東京都にお住いの38歳男性(流通・小売系:PC修理販売)が2023年1月頃に「テレビ東京」で見た映画『アンドリューNDR114』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『アンドリューNDR114』を見ようと思ったきっかけ
普段あまり映画は見ないのですが、たまには見てみようかと2022年、2023年の年末年始に見る映画をチェックしていました。
年末年始は有名映画を放送するイメージがあったためです。
年末年始の放送映画をラインナップしたとあるサイトを見たときに同時に運営者の評価も書いてありました。
その中にひとつだけ運営者おすすめというポップがあり、その映画こそがこのアンドリューNDR114でした。
なので興味が湧いてきて見てみることにしました。
映画『アンドリューNDR114』の内容
舞台は近未来で、アンドロイドロボが家電製品として売っているという世界観です。
主人公はそんなアンドロイドの一体です。
そのアンドロイドが突然変異で感情を持つようになります。
人間の家族と一緒に暮らしていくうちに自我が芽生え、やがて本当の人間のように自由を求めるようになります。
そして自分も人間になりたいと願うようになり、持ち前の人工頭脳を駆使して肉体のアップグレードを施し姿までも人間に変えていくという内容です。
作品情報
- ジャンル:SF
- 製作国:アメリカ
- 製作年:1999
- 公開年月日:2000年5月13日
- 上映時間:131分
- 製作会社:コロムビア・ピクチャーズ=タッチストーン・ピクチャーズ作品
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
映画『アンドリューNDR114』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『アンドリューNDR114』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- アンドリューと家族の生活の様子を描く前半
- 先の読めない展開
- 衝撃のラスト
アンドリューと家族の生活の様子を描く前半
アンドロイドであるアンドリューの個性に着目し、人間の子供を教育するようにアンドリューを育てていくお父さんの姿勢が素晴らしいです。
機械工作等の技術面のみならず、ジョークや性教育まで施します。
性教育に関しては後半の伏線にもなっています。
長女とお母さんの描写は少なめですが、次女との関係は良好で、次女が年老いてなくなるまで描写されます。
冒頭の木彫りの馬のエピソードも後半の伏線になっていて回収される際に目頭が熱くなります。
先の読めない展開
前半はこの映画がどのような展開を辿るのか全く先が読めません。
一家とアンドロイドの日常を描くアットホームな映画かと思いきや、劇中で20年、12年、14年・・・とどんどん時間が経過していきます。
後半に差し掛かる辺りで方向性が見えてきますが、序盤を見ただけでは全く予測がつきません。
その時の経過で大切な家族が老い、亡くなっていく過程が描かれ辛いです。
中でも、アンドリューにとても良くしてくれたお父さんと次女アマンダの最期は泣けます。
衝撃のラスト
後半~終盤は、まさにそこまでいく!?というくらいにアンドリューが自身に施す改造がすごいことになってきます。
そして前半の性教育の伏線がまさか回収されることになるとは思いませんでした。
アマンダの孫であるポーシャと恋愛関係になるという展開、そして肉体関係まで結ぶというのはかなりぶっとんでて本当にびっくりしました。
と同時にアンドリューは本当に愛する人と時を共にする喜びを知りました。
しかし人間であるポーシャはアンドロイドであるアンドリューと違い当たり前ですが歳を取り、やがて死にます。
この事実にアンドリューは苦悩しそしてとある決断をします。
これが衝撃のラストになっていて最大の見所です。
映画『アンドリューNDR114』を見終わった感想
感情を持つアンドロイドと人間の違いについて考えました。
劇中終盤で人間側も人工臓器でいわば自身を改造していて半分アンドロイドみたいです。
一方の主人公アンドロイドのアンドリューは永遠に生きれる=人間でないと判定され、完全に寿命で死ぬ人間に自身を改造し、人間として死にます。
愛する人(人間)との結婚を認めてもらいたいがゆえにです。
別に事実婚にこだわらなくてもいいんじゃないかと思いました。
そのほうが合理的です。
アンドリューも当初はそうでしたが、愛する人に人間は非合理的なものと諭されこのような決断を選んだのだと思います。
切ないですね。
映画『アンドリューNDR114』で印象に残った名言
私が映画『アンドリューNDR114』を見て特に印象に残った名言です。
「アンドリュー」のセリフ
お役に立てれば幸いです。
映画『アンドリューNDR114』の評価や口コミ
他の方が映画『アンドリューNDR114』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
◆VOID通過人に見てほしい映画
・A.I.
・アンドリューNDR114
・アイアン・ジャイアント
・チャッピーマジで全部良いので見てくれ~~!!!全部後悔しないから、本当に良い映画だしアンドロイド、ロボット、人間の話最高なので!!!!
— 白畜生🤮8月まで自粛 (@tamagoDX1414) June 22, 2023
最初の30分がクソつまらん事以外最高のロボット映画、アンドリューNDR114 pic.twitter.com/vDb4tC6KkK
— 沼Φのチンピラ (@boghoodlums2) January 6, 2023
テレ東で生涯ベスト級ディズニー映画『アンドリューNDR114』がやるぞ!ディズニープラスにないのでこの機会にぜひ! pic.twitter.com/H0NUaY9xYv
— ユウユ🍏 (@Yuuyu0123movie) January 3, 2023
昨日見た映画。「アンドリューNDR114」は初視聴だったけどめちゃくちゃ良かった。70年代にこの原作が書かれてるのすごい。「最高の人生の見つけ方」は2時間に満たない短い映画なんだけどすごく濃密で、まるで主人公2人の残り時間のよう。「世界一の美女とキス」の願いの顛末がたまらなく好き。 pic.twitter.com/VHtG4feOTt
— はのみど (@hanomidori) September 25, 2023
アンドリューNDR114。原題:200年生きた男
20年ぶりくらいに見た映画だけどスゲー面白いです。
ヒューマンドラマ好きなんです。 pic.twitter.com/HcnB3V5G4V— NA タカイチ (@FA_78_TAKAICHI) January 28, 2024
アンドリューNDR114 1999年ロビン・ウィリアムズサム・ニール出演作品です。Amazonプライムビデオ購入済み。長年の夢を追いかけ果たす物語です。最期に本懐を成し遂げる姿が特に秀逸です。何度見ても素晴らしい。備考としてサム・ニールオーメン/最後の闘争 1981年 ダミアン・ソーン透明人間 1992年 デヴィッド・ジェンキンスアンドリューNDR114 1999年 リチャード・マーティンデイブレイカー 2009年 チャールズ・ブロムリー各場面にて椅子に座って語りかけるシーンが真に素晴らしい。オーメン/最後の闘争では主役ですが当に影の立役者。続きを読む
Amazonの口コミ
SFというよりファンタジー。心を打つものがある反面で、主人公がどこまでも「召使ロボット」という存在であることに文化の違いを感じる。どこか南部の裕福な白人家庭と黒人奴隷を思わせるものがあった。最後は心を通じ合わせるんだけれど、公民権運動を連想しました。
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ロビンウィリアムズがいい味出してます。まったり何も考えず見る映画です。「
Amazonの口コミ
ずいぶん前に見た映画ですが、ロボットからやがて人として,最期は人間になる裁判までに発展するが判決が出た時には!
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個人的に『フォレストガンプ』と並ぶ素晴らしい映画で、『人生とはなんぞや?』を問いかけてる名作だと思います。ロボが人間になっていく過程も、無理がなく自然に感じました。もっとこの方の映画を見たかったです。亡くなってしまったのが残念でなりません。
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『アンドリューNDR114』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『A.I』です。
家族に見捨てられるアンドロイドの子供の冒険記です。