神奈川県にお住いの21歳男性から2020年7月頃に購入されたSONY WF-SP800Nワイヤレスイヤホンを実際に使ってみたレビューをご紹介します。
目次
ワイヤレスイヤホンを欲しいと思ったきっかけ
きっかけは、左右独立でないワイヤレスイヤホンの首にかかる線が鬱陶しく感じたことと、スポーツ用でないイヤホンなのでランニングなどの際に耳からよく脱落していたため、ランニングなどの際に耳から脱落しづらいスポーツ用イヤホンを使ってみたいと感じたことです。
当初はSONYの別のスポーツ用完全ワイヤレスイヤホンを購入しようと考えていたのですが、購入を検討し始めた時期にちょうど新製品が出ると聞き、ソニーストアでの限定公開品を試聴したことで、購入を決断しました。
ワイヤレスイヤホンの候補にあがっていたもの
まずは価格で、学生の身分もあり、当初は予算を10000円前後で考えており、機能面に大きく惹かれはしたものの、本当に20000円もイヤホンにつぎ込んでも良いのかは非常に悩みました。
次にスペックの面で、結論からして、このイヤホンは非常に満足できるスペックを保持しており、逆に私の使用用途からしてオーバースペックなのではないかとも考えました。
その点、価格との関係において、ここまでのスペックを求めることが果たして適正かということについて、非常に悩みました。
SONY WF-SP800N
SONY WF-SP700N
SONY WF-SP900
SONY WF-SP800Nワイヤレスイヤホンに決めた理由
まず前提として、私が求めるスペックは、①少なくとも以前使用していたイヤホンと同程度の音質が保証されていること②運動でも脱落しない装着時の安定感の2点でした。
結論から言えば、この商品は①②の両方の条件を完璧にクリアしています。
加えて、スマホアプリによる手軽なオプション設定や接続が可能な点、ほかの完全ワイヤレス型イヤホンに比べて長時間バッテリーが保つ点、ノイズキャンセリングの性能が予想以上に良く、ワクワクさせられた点などから、予算は大幅にオーバーしていたにもかかわらず、絶対に手に入れようと決めました。
SONY WF-SP800Nワイヤレスイヤホンのスペック
スペック
- ヘッドホン部の型式:密閉, ダイナミック
- ヘッドホン部のドライバーユニット:6mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用)
- ヘッドホン部のマグネット:ネオジウム
- ヘッドホン部の質量:約9.8g x 2
- ヘッドホン部の電源:DC3.7V : 内蔵充電式リチウムイオン電池
- ヘッドホン部の充電方法:USB充電(ケース使用)
- ヘッドホン部の電池持続時間(連続音声再生時間):最大9時間(NC ON)/最大13時間(NC OFF)
- ヘッドホン部の電池持続時間(連続通話時間):最大7時間(NC ON)/最大8時間(NC OFF)
- ヘッドホン部の電池持続時間(待受時間):最大15時間(NC ON)/最大35時間(NC OFF)
- マイクロホン部の型式:MEMS
- マイクロホン部の指向特性:全指向性
- Bluetooth通信方式:Bluetooth標準規格 Ver.5.0
- Bluetooth出力:Bluetooth標準規格 Power Class 1
- Bluetooth最大通信距離:見通し距離 約10m
- Bluetooth使用周波数帯域:2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz)
- Bluetooth変調方式:FHSS
- Bluetooth対応Bluetoothプロファイル:A2DP, AVRCP, HFP, HSP
- Bluetooth対応コーデック:SBC,AAC
- Bluetooth対応コンテンツ保護:SCMS-T
- Bluetooth伝送帯域(A2DP):20Hz - 20,000Hz(44.1kHzサンプリング時)
- 公式サイト:https://www.sony.jp/headphone/products/WF-SP800N/
私は新品で購入しましたので、価格は22,760円でした。
SONY WF-SP800Nワイヤレスイヤホンを実際に使ってみた
使用しているのは、自宅でのパソコン作業時、通学など移動時、ランニングなどの運動時です。
基本的にはスマホに接続して音楽を視聴しておりますが、パソコン作業時はパソコンに接続し、ユーチューブを視聴したり、Webミーティングに参加したりという用途で使用しております。
また、このイヤホンはノイズキャンセリング、外音取り込み、外音操作なしの3つのモードを選択できますが、自宅作業中や電車乗車時にはノイズキャンセリング、外を出歩く際には外音取り込みを使用ます。
ただ、ノイズキャンセリングや外音取り込みは、風が強い中で利用すると、風のガサガサ音がはいりますので、そういった際は外音操作をしないモードを利用しております。
使ってみて気に入っているところ
ほとんどはこれまでの項で挙げている点ではありますが、まずは音質が非常に良い点です。
安物の完全ワイヤレスを父が所持しており、購入前の試しで借用しましたが、このイヤホンとは比べものになりません。
SONYにはさらに音質重視の完全ワイヤレスがあるとききますが、これでも私としては非常に満足です。
2点目はバッテリーの持ちが思ったよりよかった点です。
完全ワイヤレスはバッテリーの持ちが悪く、ノイズキャンセリングを効かせるとなおのこと電池効率が悪くなると聞いておりましたが、このイヤホンのバッテリーは、それを感じさせない程度には長持ちします。
充電器を兼ねたケースもそれなりの容量を保持できるため、バッテリーの持ちはほとんど気にしなくて良いと思います。
こんな方にはおすすめしたい
- 高い音質
- 長くもつバッテリー
- ノイズキャンセリング
- スポーツに耐える安定性
- 自由なカスタマイズ
使ってみて気に入らなかったところ
非常に満足しており、これといって重篤な不満はないものの、強いてあげれば2つほどあります。
1点目は前項にも挙げたとおり、外音取り込み時のガサガサ音です。
風が強い日は基本的に使えたものではなく、またそよ風の日であってもわりかし風音は取り込んでしまうので、少々難ありな機能だと感じます。
2点目はよく接続が切れる点です。
このイヤホンでは接続優先モードと音質優先モードの2つの接続モードを選択できますが、デフォルトの接続優先モードであっても、少し人通りの多いところに行けば、わりかしすぐにブツブツ音切れします。
完全ワイヤレスはこのイヤホンが初めてなので、これが他と比べてどの程度難アリなのかは判断しようがありませんが、少しばかり不満に思う点ではあります。
こんな方にはおすすめしない
- 最低限の機能を求める人
- 価格を安く抑えたい人
- 安定感ゆえに少し圧迫感があるので、それが嫌な人
- 特になし
- 特になし
SONY WF-SP800Nワイヤレスイヤホン購入後の生活
大音量で音楽を聴く必要がなくなったため、耳の負担は低減しているのではないかと思いました。
前までは、勉強や作業の際、集中するために大音量で音楽を聞き、周囲の雑音をかき消す必要がありました。
しかし、このイヤホンはノイズキャンセリング機能が優れているため、大音量の音楽を耳に叩き込まなくても、周囲の音の大半は消えてくれます。
この機能によって、音楽を周囲の音をかき消すためのBGMではなく、純粋に音楽そのものとして楽しめるようになった点は、大きな変化だと思います。
また、安定性のある装着感のおかげで、ある意味イヤホンをつけている感覚なしに運動をすることができるようになりました。
鬱陶しいコードにうんざりしたり、脱落を心配して激しく動けなかったりという心配はもうありません。