埼玉県にお住いの63歳男性（音楽制作）が2021年7月頃に購入された『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を実際に使ってみたレビューをご紹介します。
購入したガジェットを実際に使ってみて良かったところやイマイチなところをまとめておりますので、ガジェットを購入する前に評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
- 1 『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を欲しいと思ったきっかけ
- 2 『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』の特徴
- 3 『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を実際に使ってみて良かったところ
- 4 『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を実際に使ってみてイマイチなところ
- 5 『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を実際に使ってみた感想
- 6 『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』の評価や口コミ
- 7 おわりに
『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を欲しいと思ったきっかけ
自宅スタジオでフロア式のモニタースピーカーを使っておりましたが、鍵盤楽器を増やすことによりスペースが圧迫され、省スペースタイプのスピーカーが必要となりました。
ある程度のスペックの良さと小型化された物を探していた所、こちらの商品に落ち着きました。
価格も手ごろでメーカーの信頼性も高く、人柱的に試してみるのも一興だと思い購入しました。
通常、モニタースピーカーは一本単位で販売するのですが、こちらの商品はペアでの販売だったので、お得感もありました。
『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』の特徴
ごく普通のモニタースピーカーですが、スピーカーの世界では、個体毎の性格(癖)が強く出過ぎると、音楽制作に携わる人間の作品の完成度に関わってまいりますので、この普通といった概念が大切であると考えます。
色の付け過ぎ、抜き過ぎも宜しくないので、素の音がしっかり聴こえてくるスピーカーです。
抵抗値のマッチングも、たまたま持っていたパワーアンプとの相性上良かったです。
そして通常は別売扱いの壁付け用のブラケットも付属しているので嬉しかったです。
『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』のスペック
スペック
- 商品サイズ：15W×22.5H×14.2Dcm（1本）
- 重量：1.8kg（1本）
- 周波数レンジ：60Hz~23kHz (-10dB)
- ドライバー(HF)：1/2インチ
- ドライバー(LF)：5 1/2インチ
- インピーダンス：4Ω
- 許容入力：100W(ピーク時)
- コネクタ：クリップタイプ
- 公式サイト：https://www.electori-br.jp/products/613.html
私は新品で購入しましたので、価格は12600円でした。
『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を実際に使ってみて良かったところ
私が『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を実際に使ってみて良かったところは大きく3つあります。
良かったところ
- 小型モニタースピーカーのマストバイ。
- 圧倒的なコストパフォーマンス。
- 価格以上のハイスペック。
小型モニタースピーカーのマストバイ。
許容入力もプログラムで50W、ピーク出力100Wとまずまずな値で、スタジオモニターとして十二分に使用に耐えます。
基本性能がしっかりしているので、長く付き合っていけるモニタースピーカーであると思います。
この価格帯のスピーカーにしては珍しく、過大入力時にスピーカーの破損の危険回避の為のリミッターが内蔵されている点には驚きました。
プロオーディオの世界で愛好者の多いべリンガー社製といった点も、信頼性につながつているかと思います。
圧倒的なコストパフォーマンス。
通常単品販売が主体のモニタースピーカーですが、こちらはペアでの販売です。
その価格もさることながら、壁付け用のブラケットやネジ類も同梱されているといった親切さ。
コストダウンの商品にありがちな、基本性能のダウングレード的な扱いは行わず、その両者を充実させることに成功している点は素晴らしいです。
業務で老朽化した設備を新たにしなくてはならない私の仕事では「安かろう悪かろう」では宜しくありませんが、高品質な作品作りのバランスを満足させてくれます。
価格以上のハイスペック。
基本性能の高さに尽きます。
自ずと普段使いによる破損や老朽化は進んでくるでしょうが、どれだけ今後の耐用年数を伸ばせるかに興味があります。
長さ22Cm、幅15Cm、奥行き14.2Cmと超コンパクトサイズのスピーカーという点で、最初はどれだけの音が出せるのか不安でしたが、設置して鳴らしてみた所、音圧も出て楽器毎の音像定位もしっかり伝わってくるので、安心しました。
加えて、ボーカルの息遣いもリアルに伝わってきます。
良い買い物をしたと思いました。
『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を実際に使ってみてイマイチなところ
私が『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を実際に使ってみてイマイチなところは1つあります。
イマイチなところ
- リミッターの感度が.....。
リミッターの感度が.....。
リミッター(過大入力を制限し、スピーカーを保護する機能)のしきい値が低く設定されているようで、暫くエージング(使い込んで環境に慣らすこと)しなければ問題解決しなかったのが、唯一残念な点です。
特にロック系の曲を再生すると、ちょくちょくこの「便利機能」が災いしました。
なので、使用当初は「買い替えるしか解決策はないだろうか?」と一瞬不安になりました。
暫く鳴らしてエージングする内にリミッター感度を下げられたらと発想を変え、リミッター手前ギリギリの限界までゲインを上げて暫くの期間再生してみましたところ、少々のレベルでは容易に音が遮断されなくなり、今では問題解消できました。
『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を実際に使ってみた感想
このモニタースピーカーは業務用で、音楽教室や練習で使ったり、作品のトラックダウンのバランス決め、最終的仕上げのマスタリング後の音圧の確認等で毎日使っております。
コストパフォーマンスと基本性能の両立は素晴らしく、難点を上げるとするならば、唯一リミッターのしきい値の引き上げを自分でコントロールしていく必要性があること位でしょうか。
価格と性能の両立、バランスで考えると非常にお勧めできる逸品であると感じます。
『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』の評価や口コミ
他の方が『BEHRINGER STUDIO MONITOR 1C スタジオモニター』を購入してどのように思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
低音の出方は良いのですが量感が不足するように感じます。アンプのトーンコントロールで低音を上げると個人的には気に入った音になりました。
Amazonの口コミ
車庫に設置しました。取り付け金具が付属していたので車庫の鉄骨のボルト穴を使って簡単に設置できました。
ただ、本体と金具を繋ぐためのネジが普通のドライバでは回りません。
六角レンチでもなく別の工具が必要なネジです。
仕方ないので手で回して着けました。スピーカーの角度(首降り)調節がしやすいように、指でつまんで回せるネジだと良かったと思います。
高音はとてもクリアによく出ます。モニタースピーカーですから低音の厚みはあまりありません。車庫に設置なので低音が強いと壁がびびるかもしれないので、この程度でよいです。
コストパフォーマンスはとても良いと思います。
Amazonの口コミ
私の個人的な感想ですが音は期待以上にクリアで通りも良いです。見た目も結構かっこが良くて、この価格なら家庭のリビングなどで使う分にはコスパが高いと思います。少し残念なのは、白色が欲しかったのですが買えたのはブラックでした。あと。付属の取付金具で縦位置で壁につけたとき、横に向きを変えられますが縦方向には調整できません。それが、あれば星五つです。
Amazonの口コミ
おわりに
鍵盤楽器を増やして導入するスペースも確保でき、モニタースピーカーの設置場所の制約から解放され、スタジオの雰囲気もすっきりしたものに変わりました。
生徒さんにも印象を伺った所、過ごし易い環境になったとの事。
やはり、黒くて大きなフロアモニタースピーカーが設置されている環境とは雲泥の差を感じる様です。
加えて、床に直起きしたモニタースピーカーと異なり、耳障りで気になる不必要な重低音も解消され、モニター環境が良くなり、聴き疲れもしなくなりました。
