてる。軸がぶれかけているかも。加藤ゑみ子『無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと』より、自分を励ます言葉を。#手書きツイート #万年筆 pic.twitter.com/bfbX6tCKeO
— みゅう (@hoshinofuruoto) December 6, 2018
無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと (加藤ゑみ子の上質な暮らしシリーズ) 加藤 ゑみ子 2011年11月発売 [楽天] https://t.co/Tstz8SGqm6 pic.twitter.com/JEiZ3PYXlQ
— 新作/人気の書籍 【人文・思想・社会】 (@nairuwani) May 28, 2022
何冊かこの作者の作品をお読みになり、同調できる方におすすめです。作者の嗜好に独特の癖がありますので、好き嫌いがあると思われますが、私は好きです。
Amazonの口コミ
「無駄なく、豊かに、美しく」とタイトルにある通り、便利なモノや気に入ったモノをたくさん買う暮らしから、素晴らしいと思える大切なものを吟味して選び、大切に使うような暮らしを提案している本です。日本人らしく、かつ時代に合った美しい生き方が素敵です。個人的には、下記の点が素敵だなと思えました。●アイテムを減らすトレンチ・ジャケット・コート…、和洋中に合わせた様々な食器、など、限りないアイテム集めに終始するのではなく、スカート派・パンツ派に応じた最低限のアイテム揃え、どんな料理にも合うシンプルで上質な食器、など、必要なアイテムを少しだけ持つ知性を持つべき。●きよらを目指す美しいことの最上表現「きよら」を目指し、清潔感ある着こなし、クリーンなキッチンでの料理、きちんと掃除の行き届いた部屋で心地よく生活することが大切。●小洒落て、小粋で、こざっぱり「小」がつく言葉がこれからの時代にふさわしい。そもそも分不相応なものを持ちたがるのは、内面が不安定だから。衣食住全てにおいて、目立たず控えめで、清潔感があり凛とした生き方こそが今は美しい。便利さや豪華さを求めがちな私達に、あえて不便を楽しみ、丁寧に心美しく暮らす生き方を提案してくれる素敵な本でした。章構成が、各テーマごとに「衣装編」「料理編」「住まい編」と小さく分かれて、ファッション、料理、家具…と頭をすぐ切り替えなければならず、読みにくかったのがやや残念。無理に衣食住で同じテーマの話をしなくても、衣食住3つの大きい章構成にして、それぞれに応じたテーマを展開しても良かったのではと感じました。続きを読む
Amazonの口コミ
書いてある事は、確かにその通り。何だか教科書を読んでるみたいで退屈でした。筆者は意志の強い方なのでしょう。わかっちゃいるけど出来ない場合の対処法をユーモラスに書いててくれたら、☆5だったね。
Amazonの口コミ
書かれていること,すべてご尤もで,すばらしいですが,凡人の私には実行するのには結構ハードルが高いかもと思ってしまいました。30項目ごとに,衣装,食,住まい,と分けてコメントされています。少しでも,近づけるよう意識して生活してゆけば加藤さんの美意識にかなった生活が実現できるのかなと思います。がんばろうっと!
Amazonの口コミ
思いやりの基本は想像力、など、人生で自然と学ぶことが書かれている。それだけに、10-20代の人にとっては役立ちそう。
Amazonの口コミ
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
私がこの本を読む前から実践してきた内容と、本の内容が共通部分を持つことがあり、それが自信につながりました。
この本を読んで新たな発見があった料理道具についても、「美しい」と感じられるものに焦点を当てて考えることができました。
キッチンが雑多になりがちな理由が明らかになったので、今後のキッチンとの関わり方を楽しみにしています。
また、キッチン道具の収納や食器の収納についても、美しさを追求したいと思います。
次に読む本として『淑女のルール』を予定しています。
もうすぐ、淑女となる年齢を迎えるため、自分自身も他人から見ても心地よく感じられる人間になりたいと思います。
そのために、この本から学びたいと思います。