埼玉県にお住いの55歳女性(サービス系:給仕)が2023年8月頃に「映画館(ユナイテッドシネマ)」で見た映画『リボルバー・リリー』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『リボルバー・リリー』を見ようと思ったきっかけ
綾瀬はるかさんの美麗なメインビジュアルが素晴らしく、製作発表時から期待しかありませんでした。
綾瀬さんの身体能力の高さは周知の事実ですが、その才能と美貌が存分に活かされる作品だと思いました。
さらにキャストの豪華さが話題になっていましたが、長谷川博己さんや豊川悦司さん、野村萬斎さんなど、イケオジ勢のラインナップがとても魅惑的で、これはもう見に行くしかないと思った次第です。
今からちょうど100年前の日本を描く作品で、この時代設定の物語は比較的珍しいので、興味深かったです。
映画『リボルバー・リリー』の内容
関東大震災の混乱がようやく収束を見せつつあった大正13年の夏…東京の”玉の井”という歓楽街に一軒のカフェがありました。
『ランブル』というその店の女性オーナー、小曾根百合(綾瀬はるか)は常連客の弁護士・岩見良明(長谷川博己)が読んでいた新聞の記事に目をとめます。
秩父の素封家・細見家の屋敷が襲撃され、一家全員が殺害されたというその事件で、犯人とされたのが知己の筒井国松(石橋蓮司)という老人だったのです。
百合は自ら秩父を訪れ、事件の謎を調べようとしましたが、陸軍の兵士らが不穏な動きを見せていることに気付きました。
その帰路、百合は乗っていた列車で怪しい男たちに追われた一人の少年を助けます。
彼こそが、襲撃された細見家のただ一人の生き残りである慎太でした。
そこから二人は陸軍と海軍の陰謀に巻き込まれていくのです。
作品情報
- ジャンル:アクション バイオレンス
- 製作国:日本
- 製作年:2022
- 公開年月日:2023年8月11日
- 上映時間:138分
- 製作会社:「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ(制作プロダクション:シネバザール=エビスコープ/制作協力:東映東京撮影所)
- 配給:東映
- 公式サイト:https://revolver-lily.com/
映画『リボルバー・リリー』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『リボルバー・リリー』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 百合がまとう大正時代のファッション
- 和装女子のアクションがカッコイイ!
- 大河ドラマ&朝ドラ俳優勢ぞろい!
百合がまとう大正時代のファッション
台湾の特務機関で暗殺者として育てられてきた百合がまとうファッションが素晴らしいです。
当時の最先端の短いボブヘアに、オーダーメイドの美麗なドレス姿で華麗なアクションを展開するのですが、その身のこなしとドレスのたっぷりとした布がひらひらと流れるようなカメラワークがさらに彼女の魅力を増幅させていて、原作の百合のイメージをさらに膨らませてくれています。
そのドレスを、彼女の事情を分かったうえで丹念に作り上げ、力を貸してくれるドレスメーカーの職人・滝田を野村萬斎さんが演じていて、二人の会話や関係性が作品の中でも特に「静」の部分となっており、激しさの裏側でメリハリの効いたシーンになっています。
和装女子のアクションがカッコイイ!
本作のメインのヒロインは百合ですが、あと二人、素敵な戦う女子が登場します。
百合のカフェ『ランブル』にいる17歳の少女琴子(古川琴音)と、百合の台湾時代からの仲間でもある奈加(シシド・カフカ)です。
二人はいつもは穏やかにカフェで接客をしていましたが、実は百合に負けない戦闘能力の高さを秘めていました。
慎太と百合を追って津山ヨーゼフ清親(ジェシー)が率いる陸軍の部隊が『ランブル』を襲撃した時には奈加がライフルを取って百合を加勢していましたが、彼女もまた台湾で特務に従事していたことが写真や回想シーンから匂わせられていましたが、和装で陸軍を蹴散らしていくシーンはシャープでカッコよく、惚れそうになりました。
また、終盤で危機に陥った百合の前に現れた琴子と奈加…実はただの可愛い女給かと思われた琴子もまた、綺麗な和服にたすきをかけて銃を手に参戦するというサプライズが!そんな二人がとてもチャーミングで、激萌えしました。
大河ドラマ&朝ドラ俳優勢ぞろい!
百合役の綾瀬はるかさんと岩見役の長谷川博己さんは2013年の『八重の桜』で夫婦役として共演し、さらに長谷川博己さんは『麒麟がくる』で主演を務めていました。
特に『八重の桜』では哀しい結末を迎えるカップルだったので、作品のファンから見たら、今回はがっつり共闘し、百合を陰ながら支える岩見のキャラクターは嬉しい限りです。
海軍兵学校出身の元軍人で弁護士の岩見が洒脱なスーツ姿でバイクを駆り拳銃を撃ちまくるとか、萌えないわけがありません。
また、彼らを助ける奈加(シシド・カフカ)や琴子(古川琴音)もそれぞれ朝ドラで活躍した女優さんたちで、実力、存在感がしっかりしており、作品に厚みを持たせています。
映画『リボルバー・リリー』を見終わった感想
綾瀬はるかさんと長谷川博己さんのカップルということで期待していましたが、その期待をはるかに上回る素敵な作品でした。
大正時代という、この後に世界大戦がやってくるという微妙な時代で、その史実がわかっているだけに胸が苦しくなるラストではありましたが、一筋の希望を見出せるような救いが残っています。
さらに、ラストの30秒に凄いサプライズが仕込んであって、「うぉ?!」と声がでました。
原作をコンパクトにしたそのエピソードの取捨選択がとても巧みだと思いましたが、まず映画を観てから原作に立ち返ることをお勧めしたいですね。
予備知識なしで見るのが正しい楽しみ方だと思います。
映画『リボルバー・リリー』で印象に残った名言
私が映画『リボルバー・リリー』を見て特に印象に残った名言です。
「小曾根百合(綾瀬はるか)」のセリフ
『生きることにしたから』
映画『リボルバー・リリー』の評価や口コミ
他の方が映画『リボルバー・リリー』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
\\第47回 #日本アカデミー賞 //
綾瀬はるかさんが優秀主演女優賞を受賞されました🏆
おめでとうございます!#リボルバー・リリー https://t.co/Y4FrP5V8Q1
— 映画『リボルバー・リリー』 (@revolver_lily) January 25, 2024
正直、映画会社の声明も、リボルバー・リリーの映画の出来を見た後では、お前らが言うなと白々しく思える。
— やっぴい (@yappie___) January 30, 2024
【作品評】これぞ日本のエンタメの底力! 『リボルバー・リリー』綾瀬はるかが挑んだ怒涛の銃撃戦https://t.co/RTWGJLp5yD#リボルバー・リリー #綾瀬はるか #行定勲
https://t.co/RTWGJLp5yD— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) January 30, 2024
🔸🔹TOKYOadd9 8周年🔸🔹#行定勲 監督との対談、【後編】がYouTubeにて公開されました!#綾瀬はるか さん主演映画『リボルバー・リリー』や、私も愛読してる行定監督の書籍『#きょうも映画作りはつづく』について、たっぷりとお話頂きました。
👉https://t.co/qxHy3OVGHc pic.twitter.com/AZplPQ6Utb
— diue(佐藤あい) (@diuenote) January 24, 2024
映画『リボルバー・リリー』が観たい。FilmarksにClip! https://t.co/8ejm3Slspz #Filmarks #映画 #リボルバーリリー
— Dora (@Doragon_1221) January 28, 2024
あの女座頭市「市」の迫力ある剣さばき! 続編が制作予定とか?ホントかな?? 噂進行で中々出てこない市様が何と、剣からリボルバーに持ち替えて、颯爽と登場の女ガンマンってか!? 何をやらせても「様」になるのが女優・綾瀬はるか でしょう。さてどの様な「ガン裁き」のアクションを鑑せてくれるのか!? 楽しみです。「リボルバーリリー」タイトルが、カッコいいなぁ! 「市」から「リリー」にどんな変身を見せてくれるか?綾瀬はるかファンとしは、実に楽しみです。12月20日着とか・・待ちどおしい限りです。鑑賞後には又、レビューしますねぇ。。
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『リボルバー・リリー』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『禁じられた遊び』です。
伊原直人(重岡大樹)が息子の春翔に教えてしまった禁断の呪文「エロイムエッサイム」。
死んだトカゲを蘇らせようとした遊びは春翔のお気に入りになってしまいました。
それからほどなくして、直人の妻が事故で亡くなってしまいます。
春翔は亡母の指をこっそりと庭に埋めて、直人から教わった蘇りの呪文を唱えるようになったのです。
そこから、直人たちは思いもよらぬ恐怖を味わうことになってしまうのでした。