埼玉県にお住いの55歳女性(サービス系:給仕)が2022年11月頃に「テレビの録画」で見た映画『うさぎドロップ』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『うさぎドロップ』を見ようと思ったきっかけ
テレビで芦田愛菜さんの現在のご活躍や大学受験などという話題を見て、彼女がとびきり可愛かった時期の作品が見たくなったからです。
そこにあったのは11年前の姿でしたが、その天才子役ぶりに何度観ても感動してしまいます。
複雑な成育歴にもめげずまっすぐに賢く育った女の子をまだ当時6歳ほどで、完璧に演じていた芦田愛菜さんは本当に素晴らしかったです。
おとなびた芝居をするかと思えば、年齢相応の無邪気さを炸裂させている…そんなギャップに素直に萌えます。
映画『うさぎドロップ』の内容
独身一人暮らしのサラリーマンで30歳のダイキチ(松山ケンイチ)は祖父の訃報を聞き父の実家に駆け付けました。
すると、親戚が集まった部屋の隅っこに見知らぬ小さな女の子がいることに気づきました。
その女の子は”りん(芦田愛菜)”…なんと、祖父の隠し子だというのです。
騒然とする親族たちは、しかし誰もそのりんちゃんを引き取ろうとはしません。
腹を立てたダイキチは、勢いで自分が引き取ると宣言し、自宅に連れて帰りました。
その日からしたこともない育児に追われ、保育園探しや毎日の送り迎え、家事に奔走留守日々に突入したのです。
嵐のような日々が始まりましたが、しかしリンはダイキチに懐いて、思いがけず心豊かな生活が始まりました。
映画『うさぎドロップ』の作品情報
作品情報
- 監督:SABU
- 脚本:林民夫、SABU
- 原作:宇仁田ゆみ
- キャスト/出演者:
- 松山ケンイチ
- 芦田愛菜
- 香里奈
- 主題歌:PUFFY『SWEET DROPS』
- 日本公開日:2011年8月20日
- 上映時間:114分
- 公式サイト:‐
映画『うさぎドロップ』のあらすじ
祖父の葬儀に参列した27歳の独身会社員が、そこで祖父の隠し子という6歳の少女と対面する。施設に入れられそうだった彼女を、彼は子育て経験皆無ながらつい引き取る。かくして、珍妙な親子生活が始まるのだった。
映画『うさぎドロップ』の予告編
映画『うさぎドロップ』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『うさぎドロップ』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 芦田愛菜さん演じるりんのチャーミングさ
- 松山ケンイチさんのダイキチの男気
- りんちゃん仕様になっていくダイキチの部屋
芦田愛菜さん演じるりんのチャーミングさ
しっかりしているとはいえ、そこはやはり6歳、保育園児のりんちゃん。
ときにはおねしょしたのを一生懸命誤魔化したり、ダイキチが慣れない家事で奮闘しているのをさっと手伝ったり、本当にけなげです。
ダイキチはりんちゃんの世話をすることで保育園や小児科のお医者さんなど、未知の世界に足を踏み入れましたが、その広がった世界であらたな幸せを見出しているように思いました。
りんのおむかえのために社内で人事異動を申し入れたときには、周囲に引き留められましたが、それを決断して異動した先にはガチな心優しきイクメンたちが大勢おり、いろんな知恵を貰うことになったのです。
その先にあったのが、りんの笑顔でした。
それを見ることでハッピーになるダイキチ、そして視聴者たち。
りんちゃん=幼い芦田愛菜さんの笑顔が全てを救う、そんな勢いです。
松山ケンイチさんのダイキチの男気
ダイキチがりんちゃんを「引き取る」と宣言したのは確かに瞬間的な周囲の大人たちへの怒りと、その場の勢いでしたが。
彼はきちんと有言実行で、ひきとったりんちゃんを一生懸命に世話して、大切に育てています。
りんちゃんのお迎えに間に合うように、と会社に頼んで、超多忙な営業から現場に異動し、仕事と育児の両立を図るうという決断もしました。
そしてりんちゃんのことが大切だから、養護施設に預けるようにと叔父に言われたときにもブチぎれてタンカを切って帰ってきたのです。
そこにあったのはダイキチの男気でした。松山ケンイチさんはそれを見事に体現していました。
りんちゃん仕様になっていくダイキチの部屋
恐らく借家だと思われますが、ダイキチが一人暮らしをしていた古い平屋の家は、りんちゃんが暮らすようになってから少しずつ変化していました。
折り紙の作品やりんちゃんが描いた絵が飾られるようになり、少しずつ”かわいらしく”なっていったのです。
それまでは、殺風景で少しスタイリッシュ系のインテリアをめざしていたような、いかにも男の一人暮らしと言う環境でした。
しかし、りんちゃんに対するダイキチの濃やかな心遣いが現れているような、優しい雰囲気の住まいへと変貌していったのです。
映画『うさぎドロップ』を見終わった感想
保育園の発表会で一生懸命踊っていたりんちゃんの姿を見て、ダイキチ同様に泣きそうになるほど感動します。
おじいちゃんのお葬式の日、座敷の隅っこで寂しそうに黙って俯いて座っていたりんちゃんは、もうどこにもいません。
一生懸命に向き合ってくれるダイキチと二人で暮らすことで、りんちゃんは満たされて笑っていられる、というなんともいえない、ほっこりした感じが胸に満ちて、とても幸せな気持ちになります。
りんちゃんの複雑な生い立ちとその事情はかえられないけれど、こうして上書きして新たなスタートを切ることはできた。ダイキチの満足そうな笑顔もまた、勲章のようでした。
映画『うさぎドロップ』で印象に残った名言
私が映画『うさぎドロップ』を見て特に印象に残った名言です。
「りん(芦田愛菜)」のセリフ
「これ、汗だから…」
映画『うさぎドロップ』の評価や口コミ
他の方が映画『うさぎドロップ』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
映画うさぎドロップを観ているんだけど、芦田愛菜ちゃんが天使でとてもかわいい🐰💗
— Kaori (@Kaochan_uc) October 5, 2020
どうも朝から映画「うさぎドロップ」観て号泣してた くそじじいです
もう何回見たかわからんけどやっぱいいな〜
ってことで今日も頑張りますか なにを?— 練馬のふーさん (@huu_nerima) November 9, 2018
昨日の映画🎬
「うさぎドロップ」(2011年)
芦田愛菜が可愛すぎ😍
子育て中のお父さんお母さんも子育てを終えたお父さんお母さんも見て楽しめる映画かも😆 pic.twitter.com/IIqp12FRMn— たけ🐯 (@take3_tora) June 27, 2022
おわりに
私が映画『うさぎドロップ』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『メタモルフォーゼの縁側』です。
高校生になった芦田愛菜さんが、BLが好きなことを隠している不器用な女の子を演じていて、愛菜さんの成長や新たな演技の幅を見られそうで楽しみです。