静岡県にお住いの33歳女性から2021年12月頃に購入されたアイリスオーヤマ PMPC-MA4電気圧力鍋を実際に使ってみたレビューをご紹介します。
目次
電気圧力鍋を欲しいと思ったきっかけ
夫は一人暮らしが長く料理への関心が高いのですが、「ボーナスで圧力鍋を買う」と言い出しました。
よくYoutubeなどで料理動画を見ていますし、料理を頼むと私以上にこだわりを持って取り組みます。
言い出したときには夫の中ではすでに決定事項だったので、私はそれを承諾する形でした。
かくいう私も結婚当初に周りの先輩主婦たちから「料理するなら圧力鍋を買いなさい」と言われていたので興味があったのですが、圧力鍋は安い買い物ではないため、パート勤めの私は諦めていました。
電気圧力鍋の候補にあがっていたもの
圧力鍋は電子レンジで加熱する簡易的なものなら5000円、ブランドものでは4万円と値段に幅がありますが、圧力鍋の初心者の我が家で使うものとして、1万円前後のものを探していました。
また、市の規定で生ごみ処理機を設置しなければならず、台所の棚がすでに埋まっている状態でした。
炊飯器やケトルを移動させてなんとかスペースを確保しましたが、横幅に制限があります。
「使いやすいように戸棚にしまわず常に出しておきたい」という夫の意見もあり、見た目で圧迫感が出ない軽いデザインであることも大切でした。
アイリスオーヤマ PMPC-MA4
シロカ SP-4D151
ティファール P4704231
アイリスオーヤマ PMPC-MA4電気圧力鍋に決めた理由
値段が上がると自動調理のメニュー数が増えたり調理時間が短縮されるなどのメリットがありますが、初めての圧力鍋なので、使いこなせなかったり使われなくなることも考え、今回は予算1万~1万5000円以内で収めることにしました。
購入した商品は少し時間はかかりますが、鍋モードや無水調理に対応し、自動メニューも豊富です。
また家具家電で聞いたことのあるアイリスオーヤマの商品であることも安心感がありました。
Amazonで購入したのですが「ベストセラー」のラベルの付いた商品であるため、「お試し」にピッタリと決定しました。
アイリスオーヤマ PMPC-MA4電気圧力鍋のスペック
スペック
- 本体サイズ(幅×高さ×奥行)mm:320×232×334mm
- 本体重量:4.5kg
- 炊飯容量:白米6合、玄米4合
- 調理容量:2.6L
- 満水容量:4.0L
- スロー調理機能:有
- コース(メニュー):自動メニュー80種、手動メニュー6種
- 保温機能:有
- 消費電力:1000W
- コードの長さ(m):2.0m
- 公式サイト:https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=H516976FS
私は新品で購入しましたので、価格は12,000円でした。
アイリスオーヤマ PMPC-MA4電気圧力鍋を実際に使ってみた
圧力調理はもちろん魅力ですが、意外に役立っているのが、手動の「鍋モード」です。
我が家はIHヒーターなので、火力が弱く火の通り方にムラがあるのが悩みでしたが、圧力鍋は十分な火力があり5段階まで調整できるので、家族で鍋料理を囲ったとき、下茹でなしでも大根が煮えて助かりました。
容量も4リットルで十分あるので、うどんを2袋入れても余裕がありました。
また、薄味好きの我が家では、あえて薄い味付けで圧力調理をしたあと、鍋モードで味を足せば濃すぎて失敗することがありません。
使ってみて気に入っているところ
ぶり大根やチキンライスなどいろいろな調理を試しましたが、フライパンで作るより圧倒的においしいと感じたのはロールキャベツです。
フライパンで作っていたときは煮汁が沸くとキャベツがはがれてしまいがちでしたが、圧力調理なのでキャベツがトロトロになり、肉にピタリとくっつき、切っても崩れることがありません。
箸を使い始めた子供も食べやすいようで、以前より食が進んでいます。
また、具材を鍋に入れておけば自動で完成するので、出かける前にボタンを押すだけの簡単作業になり、ロールキャベツと一緒に煮るニンジンやジャガイモになかなか火が通らないという事態もなく手軽に作れるようになりました。
こんな方にはおすすめしたい
- 料理のレパートリーを増やしたい人
- 時間を効率的に使いたい人
- 仕事や勉学で忙しい人
- 家族が多く短時間で大量に作りたい人
- 台所のスペースに余裕がある人
使ってみて気に入らなかったところ
圧力鍋の仕様上しかたのないことですが、両サイドに取っ手のついた蓋がかさばり、重くて水蒸気も溜まりやすいので、調理が終わったら最初に蓋を洗わないとほかの洗い物を置くスペースがありません。
また、レシピブックを参考に調理をしていますが、おいしく作るためには自分なりの努力と研究が必要です。
たとえば大根を煮る時間は圧力モードで1分と書かれていましたが、出来上がった煮物は少し固めでしたし、逆にカボチャの煮付けは分量が少なかったのか、レシピ通り5分に設定したところ煮崩れてしまいました。
圧力調理には減圧時間が含まれるため、最低50分程度かかり、よく言われるほど時短の印象はありません。
こんな方にはおすすめしない
- 料理をする予定がない人
- 台所にスペースがない人
- 予算に余裕がない人
- 料理は本格派のこだわりがある人
- 圧力鍋のメンテナンスが面倒な人
アイリスオーヤマ PMPC-MA4電気圧力鍋購入後の生活
メニューの選択肢が増えて、時間を有効に使えるようになりました。
たとえばカレーは、煮込み始めると灰汁を取ったり煮崩れを確認したり焦げ付かないように火力を調整しなければならず、家族みんなカレー好きですが、1時間は鍋に付きっきりになるので今まではあまり作ることができませんでした。
しかし今や、週末に手早く作れる昼食となり、具材を入れればボタンを押すだけで完成するため午前中に家族で出かけることもできます。
購入する前は使えるか不安でしたが、今は週に2~3回は利用しています。