大阪府にお住いの34歳男性(就労支援A型事業所:パート)が2023年4月頃に「映画館 MOVIEX八尾」で見た映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』を見ようと思ったきっかけ
昔からファンタジー映画やRPGが好きなので、本作の元ネタとなったすごろくゲームがドラゴンクエストなどの元ネタの一つときいて興味を抱いていました。
90年代に製作された過去作の方もみにいったきおくがあり、そういったことから「またやるのか」という気分になり、興味を覚えて視聴するにいたりました。
また主演のクリス・パインやミシェル・ロドリゲスも好きな役者の一人であることから、彼の出演する映画に興味を覚えみにいきました。
映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』の内容
映画の内容は、クリス・パイン扮する盗賊とミシェル・ロドリゲス扮する用心棒が、刑務所から脱獄する場面から始まります。
彼らは、かつて盗賊の娘を二人でそろって面倒みていたことから、外の様子はどうしてもきになっていました。
二人は脱獄に成功すると、かつて盗賊が住んでいた家に向かいますが、そこにはだれもいませんでした。
かつて盗賊の仲間であった壮年の男が娘の面倒をみてるときいて、彼にあいにいきますが壮年の男は要塞都市の独裁者として君臨していました。
そして、彼は赤魔導士と手を組み、悪事を働いていたのでした。
その事実をしった盗賊と用心棒は娘を助けるため、そして男の野望を阻むために叩きに行くのでした。
作品情報
- ジャンル:アクション 冒険 ファンタジー
- 製作国:アメリカ
- 製作年:2023
- 公開年月日:2023年3月31日
- 上映時間:134分
- 製作会社:Entertainment One=Sweetpea Entertainment
- 配給:東和ピクチャーズ
- 公式サイト:https://dd-movie.jp/
映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 数多くのモンスターたち
- 魅力的なキャラ達
- 続編を狙っていないところ
数多くのモンスターたち
本作には数多くのモンスターが登場します。
まずファンタジー世界では数多く登場するドラゴンが本作では登場します。
そのデザインは太っており、不器用で愛嬌のある造形をしていますが、その戦闘力・凶暴性は本作屈指で、赤魔導士が放った不死人を平気で食い殺してしまったり溶岩に落ちても平気であったりと徹底して恐ろしい存在としてでてきます。
また主人公が仲間にするエルフがフクロウとゴリラの混ざった怪獣に変化することができるのですが、終盤ではこのフクロウとゴリラの怪物と石造でできたドラゴンの怪獣バトルがあるなど、怪獣映画的要素があります。
魅力的なキャラ達
本作には複数の登場人物が登場しますが、それのどれもが魅力的で憎めない人間ばかりです。
主人公の盗賊は控えめに言っても善人ではなく平気でだまし利用する小悪党ですが、過去に妻を失ったり娘に不器用に接してしまい仲が裂かれてしまうなど人間臭く愛嬌のあるキャラになっています。
また本作の悪役である独裁者フォージを演じるのは90年代に「ノッティングヒルの恋人」などでロマンティックコメディの帝王と呼ばれたヒュー・グラントなのですが、彼が演じるフォージが本当にどうしようもないキャラにもかかわらず憎めないキャラとなっています。
さらにフォージと手を組んでいた赤魔導士の魔女も冷酷ですが、その最期があまりにも情けなく笑っちゃうぐらいひどいものになっています。
こういった登場人物からは「世の中に完璧な人間はいない」というある種のあきらめを感じられます。
続編を狙っていないところ
ただ今のハリウッドは相次ぐシリーズ化を狙いすぎた作品が多くあり、これには現代の多くのファンには失望を感じているところがあります。
あまり名指しはしませんが、いわゆるアメコミ系映画にはよくあります。
こういった続編ありきのフランチャイズは正直、個人的には少し食傷気味に感じていたため、本作のほどよい娯楽作的雰囲気が心地よく単体で終わったことについてはやはり評価せざる負えませんでした。
終盤、続編を狙ったような演出がありますが、それはフェイクで実はオチでしかなかったのは痛快でした。
映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』を見終わった感想
本作は「何もやることないな、映画でもみるか」という気分の時に見るのがちょうどよい映画となっています。
大人から子供まで楽しめて、なおかつマニア心も分かった本作はなかなか小粋な映画であるといえるでしょう。
恐らく本作を見ても、人生でなにか大事なことを学べるか‥というとそうではないでしょう。
しかし、それが大事なのです。
世の中には、何のメッセージ性もないただただ娯楽のみを追求した映画だってやはり必要なのです。
本作は空いた時間にみるには最適な作品です。
映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』で印象に残った名言
私が映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』を見て特に印象に残った名言です。
「クリスパイン扮する盗賊、赤ん坊だった娘をあやす歌でしたが、この歌を使い娘と和解します」のセリフ
「金もない 何もない あるのは安物のワイン」
映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』の評価や口コミ
他の方が映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
#好きな映画のセリフ
「失敗を続けるのをやめると、本当に失敗する」【ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り】より
この映画が大好きになった理由の一つはこのセリフ、失敗続きの私にこの言葉が勇気をくれる💪失敗を恐れず挑戦し続ければ一万回に一回はうまくいくかもしれないとね。 pic.twitter.com/GBPphMqm3N
— 映造人間🎞️映画で造られし者 (@AzTMCIM42) January 24, 2024
去年観た映画、一番を決めるのは難しいけど『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』はほんと誰にでも勧められる娯楽映画として優秀 あと爆泣きする覚悟で『窓ぎわのトットちゃん』を観て欲しい…………………………
— 🍲哲ヴェロ煮🍲 (@tetsugakunikomi) January 31, 2024
バルダーズゲート3をやり始めてからもう一度、映画「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」を見ると、あ!あの魔法だ!とか、あのアイテムだ!とか、あのモンスターだ!とか、いろいろ相乗効果がああって楽しい!何よりドルイドのリアルアウルベアが見れるのが良いw#バルダーズ・ゲート3
— ハシビロ・コウ CP2077 (@kou_hashibilo) January 25, 2024
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#ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り
を観ました。D&Dはホビージャパンで昔購入しまして友達とかなりやりこんだ経験があります
テーブルトークRPGってやつですね
20面体のサイコロ振って楽しかった。この映画に関してですが
「面白いけど軽い」評価は良いから続編あるかもね pic.twitter.com/Rdc9khvGFC
— hiyodori (@hiyodori20) January 24, 2024
アドベンチャーというジャンルの映画が目立たなくなって久しく、アウトローたちの誇りはそんな中に現れた優れた佳作だろう。本作はD&Dを原作とした作品であるが、それは世界観だけでなく、物語の根底からD&Dである。すなわち、TRPG的なストーリーラインを感じられるのが特徴だ。おそらくダイスが振るわなかったんだろうな……とか、プレイヤーのアイデアが炸裂したんだろうな、といったTRPG的あるあるな展開がそこかしこに出てくる。本作はD&Dの映画としてただのファンタジー映画ではなくTRPG映画として完成させたのだ。それ故に重厚な世界観ではあるものの展開は軽快で爽快、ファンタジー作品としては軽口で味わえる良作といえよう。ただし、長い歴史をもつ原作作品の映画化であるため多少専門用語の説明不足的な点が目立つ。そこが惜しい。ただし、本作はD&Dという壮大かつ楽しい世界に通じる一作であり、入口としては最適だ。映画館にTRPGのルールブックが置いてあったのは決してもう禄したのではなく、ここからTRPGの原作を楽しむのは最高の展開だ。さらに近年は同じくD&Dを元にしたゲーム、『バルダーズゲート3』がゲームオブザイヤー受賞などで2023年のゲームシーンを席巻した。神ゲーと呼ぶに相応しいBG3にはアウトローたちの誇りとも共通の世界観を持ち、専門用語なども同じものが頻出する。これらの複数のコンテンツを楽しむことでよりD&D、ひいてはアウトローたちの誇りは相互作用でさらに面白くなるのは間違いない。まずはアウトローたちの誇りで、壮大なD&Dの世界に飛び込もう。続きを読む
Amazonの口コミ
元ネタがTRPGというのもあるので小難しく考えずにノリで楽しむのが良し
Amazonの口コミ
笑いあり、涙ありで飽きずに楽しめました。
Amazonの口コミ
I've been playing D&D for a really long time. I'd always wanted to see a live action version of it. The first time a movie about D&D was released I was really excited to see it. Being in Japan though, it didn't make it to our theaters. Later on, when it did become available on DVD, I had heard a lot of rumors about it being bad...and then I heard more rumors about D&D 2 and 3 also being stupid. I just never bothered to go and check them out.This one was released and I heard a lot of good reviews about it, so I went and saw it. It was good.The one complaint I have is that this movie is just a little about D&D. It seems to be mostly about D&D's different campaign settings that are available for sale...the settings where D&D adventures tend to happen. D&D and D&D campaign settings aren't the same thing at all. D&D was designed to allow you to create your own world and then to have players come into it and explore. Using a boxed campaign though robs the audience of seeing an individual player's creativity rather than just seeing a relatively vanilla generic world that had been generated by a corporation. Odds are that doing this was probably unavoidable...still, I would have liked to see something different.It was a good show. I hope they'll do it again sometime and perhaps show a little more of the role-playing aspect to it. It would be fun.続きを読む
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この映画大好きなので購入いたしました。おすすめです。
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みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『『首』』です。
ビートたけしが秀吉を演じる戦国版アウトレイジ