兵庫県にお住いの38歳男性(流通・小売系:事務)が2022年7月頃に「映画館」で見た映画『ゆるキャン△』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ゆるキャン△』を見ようと思ったきっかけ
別の映画の開演前予告映像で、本作の上映を知り見たいと思いました。
アニメ「ゆるキャン△」のファンですが、映画化を知らなかったため予告を見て驚きました。
原作のゆるキャン△では高校生であった登場人物たちが本作では成長し、大人になってからのストーリーということで、原作のほんわかとした雰囲気とは一味違う作品になっているのではないか、という期待がありました。
いわゆる日常系アニメの、いい意味で起伏の少ないストーリーである原作を、約2時間の映画作品にどう落とし込むのか、という点も気になって見たくなりました。
映画『ゆるキャン△』の内容
高校時代にキャンプを通じて友情をはぐくんだ女子5人。
各務原なでしこ、志摩リン、大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那。時は流れ、彼女たちは成長し別々の道を歩んでいました。
ある日、千明が名古屋にいるリンに仕事のついでに会いに行った際、山梨に有効活用できていない土地があることを話します。
それならキャンプ場でも作ればいいんじゃないか、とリンが何気なく返答すると、千明は本気でキャンプ場を作ろうと意気込み、なでしこ、あおい、恵那にも声をかけます。
それぞれ仕事で離ればなれとなっていたものの、キャンプ場を作る、というプロジェクトに昔のようにわくわくしながら実現のため、奔走します。
映画『ゆるキャン△』の作品情報
作品情報
- 監督:京極義昭
- 脚本:田中仁 伊藤睦美
- 原作:あfろ
- キャスト/出演者:花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依
- 主題歌:Sun Is Coming Up(亜咲花)
- 日本公開日:2022年6月19日
- 上映時間:120分
- 公式サイト:https://yurucamp.jp/cinema/
映画『ゆるキャン△』のあらすじ
志摩リンは故郷の山梨を離れ、名古屋のちいさな出版社に就職し、一人暮らしをしていた。
とある週末、ツーリングの計画を立てていたところに、
高校時代の友人・大垣千明から唐突にメッセージが届く。
「今、名古屋にいるんだが」山梨の観光推進機構に勤める千明は、数年前に閉鎖された施設の再開発計画を担当していた。
「こんなに広い敷地なら、キャンプ場にでもすればいいじゃん」
そんなリンの何気ない一言から、動き出す千明。東京のアウトドア店で働く各務原なでしこ、
地元・山梨の小学校教師となった犬山あおい、
横浜のトリミングサロンで働く斉藤恵那。
かつてのキャンプ仲間が集まり、キャンプ場開発計画が始動する。
映画『ゆるキャン△』の予告編
映画『ゆるキャン△』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ゆるキャン△』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 大人になったなでしこはほんわか雰囲気をまといつつ、少しお姉さんに。
- キャラクターの個性が生きて、役割分担が気持ちよく嵌った作品。
- ゆったりと穏やかだけれども、少し切ない時間の経過を楽しむ映画。
大人になったなでしこはほんわか雰囲気をまといつつ、少しお姉さんに。
原作ファンであれば、各務原なでしこはマイペースでいつもニコニコした女の子であることはご存じかと思います。
本作では大人になり、キャンプ用品店に勤めています。
ここでは、おっとりとした雰囲気はそのままに、でも少し頼もしいお姉さんになったなでしこが見られ、成長したな、という感動があります。
ある時、店に購入を迷っている高校生のお客さんがやってきました。なでしこは、自分が高校時代にキャンプを始めたことを思い出し、とても親身に、丁寧に対応し、高校生たちも耳を傾けます。
店では家族連れにも、高校生にもそれぞれ相手の求める接客をこなせるスキルを発揮し、彼女の成長をうかがえるとても良いシーンでした。
キャラクターの個性が生きて、役割分担が気持ちよく嵌った作品。
なでしこ以外のキャラクターも、それぞれ成長した姿が丁寧に描かれています。
大人になってからも、ツーリングやソロキャンプを趣味にしているリンはキャンプ経験や知識を生かしてリーダー抜擢。
本人は嫌がっていましたが、千明に推され引き受けます。
あおいは生徒に「あおいちゃん」と呼ばれるほど慕われる優しい先生に、しっかりものの恵那はトリマーとして充実した毎日を送っているようです。
ゆったりと穏やかだけれども、少し切ない時間の経過を楽しむ映画。
恵那の愛犬「ちくわ」は本作でも登場します。ただし、年を取り以前のように走り回る体力はなくなっているようで、ゆっくりと恵那と散歩をする姿は、時の流れを感じさせる少し切ないシーンでもあります。
なでしこやリンたちも大人になり、子供のころと違っていろいろなことができるけど、楽しいばかりじゃない大人の雰囲気を、それとなく表現する中盤は胸にグッとくるものがあります。
劇中の彼女たちには大きなハプニングが起きたり、泣いたりするようなドラマチックなシーンはないのですが、すっと差し込まれる情景描写が見事な作品です。
映画『ゆるキャン△』を見終わった感想
原作ファンには是非とも見ていただきたい作品です。
なでしこたちが大人になったストーリー、ということで敬遠する方も多いと思います。
私自身も最初は、原作の雰囲気が崩れるような気がして不安でした。
でも再開した5人は昔のように仲良く、変わらないキャラクターでキャンプを楽しんでいます。
そしてその楽しさを周りにも拡げよう、という大人としてステップアップした考え方を持った彼女たちの成長がほほえましく、時に切なくもあり、見終わった後に心地よい幸福感と寂寥感が得られました。
映画『ゆるキャン△』で印象に残った名言
私が映画『ゆるキャン△』を見て特に印象に残った名言です。
「犬山あおい」のセリフ
嘘やでー(あおいの口癖ですが、本作では少しニュアンスが異なり切ないシーンです)
映画『ゆるキャン△』の評価や口コミ
他の方が映画『ゆるキャン△』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
映画『ゆるキャン△』
アマプラ に、配信キター♪
ので、観た。社会人に、なってからの、お話。
志摩 リン (しま リン)
名古屋の出版社で働く。私の、お気に入りは、
りんちゃん♪#yurucamp_anime#ゆるキャン#yurucamp#映画ゆるキャン#yurucamp_movie#志摩リン pic.twitter.com/WLDJ4oTrmi— 不倫理クン@アニメ垢 (@furinrikun) November 8, 2022
#映画ゆるキャン 感想
凄く面白かった‼️
ゆるキャンを観ると、
アウトドアな事が無性にしたくなるw大人になって昔の仲間達と何かを
作り上げるのってなんかいいな〜。EDの「ミモザ」って曲が良き!
めっちゃ癒される!
夜に聴く曲にもってこい!
ゆるキャンのEDは、
どれもこれも癒されるわ〜w pic.twitter.com/dxVXHQ1hmQ— ぼっち@『好き』しか勝たん! (@ohitorisama1237) November 12, 2022
#映画ゆるキャン#ゆるキャン#斉藤恵那#ちくわ
映画館で何度も泣いたシーン🥲 pic.twitter.com/533ydlneY1— teru (@teru_2_boz) November 5, 2022
おわりに
私が映画『ゆるキャン△』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』です。
「ジュラシック・パーク」、「ジュラシック・ワールド」シリーズの最新作で、人類のエゴや、探求心、自然の驚異をテーマにした作品です。
現代によみがえった恐竜と人間は共存できるか、とても楽しみです!