千葉県にお住いの24歳女性(看護師)が2022年3月頃に「Netflix」で見た映画『人魚の眠る家』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『人魚の眠る家』を見ようと思ったきっかけ
「人魚の眠る家」という題名に先ず惹かれ、上映していた期間から見てみたいなと思っていたからです。
Netflixでおすすめの映画を探している時に、この作品と出会いました。
どういう内容なのだろうか…と思い、あらすじなどを全く調べずに見ようと思いました。
また原作は、東野圭吾さんが書いた小説で、この作家さんが書いたシリーズが映画化されているのを毎回見ていたので、今回も絶対面白いだろうと期待して見るに至りました。
映画『人魚の眠る家』の内容
娘の受験が終わったら離婚しようと決めていた夫婦がいました。
ある時、娘の受験の面接練習のために、子どもたちを祖母に預けていました。
祖母と行ったプールで娘は溺れ、命は助かったものの、脳死を認めるかどうかの判断を迫られる状況になります。
母親が決めたのは、化学の力で娘を生かすこと。
しかし、次第に目を覚まさない娘を機械によって生かしていることで、家族はより壊れていきます。
家族の愛とは何かを考えさせられる作品です。
映画『人魚の眠る家』の作品情報
作品情報
- 監督:堤幸彦
- 脚本:篠崎絵里子
- 原作:東野圭吾『人魚の眠る家』
- キャスト/出演者:
- 篠原涼子
- 西島秀俊
- 坂口健太郎
- 川栄李奈
- 山口紗弥加
- 田中哲司
- 大倉孝二
- 駿河太郎
- 遠藤雄弥
- 稲垣来泉
- 斎藤汰鷹
- 荒川梨杏
- 荒木飛羽
- 田中泯
- 松坂慶子
- 主題歌:絢香「あいことば」
- 日本公開日:2018年11月16日
- 上映時間:120分
- 公式サイト:https://www.shochiku.co.jp/cinema/lineup/ningyononemuruie/
映画『人魚の眠る家』のあらすじ
離婚寸前の夫婦のもとに、娘がプールで溺れたとの連絡が入る。意識回復の見込みなしと医師が脳死を告げる中、いったんは臓器提供を受け入れた夫婦だが、奇跡を信じて撤回し、娘の介助生活を開始する。しかし、ある青年の研究が親子の運命を狂わせていく。
映画『人魚の眠る家』の予告編
映画『人魚の眠る家』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『人魚の眠る家』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 娘を思う家族
- 生と死とは
- 医療の発展が、生と死を惑わせる
娘を思う家族
今回の作品では溺れて脳死状態になった娘、両親、弟、祖母、父親の会社で医療機器を開発する男性が物語のキーを握る登場人物となります。
娘が脳死状態になったのにも関わらず、僅かな反応を希望の光に変えて世話をする母親。
医療機器を開発して動かそうとする父親の部下の男性。
お姉ちゃんはもう死んでいると言う弟。
娘を生かしたいけれど、このままでいいのかと悩む父親。
自分に責任があると思い続ける祖母。
ひとつ屋根の下で暮らす家族の中でも色んな思いが交差しています。
その思いが波乱を呼び、結果的に良い方向へと導きます。
生と死とは
全く動かない、喋らない娘を、科学の力で出来た医療機器で動かせば生きている」。
家族たちは、楽しかった頃の思い出を思い出しながら、娘は絶対回復すると信じていました。
でも、回復には至りませんでした。
生きるとはなにか。
動いて、喋って、生き生きと生活することが生きていると言うことなのか。
眠っていても心臓が動いていれば生きていると言うことなのか。
この世から肉体が消えてもみんなの心の中で思い出して貰えたら、生きていると言えるのか。
生きると死ぬとは何かを考えさせられる作品です。
医療の発展が、生と死を惑わせる
今、昔と比べて医療は目覚しい発展を遂げています。
それによって、この作品のように、もう脳死状態で元気に生きていく見込みがない場合でも、心臓は動かし続けることができるようになりました。
自然に死ぬ、という以外の選択もできるのです。
だからこそ、長く生き続けることができます。
しかし、それが本当に本人が望んでいることなのかは分からないままです。
こうした医療の発展が、生と死の境界を有耶無耶にしている気がします。
この作品を通して痛感しました。
映画『人魚の眠る家』を見終わった感想
「人魚の眠る家」って、こういう意味だったのか…とても深いと思いました。
たくさんのことを考えさせられる、メッセージ性の強い作品でした。
キャストの方々の迫真の演技により、臨場感が伝わってきました。
まるでその作品の一員になったかのように、一緒になって考えました。
この作品を見てよかったと思っています。
あまりにも考えることが多くて、何度も見返しました。
見たことにより考え方も変わるし、得るものも多かったと思いました。
映画『人魚の眠る家』で印象に残った名言
私が映画『人魚の眠る家』を見て特に印象に残った名言です。
「播磨生人」のセリフ
お姉ちゃんが生きてるなんて嘘でしょ。機械を使って生きてるみたいにしてるだけで、ほんとうは死んでいるんだ。
映画『人魚の眠る家』の評価や口コミ
他の方が映画『人魚の眠る家』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
【人魚の眠る家】
映画館で静かにめっちゃ泣いた...— ☁️ (@c47504089) January 23, 2023
人魚の眠る家をアマプラで見たんだけど、近い歳の男の子を育ててるからか弟くんのことばかり気にってしまって辛かった…
考えさせられる映画だったなぁ— SENa (@WmRinee) January 20, 2023
人魚の眠る家って映画過去1泣いた。
これはえぐいから全員見てほしい— りょう (@Ryoo0327) January 23, 2023
おわりに
私が映画『人魚の眠る家』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『マスカレード・ナイト』です。
あるホテルの仮面舞踏会で、殺人事件が起きると予告が届く。刑事とホテルマンが殺人事件を阻止するべく奮闘する物語です。
木村拓哉と長澤まさみの共演がまた見れるので嬉しいです!