奈良県にお住いの22歳女性(フリーランス:ライター)が2022年2月頃に「映画館」で見た映画『コーダ あいのうた』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『コーダ あいのうた』を見ようと思ったきっかけ
映画が公開された当初から感動する映画だと話題になっており、どのような内容なのか気になっていました。
また、見かけたコメントの大半が「号泣した」や「最後まで涙が止まらなかった」などの声が多かったため、そこまで感動する作品なのかと想像していました。
今まで映画館で号泣した経験がなかったため、興味本位で見てみたいなと思っていた時に友達に誘われ、そこでやっとあらすじを目にし、是非映画館で見たいと思い、見に行きました。
映画『コーダ あいのうた』の内容
家族で漁業をし生計を立てている一家ですが、そこにはある問題がありました。
それは、主人公のルビー以外は耳が聞こえない聾唖者だということです。
耳が聞こえ、話すことができ、手話をすることができるルビーは家族にも頼られています。
そんな時、ひょんなことがきっかけで高校の部活でコーラス部に入部します。
ルビーの歌声に魅了された顧問は、ルビーにデュエットで歌を歌うように頼みます。
しかし、家族の漁業を手伝っているルビーには歌を歌う時間などありません。
歌を歌ううちに自分のしたいことを見つけていきますが…。
映画『コーダ あいのうた』の作品情報
作品情報
- 監督:シアン・ヘダー
- 脚本:シアン・ヘダー
- 原作:『エール!(英語版)』ヴィクトリア・ベドス トマ・ビデガン(英語版) スタニスラス・キャレ・ドゥ・マルベリ エリック・ラルティゴ(英語版)
- キャスト/出演者:エミリア・ジョーンズ エウヘニオ・デルベス(英語版) トロイ・コッツァー フェルディア・ウォルシュ=ピーロ ダニエル・デュラント(英語版) マーリー・マトリン
- 主題歌:ジョニ・ミッチェル「青春の光と影」
- 日本公開日:2022年1月21日
- 上映時間: 111分
- 公式サイト:https://gaga.ne.jp/coda/
映画『コーダ あいのうた』のあらすじ
マサチューセッツ州の海辺の町に暮らす少女は、耳の聞こえない両親と兄の日常生活のサポートをしていた。そんな中、高校の新学期に合唱クラブに入部した彼女は、そこで顧問の先生に歌の才能を見出され、初めて夢を抱くようになる。
映画『コーダ あいのうた』の予告編
映画『コーダ あいのうた』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『コーダ あいのうた』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- ハンカチ必須、絶対に泣いてしまう作品
- ルビーの葛藤が胸に響く
- 家族の子離れ
ハンカチ必須、絶対に泣いてしまう作品
涙は出ると聞いていた作品で、見る前から期待値が高かったですがその期待を上回るほど涙が出ます。
ルビーの家族は耳が聞こえないため、歌を歌うルビーを理解できず、反抗期だからと軽く流していました。
しかし、いざコンサートを見に行くと周りが涙を流して聞いていたり、拍手喝采だったり聞こえなくても目に見えて評価されていたのです。
また、そのシーンではルビーの歌声が途中で聞こえなくなる、両親目線での音の聞こえ方が演出されています。
思わず涙が止まらなくなってしまいました。
ルビーの葛藤が胸に響く
ルビーは、家族が漁業をしており通訳をするのに必要不可欠な存在でした。
そのため、何か重要なことがあるとルビーがいないと家族は会話ができません。
そんな時に、音楽と出会いルビーにとっても大きな癒しになっていたのです。
歌を歌うことが、ルビーにとって大きな存在になっていくにつれて、家族との約束が疎かになってしまいます。
そんな時に、進学するかしないのか選択を迫られることになります。
ルビーの本音は音楽を続けたいということでしたが、家族のために自分を犠牲しようとするルビーに、兄がガツンと一言いうセリフが心に刺さりました。
家族の子離れ
家族も家族で、ルビーがいないとできないことが多いため自然と子離れができない状況でした。
ルビーが進学してしまうと自分達の仕事も無くなってしまう可能性があり、進学にも反対している状況でした。
しかし、そんな時にルビーのコンサートを見に行ったことで、自分達のためにルビーが自分を犠牲にする必要はないと思うようになるのです。
両親たちもそれぞれ葛藤がありながらも、娘の背中を押す決断をしたということに涙がこぼれました。
映画『コーダ あいのうた』を見終わった感想
とにかくたくさん泣きました。
映画館でこんなに泣くのは初めてというほどにハンカチを濡らしました。
年頃のルビーの気持ちもわかる、そしてルビーを必要としている両親の気持ちも、自分を犠牲にしてほしくないと思う兄の気持ちもよくわかり、それぞれに感情移入してしまいました。
また、それぞれの視点で物事を考えることで、より心に響くものがありました。
特に、コンサート後に父がもう一度歌ってほしいとルビーに頼み、喉の振動から歌を必死に聞こうとしている姿に感動しました。
今まで見た映画でも指折りの作品でした。
映画『コーダ あいのうた』で印象に残った名言
私が映画『コーダ あいのうた』を見て特に印象に残った名言です。
「音楽の先生」のセリフ
君は17年しか生きていない
映画『コーダ あいのうた』の評価や口コミ
他の方が映画『コーダ あいのうた』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
映画『コーダ あいのうた』を視聴。めちゃめちゃ好きな感じの映画だった。苦しい場面が続くけれど爽やかで愛しくて素晴らしい作品。ルビーがしっかり者で意思が強くて歌声が素敵すぎる。歌声聴いて涙が出てしまう。また観たい。
— しろまる (@shiromaruusagi) October 31, 2022
映画『コーダ あいのうた』を見た
エミリア・ジョーンズの歌声も聴いてて気持ちいい
いい作品だね— 南方少年 (@SouthernoldBoy) October 22, 2022
婚活ですり減ってる皆さん。
心温まるドラマを見ると心が蘇るかもしれません。
映画『コーダ あいのうた』を観たのですが、王道過ぎる物語にまんまと泣きました。
心の弾力性が戻った気がします。オススメです。泣くとストレス解消になりますしね。https://t.co/ItP5VtO8Km
— ふみふみ📯婚活を応援する音楽家 (@fumifumikon) October 27, 2022
おわりに
私が映画『コーダ あいのうた』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』です。
前作から4年後、恐竜の保護を行うオーウェンとクレアは、人里離れた小屋でクローン少女と過ごしていました。
そんな時、オーウェンが育てていた恐竜のブルーの子供が誘拐されてしまうのですが、さまざまな課題に直面し、葛藤していく物語が面白そうです。