新潟県にお住いの44歳男性から2020年10月頃に購入されたLenovo TAB4 8 Plusタブレットを実際に使ってみたレビューをご紹介します。
目次
タブレットを欲しいと思ったきっかけ
以前使っていたタブレットは最廉価モデルだったために、内蔵ストレージ容量が小さく、microSDカードを使って容量拡張をおこなってもアプリなどのインストール限界などに大きな制限がありました。
またメモリやCPUなどの基本性能も低かったため、常駐アプリが増えるにともないブラウジングやアプリ動作速度が落ちてしまい、まともに使えなくなってきたことが分かったのでそれなりの性能を持ったうえでなるべく安価な8インチタブレットを探していました。
タブレットの候補にあがっていたもの
現在市場に出回るまともなタブレットは品質とコストパフォーマンスの関係でiPad(iOS)一色になりつつあり、自由度が高くカスタムすることで使いやすくなるAndroidタブレットはほとんど選択肢がありませんでした。
また自分が求める『小型バッグに入り持ち運びしやすく』『カーナビ代わり』として使うのにも適している『8インチタブレット』も10インチタブレットの需要に比べると小さいらしく、それがさらに選択肢を狭めていました。
Lenovo TAB4 8 Plus
NEC LAVIE Tab E TE708/KAS
NEC LAVIE Tab NSLKT801TEKZ1S
Lenovo TAB4 8 Plusタブレットに決めた理由
サクサクと動作し、メモリ容量とメインストレージ容量が大きいタブレットとなると該当するのが2~4機種程度しかなく、実質NECとLenovoの2メーカーぐらいになってしまっています。
セキュリティリスクの観点から、かつて自社製のパソコンにバックドアを仕込んだLenovo製のタブレットを購入するのは躊躇するところですが、とはいえNECタブレットの中身もLenovo製なのは周知の事実かと思います。
各種センサーが搭載されているけれどリスク高めのLenovo製か、各種センサーが無効化されて少しリスクが小さくなっている(かもしれない)NECから出ているものを買うか悩んだ結果、値段と性能に負けてLenovo製を選択しました。
Lenovo TAB4 8 Plusタブレットのスペック
スペック
- 端末名:Lenovo tab 4 8 PLUS
- 型番/別名:tab 4 8 PLUS
- Wi-Fi版:ZA2E0032JP/ZA2E0041JP/ZA2E0003JP
- LTE版:ZA2F0146JP/ZA2F0141JP/ZA2F0145JP
- 発売地域:日本:SIMフリー(LTE版)
- 日本語:対応
- Googleサービス:対応
- 3G::1/5/8(LTE版)
- 4G LTE:1/3/5/8/38(LTE版)
- Wi-Fi:802.11 ac/a/b/g/n
- Bluetooth:4.2
- SIMサイズ・スロット:Nano SIM+MicroSD(LTE版)
- ディスプレイ:8インチ/液晶
- 解像度:1920x1200/FHD/画面比率16:9
- 画素密度:275ppi/ドットの粗さが気になるかも
- サイズ:高さ210.6mm・横幅123mm・厚さ7mm
- 重さ:300g
- OS:Android 7.1(アップデートでAndroid 8.1.0まで対応)
- CPU(SoC):Snapdragon 625
- AnTuTu(実機):総合スコア80374点、3Dスコア:12926
- Geekbench(実機):シングルコア812点、マルチコア4240点
- PUBG Mobile(実機):スムーズ+中
- メモリ:3GB+容量16GB or メモリ4GB+容量64GB
- ストレージカード:MicroSD対応
- メインカメラ:8MP(1カメラ仕様) ※LEDフラッシュライトあり
- 前面カメラ:5MP(1カメラ仕様)
- GPS:GPS、GLONASS、A-GPS(LTE版のみ)
- センサー:指紋認証(側面)、加速度センサ、近接センサ、光センサ
- 防水/防塵:非対応
- イヤホンジャック:あり
- バッテリー容量:4850mAh
- 充電:有線充電:10W(5V/2A)
- ポート:USB Type-C
- 公式サイト:https://www.lenovo.com/jp/ja/tablets/android-tablets/e-series/Lenovo-TB-8704/p/ZZITZTATB18
私は新品で購入しましたが、価格は19800円でした。
Lenovo TAB4 8 Plusタブレットを実際に使ってみた
私の場合メディアプレイヤーやカーナビがメインの用途ですが、個人情報がたくさん入った端末でもあるので、Lenovoの手が入っているかもしれないOSをそのまま使う気にはなりませんでした。
その為、標準搭載されているOSを一旦削除し、『LineageOS』というAndroidと互換性のあるOSに入れ替えました。
自分が購入したLenovo TAB4 8 PlusはAndroid 8.1が標準搭載されており公式のアップデートはそれが最後になっていますが、LineageOSを導入することでAndroid 9あるいは10にすることも出来ます。
使用するアプリとの兼ね合いで、Android 9に相当するLineageOS 16を最終的に使用することにしました。
使ってみて気に入っているところ
現在『Lenovo TAB4 8 Plus』は2万~2万5千円程度で購入できますが、費用対効果は高く、多くのセンサーを積んでいるのでアプリ側の機能を十分発揮することが出来ます。
OSをLenovo純正のままにすればアプリも快適に動作し、iPadには劣るでしょうがゲーム関係もそれなりに遊べるでしょう。
ROM64GBのおかげで実質microSDカードを使わなくても運用に支障が無く、8コアCPUとRAMを4GB搭載しているおかげで複数アプリを常駐させても快適に動作します。
海外でも販売されているモデルで、多くのユーザーがいるおかげで各種情報の入手も比較的容易です。
Lenovo TAB4 8 Plus用のLineageOSが用意されていることも、その恩恵の一つと言えるでしょう。
こんな方にはおすすめしたい
- 安くて高性能なタブレットを求めている人
- 情報端末として使わず、ブラウジングや動画を見るだけの人
- セキュリティリスクを理解したうえで、なんらかの対策が出来る人
- カスタムOSを導入したりRoot権限を取ったりして遊びたい人
- リスクがあってもまともに使える8インチタブレットが欲しい人
使ってみて気に入らなかったところ
標準OSのまま使えば、一般用途なら特に問題なく快適に使えると思います。
強いて言えば公式のOS修復ツールを使うと、Wi-Fi機能とBluetooth機能が復旧後に使えなくなってしまうことぐらいでしょうか?
どうやら海外でも同様の事例があるようで、公式の復旧ツール『Rescue and Smart Assistant (LMSA)』が使用するOS復旧用データに問題があるらしく、それを使用するとWi-FiとBluetooth機能が死んでしまうという個体があることが分かりました。
LineageOS導入後に背面カメラが動作するものとしないものがある事から、中身のハードウェアをこっそり変更しており、ドライバーが正しく当てられていない可能性がありそうです。
こんな方にはおすすめしない
- Lenovoというメーカーが信頼できない人
- 使用環境に合わせて、必要なアプリを導入するのが面倒な人
- 仕事に使ったり、情報端末として使用する人
- 手間暇を掛けるのが嫌いな人
- トラブル解決のために英語のサイトを見る気力の無い人
Lenovo TAB4 8 Plusタブレット購入後の生活
カスタムOSを導入したことでいくつか機能しないものや、動作しないアプリが出ましたが、それでもサクサクと軽快に動作することの方がありがたく、今まで使用していたAndroidタブレットを起動することがほとんどなくなりました。
IEEE 802.11acにも対応しているので、動画やウェブページの表示速度、録画した番組転送なども短い時間で終わるようになったためストレスは確実に減りました。
特にWi-Fi経由のデータ転送、Bluetooth機器の接続の早さはストレス低減に大きく寄与しました。