兵庫県にお住いの40歳女性(無職:無職)が2022年6月頃に「WOWOW」で見た映画『ベイビー・ドライバー』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ベイビー・ドライバー』を見ようと思ったきっかけ
もともとアクション映画にはあまり興味が無かったのですが、音楽とマッチしたカーチェイスが口コミサイトで評判だったので見ようと思いました。
カーチェイスにピッタリなノリの良い音楽と逃がし屋の主人公が見せる凄腕のドライビングテクニックがカッコよくて目が離せない!という口コミが多くてとても気になっていました。
有名な楽曲がたくさん使用されていて、どの曲がどんなシーンで使われているのか、興味を持ったのも見るきっかけになりました。
映画『ベイビー・ドライバー』の内容
凄腕の逃がし屋ドライバー・ベイビーが主人公のアクション映画です。
過去に犯した罪を償うため、銀行強盗を生業にする組織のドライバーをつとめています。
耳鳴りを消すための音楽を聞くとベイビーは天才的なドライビングテクニックを発揮します。
組織にとってとても大切なドライバーです。
罪の穴埋めが終わりレストランで出会ったデボラと恋に落ちたことで、ベイビーは組織から足を洗うことを決意します。
しかし、ベイビーの腕を買っている組織のボスが現れ、再び逃がし屋の仕事をすることになります。
ベイビーは組織から抜け出すことができるのか、また、組織に巻き込まれていくデボラとの恋の行方が描かれています。
作品情報
- ジャンル:ラブロマンス アクション ドラマ
- 製作国:アメリカ
- 製作年:2017
- 公開年月日:2017年8月19日
- 上映時間:113分
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンターテイメント
- 公式サイト:http://www.babydriver.jp/
映画『ベイビー・ドライバー』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ベイビー・ドライバー』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 天才ドライバー・ベイビーがくり広げる手に汗握るカーチェイス
- アクションや日常生活などあらゆるシーンで使用される有名な楽曲
- ベイビーとデボラの恋の行方
天才ドライバー・ベイビーがくり広げる手に汗握るカーチェイス
見どころは、逃がし屋ドライバー・ベイビーと警察がくり広げるカーチェイスです。
主人公ベイビーは音楽を聞くことで天才的なドライビングテクニックを発揮します。
映画の序盤で描かれるカーチェイスでは、テンションマックスなベイビーの逃走劇にくぎ付けにされます。
普段は物静かなベイビーが見せるドライビングテクニックはスピーディー&スタイリッシュでカッコいいです。
そこで流れる楽曲が車の動きやベイビーの表情とリンクしているので、よりシーンに引き込まれます。
アクションや日常生活などあらゆるシーンで使用される有名な楽曲
見どころは、たくさんの有名な楽曲がアクションや日常生活などあらゆるシーンで使用されている点です。
アクションシーンはもちろんですが、ベイビーがコーヒーを買いに行くシーン、育ての親ジョーに朝食を作ろうとするシーン、デボラとの出会いのシーンなど、日常的なシーンにも有名な楽曲が使用されています。
この曲知ってる!と楽しむことができます。
ミュージカルのように楽曲に合わせてキャストが動いたり話したりするので、作品の世界観に入り込むことができ、楽曲とシーン両方を楽しめます。
ベイビーとデボラの恋の行方
見どころは、ベイビーとデボラの恋の行方です。
両親を亡くし、同じ境遇で育ってきた二人はあっという間に恋に落ちます。
二人の恋は、音楽がきっかけで始まります。
出会いのシーンはもちろん、コインランドリーでうち解けていくシーンは甘酸っぱい青春を思わせます。
しかし、再び現れた組織によって二人の関係が引き裂かれていきます。
アクションや楽曲が高評価の作品ですが、二人の若者のピュアな恋とベイビーの人生の再出発が描かれている点も見どころです。
ベイビーとデボラの恋がどうなっていくのか最後まで目が離せません。
映画『ベイビー・ドライバー』を見終わった感想
ベイビー・ドライバーを見終わった時、とても楽しい映画に出会えたと思いました。
見事なアクションを楽しめましたし、それぞれのシーンに合った音楽を楽しむことができました。
エンタメ性が高く、スリリングなミュージカルを見たような不思議な感覚をおぼえました。
ベイビーがくり広げるカーチェイスやアクションは見ごたえ十分で、ベイビーとデボラの恋がどうなるのか、最後まで目が離せないラブストーリーとしても楽しめました。
また見たいと思える作品です。
映画『ベイビー・ドライバー』で印象に残った名言
私が映画『ベイビー・ドライバー』を見て特に印象に残った名言です。
「ベイビー」のセリフ
一年を通して今日が一番しゃべった
映画『ベイビー・ドライバー』の評価や口コミ
他の方が映画『ベイビー・ドライバー』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
【 デートが素敵すぎる映画4選 】
① ベイビー・ドライバー
② ロスト・イン・トランスレーション
③ グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち
④ ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 pic.twitter.com/hcdXMsLVxl— LEO (@lalaland_japan) July 5, 2023
#褒め過ぎなのを許してほしい映画
『ベイビー・ドライバー』
この映画には好きしかない。 pic.twitter.com/5OzxxYbmhZ— ダンボール BABY DRIVER (@ryokke1091) August 15, 2023
音楽と観る映画「ベイビー・ドライバー」 https://t.co/T4qHceTUsZ
— FASHIONSNAP (@fashionsnap) August 3, 2023
ボートで花見してたら運転が難しすぎて桜の枝にここまで接近してしまい、映画ベイビー・ドライバーでこうやって鉄骨が刺さって死んだやつのことを思った pic.twitter.com/0XyYfkwnY5
— 夜夜中さりとて (@yorusari) April 1, 2023
『パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女』面白かった!「グロリア」であり「レオン」であり「ドライヴ」で「ベイビー・ドライバー」なんだけど、どこを切っても韓国映画という感じで観客を選ばない(注:血は多め)娯楽作になっていると思う。ともすると凡庸になりそうな話を牽引するのが…… pic.twitter.com/tl6twdUa7e
— 🖖濁山Taylor-JOY太郎🖖 (@DiRRKDiGGLER) January 20, 2023
受験生の息子が勉強そっちのけで繰り返し観てます。その横で親も一緒に観てます。
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☆の源がほめてたので見た
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ドライブテクニックがすごくて面白いです。
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ネタバレアリ。某所で中盤以降はB級映画になるって読んだ通りの展開だった。女に入れ込み始めてからはとたんにつまらなくなる。華麗なドライビングテクニックは最初のインプレッサだけであとはぶつけてばかりなのがちょっと…ケビンスペイシーがなんか中途半端な役どころに見えちゃうのもマイナス。怖そうなのに事態をメチャクチャにしたやつは特に消すわけでもなくBABYのことは犠牲になりながら逃がすし。ケビンとの関係を断ち切れなかったから最後の仕事をしたのにあっさり解消できそうな雰囲気だったし。じゃあ、レーサーの道でも斡旋してやればよかったんじゃね?って感じ。店でのちょっとしたやりとりやランドリーでの会話だけで落ちちゃう女もよくわからんw気持ちがなびいててもあそこまでやられりゃ冷めると思うんだけどそれはフィクションってことで流すしかない。エンディングに救いを求めると多分こんな感じになるって典型かと。でも、見ていて退屈とかつまらないって映画ではないので見て損はないかも。続きを読む
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天才的な運転の能力を持ち、若くして犯罪の世界に囚われたベイビーの「逃走」のお話。筋書き自体は非常にありふれたもので、自分はスティーヴ・ハミルトンの「解錠師」という小説を思い出しました。あちらも若くして両親を亡くし、その関連のトラウマで口が利けず、しかし天才的な錠前破りの能力で犯罪組織に加担するという内容です。組織のボスから常に違う端末で電話が来たり、犯罪チームのメンバーが毎回入れ替わったり、ヒロインの存在が人生を変えたりというところまで同じです。ただこれはパクりということではなく、それくらい「若者のアウトロー青春譚」で使われるフォーマットなんですね。たぶんもっと有名な作品が下敷きにあるのかなと。本作もストーリーラインはそれに沿ったものなのですが、一つ一つの要素が磨き抜かれていて、一秒も退屈せずに鑑賞できました。まず素晴らしいのは音楽&カーチェイスの爽快感。冒頭6分のカーチェイスはこの手の作品の教科書として載せるべきレベルの代物だと思います。音ハメを駆使したカットのリズム感、いきなり逆走から始める予想外のルーティング、素人でもわかる異常なドリフトのテクニック、車種の偽装、そしてスマートな車の乗り換え。それぞれ単独でも優れた要素で、見ていて気持ちがいいですが、この作品はさらにこれらの要素がちゃんと話とも結びついています。ベイビーの心象に綻びが出始めたときは海兵隊員の車に擦りますし、逆走から始まった逃走劇は、クライマックスでは正面衝突から始まる、という風に、比喩表現的な要素を持ちます。次いで素晴らしいのはキャラクターの魅力。ベイビーについては言うまでもないですね。名前通りのベイビーフェイスのわりに、運転も運動神経も音楽も才能があり、色んなことをスマートにこなせて本質的に善良。みんなが好きな要素全部盛りか?それを良いように扱う悪の親玉ドク。最後主人公を犠牲に逃げるんやろなと思ってたら、父親みたいな一面を見せてくるとことか。彼女以外には興味なさそうなのに、何かとベイビーを気にかけて「ドクからの電話に出るな」「このまま戻ってくるな」と優しい言葉をかけてくれるバディとか。しょうもないカスなんだけど、相当人間離れした勘の鋭さを見せるバッツのアウトローらしさとか。どのキャラも一面的には描かれておらず、そしてそのギャップ的な魅力を見せつけてくるシーンが、ちゃんと話の大きな切り替わりに連動しています。スピード感を維持したままキャラクターを描く、というのは難しい脚本技術だと思いますが、この作品はそれをそうと感じさせないくらい上手くこなしていますね。そしてクライマックスの展開の熱さ。「よくあるフォーマット」と書きましたが、バッツが死んだ直後からの展開は自分の予想にはなかったです。「逃げ切って終わりか、ヒロインに止められて終わりのどっちか」と思っていたので、バディが立ち塞がったときには驚きましたね。しかしよくよく振り返ってみればこの展開に向けて準備されていたのがわかります。バディはつまり、逃げ延びた後のベイビーの未来そのものなんですよね。途中でバッツが語るように、この作品のテーマは「逃走」で、誰もが何かから逃れて犯罪の世界に来ています。ベイビーは逃げないという選択をしたので、逃避先にあったすべてを振り切らなくてはなりません。テーマは同じ、しかし逃げる対象が逆転するんですね。犯罪者としての未来であるバディ、おそらく親代わりでもあったドク、すべての契機にある衝突事故のトラウマ。その最後が停車にたどり着く、というのは本当に素晴らしい構成力で感心しました。序盤から繰り返しあった車の乗り換えシーンですが、最後にデボラの車に乗り換えることは当然想定していたはず。天才的な設定の使い方ですね。カーチェイスを題材にした作品は数あれど、完成度の面では頭二つくらいは抜けた傑作だと思います。続きを読む
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みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『ベイビー・ドライバー』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『シング・フォー・ミー、ライル』です。
孤独な少年とワニのライルが歌を通してつながっていくミュージカル映画です。