京都府にお住いの32歳女性(主婦:主婦)が2023年2月頃に「Hulu」で見た映画『最強のふたり』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『最強のふたり』を見ようと思ったきっかけ
当時介護の仕事をしていました。
休日に時間があったので何か映画を見ようとインターネットで探していたところ、この映画を知りました。
見ようと思ったきっかけは、あらすじと予告映像を見て面白そうだと思ったからです。
また、仕事柄ケアや介助について興味があり、なにか仕事に繋がることがあるかもしれないと思ったからです。
フランス映画はまったく興味がなかったのですが、予告映像から、ユーモアも感じ取れたので見ることにしました。
映画『最強のふたり』の内容
お金持ちの老人フィリップは事故で首から下が動かせない体となり、屋敷で働いてくれる新しい使用人を募集します。
そこへ受かる気の無い黒人男性ドリスが現れます。
ドリスは面接でいきなり「この書類にサインをして欲しい」と言います。
なぜサインがいるのかとフィリップが聞くと「不採用通知を3通集めれば、就職活動をした手当てがもらえるからだ」とドリス。
それに興味を持ったフィリップが、ドリスを使用人として採用するところから物語は始まります。
全く違う世界で生きてきた二人の友情物語です。
作品情報
- ジャンル:ドラマ
- 製作国:フランス
- 製作年:2011
- 公開年月日:2012年9月1日
- 上映時間:113分
- 製作会社:Quad Productions
- 配給:ギャガ(提供 ギャガ=WOWOW/協力 ユニフランス・フィルムズ)
- 公式サイト:http://saikyo-2.gaga.ne.jp/
映画『最強のふたり』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『最強のふたり』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 面接でのドリスとフィリップの掛け合い
- 使用人としての本採用が決まった場面
- 最初のシーンに繋がる夜の暴走ドライブ
面接でのドリスとフィリップの掛け合い
使用人の面接で「ショパンやシューベルトを知っているかね?」とお金持ちのフィリップが聞くとドリスは「もちろん知っている、住み心地が良い」と答えます。
馬鹿にしたようにフィリップが集合団地の名前じゃないと言うと、知って冗談を言ったとさらにドリスが続けます。
初対面で、しかも面接という場面でこのようなユーモアを言えるドリスの性格と、端から受かる気がない面接に来たからなんだっていいという開き直った感じがとても好きです。
そしてこのやり取りから物語が始まります。
使用人としての本採用が決まった場面
仮採用として屋敷に住み、フィリップの生活すべての介助を、体当たりながらも行っていくドリス。
かなり打ち解けてきた頃、フィリップの無痛症の対応として日本ではありえないことですが、大麻を一緒に吸います。
その副作用として多弁になったフィリップは楽しそうに過去の話や自身の境遇を話します。
奥さんの事故死について語ると思わず涙ぐむフィリップの話をドリスは聞きます。
そして、「今日で仮採用期間は終了だ。
これから本採用として雇うから妻との思い出の品を返してほしい」と面接時に盗んだ卵の置物を話をします。
友人のように仲良くなった二人だけど、ダメなことはダメ、と本採用の前にきっちり線引きするフィリップがかっこいいなと思いましたし、この二人の関係性が再認識される場面です。
最初のシーンに繋がる夜の暴走ドライブ
鳥肌が立った、複線回収のシーンです。
この映画の冒頭はひげ面の老人と黒人がドライブで暴走するところから始まるのですが、「この老人は誰?」と始めは思っていました。
なぜなら見た目が全く違うからです。
フィリップは、ドリスが家族の事情で使用人を辞めてから、新しい使用人と馴染めず反抗していました。
それを見兼ねた他の使用人がドリスに連絡し、久しぶりに出会った二人はドライブに出かけます。
そして夜の街を猛スピードで走り抜け、フィリップの気分転換を図るのです。
しかし、もちろん警察に追われますが、フィリップの名演技でなんとか切り抜けます。
これまでの二人の仲が再認識できる、一番おすすめのシーンです。
映画『最強のふたり』を見終わった感想
ほっこりします。
お互いを思い合う気持ちにも、お互いの生活スタイルを知っていく様子にも感動します。
黒人男性を使用人にした事をまわりから反対されるシーンもあったり、障害があるからと特別な関心を向けられたりするシーンもありましたが、ドリスは全く差別や偏見がなく、一人の人として接している姿を見て、私もこんな風に介護の仕事がしたいと再認識しました。
ドリスの性格が明るく、歌もダンスも上手で周りを巻き込むカリスマ性も持っていて、うらやましい気持ちにもなりました。
映画『最強のふたり』で印象に残った名言
私が映画『最強のふたり』を見て特に印象に残った名言です。
「フィリップ」のセリフ
息がしたい
映画『最強のふたり』の評価や口コミ
他の方が映画『最強のふたり』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
【カッパのみなソン! 映画】其の35『最強のふたり』
シンプルでかつ奥深いテーマです。立場はまったくの正反対ふたり…多くの富と教養を持つ障害者の大富豪。もう1人は健康な体を持ちながら学も資産も定職もない前科付きの移民青年。そんな『ふたり』を結ぶものは介護ではなく😃友情と『こころの絆』。 pic.twitter.com/2Ix0REMkpN— 映画カッパの『映画的日記』 (@sendensha2002) January 24, 2024
しあの好きな感動する映画
厳選セレクション・アイアムサム
・グリーンブック
・グリーンマイル
・ショーシャンクの空に
・グッドウィルハンティング
・最強のふたり
・最高の人生の見つけ方
・火垂るの墓
・キャッチミーイフユーキャン
・フォレストガンプ
・グラントリノ— しあ🐰 (@tomo05257601) January 31, 2024
#最強のふたり
アマプラで見れる映画なんですが、いい映画でした!
ジャンルは海外のヒューマンドラマになるのかな。こういう映画を見ると人の感性って良いものだなあとしみじみ思います。誰かとのんびり見てほしい作品!
— ゆーの@低浮上💤 (@yuno0304) January 27, 2024
もう一度観たい映画は『最強のふたり』です。障害のあるなし、貧富の差、人種を一切感じず人と人との愛に溢れた繋がりに本当に感動です。何度観ても泣けます! #まぎじゃむ pic.twitter.com/7Zkmg5q245
— 🐟モモちゃん🐟 (@sana37sanaee) January 30, 2024
急に観たくなって久しぶりに観たけど最強のふたりめっっちゃいい映画だよね。いろんな映画観て時間が経つと内容忘れちゃうんだけどこの映画はずっと覚えてる。毎回最後音楽で泣いてしまう🥹あとEW&Fの音楽がサイコー。 pic.twitter.com/9ke9eeraY7
— 小麦粉 (@_okigumok) January 30, 2024
素晴らしい物語です。数人の知人にプレゼントしました。
Amazonの口コミ
上映されている頃、気になっていた作品が目に付き購入しました。娯楽としての消費する映画、というよりは視聴後いい作品だったな、と思える作品かなと思います。社会問題が、友情がとか言うのはナンセンスですが、んー・・視聴したあとなんとなく心が落ち着く気がしました。
Amazonの口コミ
金持ちだが、首より下が動かない障害者フィリップ。そのフィリップを介護する職にたくさんの人が応募するのだが、単に職を探した履歴が欲しいだけの粗野なドリスをフィリップは選ぶ。ドリスの前歴を案じる親戚にフィリップは応える。「彼は私に同情していない」。介護したい人というのは、フィリップのような障害者をどうしても見下してしまうし、そのことにフィリップも敏感なのだ。そしてフィリップとドリスとは、雇用関係をはるかに超えた人間関係を築いてゆくのだが、このような関係性を持つことができるとすれば、一生のうちで一度か二度くらいの、希有なことだろう。フィリップとドリスとは、互いに深く分かり合えたのだと思う、まさに出会いだ。ドリスを演じた人がコメディアンで、理屈抜きのおかしみも随所にある。EWFをバックにダンスするドリスはかっこいい!の一言。メリハリもよく付いている。脇役陣も好演。
Amazonの口コミ
厳しい状況にありながら、互いに相手に対する自然な対応が大変愛情深くて、生き方を教えてくれる心温まる映画。フランス映画らしいセンスとさりげなさが心地よく、疲れた時など癒してくれる。
Amazonの口コミ
好きなはなし。淡々と進みますが暖かくストーリー性もあります。
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『最強のふたり』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。