岩手県にお住いの18歳男性(学生:学生)が2023年9月頃に「映画館」で見た映画『ミステリと言う勿れ』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ミステリと言う勿れ』を見ようと思ったきっかけ
もともと映画を見る前にミステリと言う勿れというドラマを見ていました。
このドラマを見ていたため、映画化されると聞いて見に行こうと思いました。
ミステリと言う勿れというドラマはおしゃべりで知的な大学生である久能整が様々な事件を解決する物語です。
久能整の癖のある話や印象に残る名言、独特な見た目など見ていて聞いていて楽しいドラマになっています。
このドラマを見てミステリと言う勿れという作品に興味があったため、映画を見に行きました。
映画『ミステリと言う勿れ』の内容
天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整は、美術展のために広島を訪れていました。
そこで、犬童我路の知り合いだという一人の女子高生・狩集汐路と出会います。
「バイトしませんか。
お金と命がかかっている。
マジです。
」そう言って汐路は、とあるバイトを整に持ちかけるのです。
それは、狩集家の莫大な遺産相続を巡るものでした。
当主の孫にあたる、汐路、狩集理紀之助、波々壁新音、赤峰ゆらの 4 人の相続候補者たちと狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴は、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題に従い、遺産を手にすべく、謎を解いていきます。
ただし先祖代々続くこの遺産相続はいわくつきで、その度に死人が出ているのです。
汐路の父親も8年前に、他の候補者たちと自動車事故で死亡していました。
この闇のある家に隠された謎を紐解いていく物語です。
作品情報
- ジャンル:サスペンス・ミステリー ドラマ
- 製作国:日本
- 製作年:2023
- 公開年月日:2023年9月15日
- 上映時間:129分
- 製作会社:フジテレビジョン=小学館=TopCoat=東宝=FNS27社(制作プロダクション:オフィスクレッシェンド)
- 配給:東宝
- 公式サイト:https://not-mystery-movie.jp/
映画『ミステリと言う勿れ』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ミステリと言う勿れ』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 汐路の自作自演であると整が見破るシーン
- 真犯人が判明するシーン
- 整が汐路を諭すシーン
汐路の自作自演であると整が見破るシーン
汐路は子供のころに父親を亡くしています。
父親は自分の兄弟3人を乗せて自動車を運転している最中に、居眠り運転をしてしまい事故で4人とも死亡してしまいます。
汐路の父親の兄弟の配偶者や子供は、汐路の父親のせいで親が死んだと汐路や汐路の母親を責めます。
しかし汐路は父親が居眠り運転をしていたとは思えず納得がいっていない状態で身内から責められたため、身内に父親の事故は事故ではなく事件性があると訴えます。
この訴えを信じてもらうために汐路は遺産相続争いで殺人が起こる一族なのだと身内に口々にし、自分や一族の関係者が一族に狙われているかのように仕掛けをして自作自演をするのです。
真犯人が判明するシーン
一族の遺産争いで死人が出ているというのは汐路による作り話ではなく、本当に起こっているものでした。
実際に過去から現在にかけて一族の意図的な殺人が行われていました。
一族の人間を殺しているのは誰なのか予想がつかない展開です。
少しずつ一族の秘密が暴かれていきながら、真犯人の特定が進んでいきます。
真犯人はとても身近な人間でした。
なぜ犯人が分かったかを説明する整の伏線回収が鳥肌が立つほどの面白さや驚愕の連続でした。
整が汐路を諭すシーン
汐路はまだ幼い子供です。
小さいころに父親を亡くし、死人が出る一族の遺産争いにも巻き込まれ、心に大きな傷を負っています。
しかし汐路はいつもそれを笑ってごまかします。
そんな汐路の様子を見た整は声を掛けます。
そこで整から投げかけられる様々な知的な発言や面白い視点からの言葉はとても心に響きます。
汐路本人ではない私にもとても刺さる言葉が多く、このシーンを見た後は人生についてとても考えさせられます。
整の言葉は胸にとどめておきたいです。
映画『ミステリと言う勿れ』を見終わった感想
映画の中にちりばめられているちょっとした違和感や気にならない程度の発言などが後にとても重要なものとなり、伏線回収されていく映画の構成内容がとても面白いです。
実際映画を見ている最中には何度も鳥肌が立ち、ぞくぞくしたのを鮮明に覚えています。
不思議な発言を多発する整ですが、核心を突く発言や心に刺さる言葉も多く見ていてとても映画の内容に引き込まれます。
映画を見終わって映画館から出てすぐにもう一度見たい、友達に紹介したいと思えた映画でした。
映画『ミステリと言う勿れ』で印象に残った名言
私が映画『ミステリと言う勿れ』を見て特に印象に残った名言です。
「久能整」のセリフ
子供の心は乾く前のセメント
映画『ミステリと言う勿れ』の評価や口コミ
他の方が映画『ミステリと言う勿れ』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
相沢友子、気になったからWikiみたら『鹿男』『ビブリア』『ミステリと言う勿れ』『重力ピエロ』と知ってるだけでもかなりアレな人だった上に、『万城目学が脚本書いたものの全ボツにされて、作品から外れた後に出来た作品に万城目学の要素残りまくり』と本人が告発した映画とされる本能寺ホテルもかよ
— はすたあ (@king_in_yellow_) January 26, 2024
ミステリと言う勿れの風呂光のキャラ変は個人的には相当受け入れ難いものだったんだけど、田村由美先生が巻末でテンション高めにドラマ化や映画化のことを取り上げているから「先生がいいならまぁいいけど…」って無理矢理納得させていたところがあったので、今回のセクシー田中さんの件は引いた。
— ひなた (@inori_ioRixxxN) January 26, 2024
相沢友子、気になったからWikiみたら『鹿男』『ビブリア』『ミステリと言う勿れ』『重力ピエロ』と知ってるだけでもかなりアレな人だった上に、『万城目学が脚本書いたものの全ボツにされて、作品から外れた後に出来た作品に万城目学の要素残りまくり』と本人が告発した映画とされる本能寺ホテルもかよ
— ⋆ (@rx_x223) January 27, 2024
ある映画評にあった「良い実写化は、原作に忠実なのではなく、原作に誠実であること」が大切。
だから。『きのう何食べた?』『大奥』『逃げ恥』『るろうに剣心』等はみんなに受け入れられた。
『ミステリと言う勿れ』のヒットは原作の着眼点の素晴らしさと言葉の持つ力に支えられたもの。
— mayucoccio (@mayucoccio) January 26, 2024
ミステリと言う勿れ、原作大好きなのに(田村由美全巻持ってる)ちょっとだけ見てその後見る気失せたもんな、、、ドラマも映画も
原作クラッシャーって呼ばれてるのか
映像化にあたって多少の変更はあってもつまらなくなるならやる意味ないのではと思ってしまう— loner24451 (๑˃̵ᴗ˂̵) (๑・̑◡・̑๑) 💙❤️🥓🥔🥧🤘 (@loner5124425) January 27, 2024
ミステリーというか、社会問題についても描かれていてとても好きなマンガがドラマ化ということで、どんなかなと思いましたが菅田将暉さんが久能くんそのもので、何度も見返してます。映画のDVDがでるのが楽しみです。
Amazonの口コミ
ドラマも画質もよかったです
Amazonの口コミ
今まで観たミステリードラマの中で、主人公のつねづね思っている事が面白く、意外な視点や発想によるセリフで共感と感銘を受けました!難しい暗号や長ゼリフが多く、ドラマの完成度をあげていると感じました
Amazonの口コミ
通常のミステリードラマと違うのが、日本社会に深く根差す常識や慣習へのアンチテーゼを語る主人公の語る疑問符の数々。被害者の心の傷を優しく救い、犯人の一方的で歪んだ動機を冷徹に糺す思想は、一見すると単なるリベラルだが、家父長制度や問題先送り体質、排他性等の我が国の頑迷な社会思想を見事に突いており、様々な社会的偏見の泥流を淡々と暴く主人公のセリフが、特に若者や女性に支持される所以だろう。特に第一話のプロットと演技は秀逸で、ラスト5分には本作の世界観に一気に引き込まれる。一人一人の人生観に丁寧に向き合ったストーリーだから見応えがある。役者も菅田将暉、遠藤憲一、佐々木蔵之介の渋い演技、瑛太、筒井道隆、鈴木浩介の抑え目の演技、伊藤沙莉の生真面目、尾上松也のコミカル等の取り合わせも絶妙で、ドラマの厚みと説得力を高めている。先入観のないゼロベースから物事を見る視点、常に冷静に事象を整理する分析力、矛盾を見逃さない思考力、こんな面倒臭い友となら、長酒が旨くなりそうだ。
Amazonの口コミ
友達に誕生日🎂🎁しました。
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『ミステリと言う勿れ』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『君たちはどう生きるか』です。
宮崎監督自らの少年時代を重ねて作り上げたファンタジー物語です。