スマートフォンやオーディオ機器をスピーカーで接続するとき、有線接続だとコードがグチャグチャとして煩わしいですよね。
「Bluetoothスピーカー」は無線でワイヤレスで接続でき、電源コードがなくても内蔵バッテリーがあるので持ち運ぶべるので、自宅だけでなくアウトドアなどでも楽しむことができるモデルなど様々です。
今回は、Bluetoothスピーカーの選び方やおすすめをまとめました。
目次
Bluetoothスピーカーとは
「Bluetoothスピーカー」とは、その名の通り「Bluetooth」という無線通信の規格を用いてデバイスと接続するスピーカーです。
スマートフォンやパソコンなどと接続する際にケーブルを必要とせず、Bluetooth対応デバイス同士をつなぐペアリングを行うことで、ワイヤレスでスピーカーを使用することができます。
高品質な音質のものから、持ち運びに便利な軽量モデル、アウトドアシーンでも活躍する防水仕様など様々なラインナップがあります。
BluetoothスピーカーとWi-Fiスピーカーとの違い
ワイヤレススピーカーの種類は大きく「Bluetooth」を使った通信方式と「Wi-Fi」を使った通信方式があり、よく「Bluetoothスピーカー」と「Wi-Fiスピーカー」は混合されがちです。
「Wi-Fiスピーカー」は、Wi-Fiネットワークを利用して接続する通信方式で、無線LANを介してスピーカー自体が音声データを受信して再生する仕組みです。
Wi-FiスピーカーはWi-Fiネットワークが利用できる環境でしか使えず、BluetoothはスマートフォンなどBluetoothに対応したデバイスと直接無線で接続するためルーターを必要としません。
そのため、接続の手軽さや利便性から、一般的には「Bluetoothスピーカー」が選ばれることが多く、人気の理由です。
ワイヤレスbluetoothスピーカーの選び方
ワイヤレスイヤホンの選び方は基本的に「音量」「音質」「対応コーデック」「機能性」「駆動時間や電源方式」の5つを抑えておきましょう。
音量から選ぶ
まず、スピーカーの音量は「W数(ワット数)」の数字が大きいほど、アンプ出力の音量が大きくなります。
10W+10Wと記載されている場合は、10Wのドライバーユニットが2つ搭載されているということですが、スピーカーユニットの数は多ければ迫力のある厚みのある音を楽しむことができます。
ワット数の目安として、自宅での使用で10畳くらいの部屋などであれば「5W~15W」、屋外などでの使用を考えている場合には、「20W以上」を目安にすると良いです。
また、コンパクトな「Bluetoothスピーカー」であれば、スピーカーユニットから電磁気回路を取り除いて小型化させた「パッシブラジエーター」搭載モデルがおすすめです。
スピーカー筐体内の空気を振動させることで、音質を向上させる仕組みのため、小型のBluetoothスピーカーで迫力のある音や車内など狭い空間で高音質な音楽を楽しむことができます。
音質から選ぶ
Bluetoothスピーカーは、「フルレンジスピーカー」と「セパレートスピーカー」に分かれます。
「フルレンジスピーカー」は、1つのスピーカーユニットで「低音から高音までを広範囲の音域」を鳴らすタイプのスピーカーです。
「トゥイーター」と「ミッドウーファー」が同じ場所にあるため、音が散らばりにくい特性があり、音のまとまりが良いです。
「セパレートスピーカー」はスピーカーユニットが複数あるタイプで、低音域用の「ウーファー」、高音域用の「ツイーター」の2つにユニットが分かれているため、音質もよくなります。
中型以上のスピーカーであれば、音域ごとにスピーカーユニットが分離されている「セパレートスピーカー」タイプの「2WAYスピーカー」がおすすめです。
対応コーデックから選ぶ
スピーカーの音質はコーデックによって変化します。
コーデック一覧
- SBC:標準的な音質(A2DP対応のワイヤレス製品すべてが)
- AAC:データの変化が少なくSBCよりも高音質(iPhoneで主に対応しているコーデック)
- aptX:CD音源相当の高音質(Androidで主に対応しているコーデック)
- aptX HD:ハイレゾ相当の高音質再生が可能(SBC、AAC、aptXを上回る高音質コーデック)
- aptX LL:aptXよりさらに遅延が少ない(音楽ゲームができるほどの低遅延コーデック)
- LDAC:ハイレゾ相当の高音質再生が可能(aptX HDを上回る高音質コーデック)
ほとんどのBluetooth対応モデルでは「SBC」が採用されていることが多いですが、Androidは主に「aptX」が採用されており、iPhoneは「AAC」が採用されています。
また、最近はハイレゾ音源に使われる「LDAC」というコーデックも普及していますが、音源が持つ表現力を最大限に楽しむには、再生機器とスピーカーの両方が同じ規格に対応しているかをチェックしましょう。
機能性から選ぶ
Bluetoothスピーカーをアウトドアなど外に持ち運んで使うなら、防水仕様になっているかを確認しましょう。
防水性は「IPX0~IPX8」で表しており、キッチンなど水回りで使用する場合などは「IPX5」以上、水没まで考慮するのであれば、「IPX7」以上を選ぶのがおすすめです。
また、「360度スピーカータイプ」のスピーカーであれば全方向に向かって音を出すため、スピーカーから距離を置かな限り、自分がどこにいても同じ音質・音量で音楽を楽しめます。
「ネックスピーカータイプ」は、首にかけて使用することができるスピーカーで、使用中は頭部が音に包まれるような感覚で音を楽しむことができます。
駆動時間や電源方式から選ぶ
Bluetoothスピーカーでバッテリー内蔵型の場合、バッテリーの持続時間である連続再生時間が長いほど、外出先でも充電切れを気にせず存分に楽しむことができます。
また、充電方式も抑えておくべきポイントで、USBケーブルで充電するタイプであれば、外出先でもモバイルバッテリーを活用することで充電切れ対策をすることができます。
高品質なBluetoothスピーカーのおすすめ
Bluetoothスピーカーのおすすめを14選を高品質なモデルからご紹介します。
また、アマゾンや楽天、Yahoo!ショッピングでノートパソコンの売れ筋ランキングをご参考にすると、自身にあったノートパソコンを選びやすくなるでしょう。
売れ筋ランキング
SONY:SRS-HG10|2万円台のハイレゾ対応の高音質なモデル
ソニーのワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-HG10」です。
高品質なハイレゾ音源を実現するコーデック「LDAC」に対応しているだけでなく、通常の音源をハイレゾ音源にアップグレードする独自の高音質技術「DSEE HX」を搭載しているため、音質を求めている方におすすめです。
また、コンパクトでデュアル・パッシブラジエーターを採用し、「Extra Bass」機能により「迫力の重低音」を実現しており、5時間の充電で最長12時間使用できるバッテリーを内蔵して文句なしです。
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BOSE:SOUNDLINK MINI II|2万円台のパワフルで高音質なモデル
ボーズの重低音に定評のある「SOUNDLINKシリーズ」の「SOUNDLINK MINI II」です。
「デュアルパッシブラジエーター」を搭載しているため、スピーカーユニット内部で大量の空気を動かし、深みのある低音でパワフルなサウンドを楽しめます。
手の大きさほどのコンパクトサイズでありながら、見た目からは想像できない低音とナチュラルで豊かな音で臨場感のある音が楽しめます。
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コスパ抜群のBluetoothスピーカーのおすすめ
SONY:SRS-XB22|1万円台の低音が豊かなコスパの良いモデル
ソニーのコスパの良い「SRS-XB22」です。
約42mm口径のスピーカーユニットを2基から出力される「高い音圧と力強い低音」が特徴で、さらに低音を強化した「EXTRABASSモード」を使えば豊かな低音をなど音を楽しめます。
また、IPX7相当の防水性でお風呂場などの水回りでも安心で、内蔵バッテリーは「Standardモード」で最大12時間の連続再生が可能なので、アウトドアでの使用にも最適です。
Anker:SoundCore 2|5,000円台のバッテリー持ちの良いコスパの良いモデル
アンカーの「没入感あるサウンドと長時間再生を実現」した「SoundCoreシリーズ」から「SoundCore 2」です。
大容量バッテリー搭載モデルで最長約24時間の連続再生が可能になり、無駄のないデザインで持ち運びがしやすいコンパクト設計になっています。
また、スピーカーユニットは2基の6Wドライバーを搭載しており、IPX7の防水性能により水没させても安心なため、電源が取れないアウトドアにもおすすめです。
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TaoTronics:TT-SK09|3,000円台の初心者におすすめなコスパの良いモデル
タオトロニクスのコスパの良いモデル「TT-SK09」です。
「6W」の出力で低音はやや控えめながら中高域が聴き取りやすく、若干音質面はもとたりないももの、歌モノやや動画コンテンツに最適なコストパフォーマンスに優れたBluetoothスピーカーです。
ウォータープルーフな「IPX4」の防水性があり、雨の日のアウトドアでの使用でも活躍します。
360度Bluetoothスピーカーのおすすめ
Bose:SoundLink Revolve|2万円台のナチュラルサウンドな360度スピーカー
ボーズの「SoundLinkシリーズ」から360°タイプのスピーカー「SoundLink Revolve」です。
フルレンジのトランスデューサーにデュアルパッシブラジエーターを採用しているため、歪みの少ないナチュラルな音が部屋中360度にひろがるため、どこにいても音を楽しむことができます。
また、IPX4相当の防滴性を備えているので、キッチンなどの水回りやアウトドアでも使用できる使い勝手の良いスピーカーです。
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JBL:Flip 5|8,000円台の防水性に優れた360度スピーカー
ジェイビーエルの円柱型の形状が特徴的な360°タイプの「Flip 5」です。
水没しても安心な「IPX7」の防水性で、部屋だけでなくお風呂場やキッチンなど水回りからアウトドアでの使用にも最適です。
また、標準的な500mlペットボトルと同等の大きさに設計されており、社内のドリンクホルダーにも入れられます。
小型でも20Wのスピーカーを搭載しており、2台のスピーカーでステレオサウンドを楽しめる「PartyBoost」機能で、迫力のある良質な音を楽しめます。
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Bose:SoundLink Micro|1万円台の手のひらサイズのポータブルスピーカー
ボーズの「SoundLinkシリーズ」から「SoundLink Micro」です。
シリコン製で手のひらサイズのコンパクトで軽量ながら大迫力のBOSEサウンドが楽しめるモデルで、ストラップも備えているため「自転車やリュック」など、様々な場所に取り付けて使用することができます。
また、「IPX7」水に水没しても耐えうる防水設計で、浴室やキッチン、プールサイドやアウトドアなど様々なシチュエーションでの使用に最適です。
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ポータブルBluetoothスピーカーのおすすめ
Ultimate Ears:WONDERBOOM|1万円台の低音ズッシリなポータブルスピーカー
アルティメットイヤーズから特徴あるデザインが印象的で持ち運びに便利な「WONDERBOOM」です。
ソフトボールほどの大きさでも低音はズッシリと量感があり、360度で無指向性でスピーカーの入門機におすすめです。
水につけても安心な「IPX7」の防水性で連続再生時間は「10時間」と長いため、アウトドアなどでの使用にも最適です。
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ハーマンインターナショナル:JBL GO 2|3,000円台のコンパクトサイズのポータブルスピーカー
ハーマンインターナショナルのオーディオブランド「JBL」から手のひらに載るほどのコンパクトサイズ「JBL GO 2」です。
IPX7の高い防水性能があり、本体は「184g」と驚くほど軽く、5時間の連続ワイヤレス再生が可能なため持ち運びに便利で、アウトドアなどスピーカーをよく持ち運ぶ外に方におすすめです。
小型ながら40mm径フルレンジスピーカーを搭載してパッシブラジエーターを採用しており、小型ながら高音質で広がりと奥行きのあるパワフルな音が楽しめます。
ウェアラブルネックバンドBluetoothスピーカーのおすすめ
BOSE:SoundWear Companion|3万円台の高品質なウェアラブルネックバンドスピーカー
ボーズのウェアラブルスピーカーの「SoundWearシリーズ」から「SoundWear Companion」です。
表面にはソフトタッチのシリコンを採用しているのでフィット感が良く、「11インチウェーブガイドを2つ搭載」で首にかけて使用するため、耳をふさがずに臨場感のある音を楽しめます。
また、「IPX4」の防水性で汗や水分に強いため、屋内だけでなく屋外での使用にも最適です。
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JBL:SOUNDGEAR BTA|2万円台のコスパの良いウェアラブルネックバンドスピーカー
ジェイビーエルのウェアラブルスピーカーの「SOUNDGEAR BTA」です。
肩に載せて使用するネックバンド型のスピーカーで、31mm径スピーカー4基とバスブーストユニットを搭載しており、大音量はもちろん音量を絞っても音楽を楽しむことができます。
また、高音質なサウンドを実現するコーデック「aptX」に対応しているため、音質を重視したい方にもおすすめなモデルです。
JVC KENWOOD:SP-A7WT-B NAGARAKU|1万円台のお手ごろ価格なウェアラブルネックバンドスピーカー
JVCケンウッドのウェアラブルネックスピーカー 「SP-A7WT-B NAGARAKU」です。
首にかけるだけで耳をふさがずに音楽を楽しめるネックバンドタイプのBluetoothスピーカーで、「83g」と軽量なため長時間の使用でも快適な着け心地を実現しています。
また、生活防水性である「IPX4」相当なため、キッチンなどの水回りやスポーツで汗をかく場合などにもおすすめなモデルです。
まとめ
Bluetoothスピーカーのおすすめと選び方をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
Bluetoothスピーカーはワイヤレス技術の発展で様々なモデルがラインナップされているため、、選ぶ段階で利用目的に合わせて適切に選ぶことが重要です。
コスパの良いモデルから、ハイレゾ音源が再生できる高品質なハイエンドモデルまでラインナップは豊富ですので、是非、自分にぴったりのBluetoothスピーカーを選んでください。