青森県にお住いの26歳女性(フリーランス:Webライター)が2021年8月頃に「ディズニープラス」で見た映画『ソウルフル・ワールド』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ソウルフル・ワールド』を見ようと思ったきっかけ
朝の情報番組スッキリを見ていた時に、映画コーナーでソウルフルワールドが紹介されていたからです。
ソウルフルワールドは、プロの音楽家を目指していた主人公がある日突然意識不明の重体になります。
それで主人公の魂が、生まれる前の魂がいるところに来てしまいます。
そこで、生まれた意味やそれぞれの人生でのきらめきを探すことになるのですが、とてもスピリチュアルだなぁと感じました。
ディズニーのピクサー作品はもともと大好きでしたが、スピリチュアルにも興味があったので絶対に見てみよう!と思いました。
映画『ソウルフル・ワールド』の内容
映画は主人公がプロの音楽家を目指していたところ、意識不明の重体となります。
ほぼ死んでいることになります。
これからプロとして演奏会に出ることになっていたのですが、主人公は突然自分が死んでしまったことを受け入れられません。
もがいているうちにきてしまったのは、生まれてくる前の魂がいる世界。
ここではきらめきや人生で好きなことを見つけて、これから生まれようとする人間の体に落ちていくことになります。
しかし、魂たちの中でみんなよりひねくれた子が一人います。
「22番」という番号で呼ばれている子です。
「くだらない人生を、なぜみんなやりたいと思うのか?」
この子一人だけがきらめきを見つけられないまま、ずっと逃げています。
そんな時主人公とこのひねくれた魂の22番が一緒に、地球へ落ちてしまいます。
目をさますと、意識不明の重体になっていた体に、22番の魂が。
横にいた猫の中に、主人公の魂が入ってしまいます。
一度も人間として生まれたことのない22番と、プロの音楽家として走ってきた主人公が猫に。
そこから2人で共に行動することになりますが、人生で大事なことを学びます。
映画『ソウルフル・ワールド』の作品情報
作品情報
- 監督:ピート・ドクター
- 脚本:
- ピート・ドクター
- マイク・ジョーンズ
- ケンプ・パワーズ
- 原作:‐
- キャスト/出演者:ジェイミー・フォックス/ティナ・フェイ
- 主題歌:JUJU『奇跡を望むなら...(ソウルフル・ワールドver.)
- 日本公開日:2020年12月25日
- 上映時間:101分
- 公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/soulfulworld/about.html
映画『ソウルフル・ワールド』のあらすじ
人間として生まれる前の魂 (ソウル)たちが暮らす世界に紛れ込んでしまった音楽教師ジョー。ジャズ・ミュージシャンになる夢が叶う寸前だった彼は、目的を見失い人間になることを拒むソウル・22番と出会う。やがて、元の世界に戻りたいジョーは22番と共に、ソウルの世界で大冒険をくり広げる。
映画『ソウルフル・ワールド』の予告編
映画『ソウルフル・ワールド』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ソウルフル・ワールド』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 見所は、まずは映像のリアルさです。
- もう一つの見所は、今までのピクサー作品よりも大人向けです。
- さらなる見所は、22番の魂が入った主人公がふとした瞬間にこの世界の美しさに驚くシーンです。
見所は、まずは映像のリアルさです。
まず今回の作品はとても映像が綺麗でリアルだということです。
地下鉄や街の雰囲気が今までのピクサー作品よりもずっとリアルです。
今までのピクサーもとても綺麗でリアルでしたが、ますます美しくなっています。
食べ物も本当に美味しそうで、その温度感や質感がこちらまで伝わってくるようです。
また、人物が遠くから視線を送ってくるシーンなどもアニメとは思えません。
本当に、リアルな人物が演じている映画を見ているようでした。
もう一つの見所は、今までのピクサー作品よりも大人向けです。
2つ目の見所は、ソウルフルワールドはとても大人向けだと思います。
もちろん映像の美しさ、キャラクターの見た目の可愛さなどは子供が見ても十分に楽しめます。
しかしこの作品は大人になればなるほど忘れていた何かを思い出させてくれる作品になると思います。
いつしか人生で大事なことは、成功すること、夢を叶えることなど…
そういったものがあってこそ、人生は幸せなんだと思うようになっていく人が多いですが、実はもっと幸せは日常にいつだって潜んでいると気づかせてくれます。
さらなる見所は、22番の魂が入った主人公がふとした瞬間にこの世界の美しさに驚くシーンです。
最後の見所は、主人公の体に入ってしまった22番は、生まれて初めてのことを経験していきます。
生まれる前では感じることのできなかった食べること(味を感じること)を経験し、生まれて初めて食べたピザの味にとても感動します。
そして、地下鉄で歌っている歌手の歌声に思わず足を止めます。
ふとした瞬間に木から落ちてくる葉っぱの美しさに感動し、両親の優しさ温かさにも触れていきます。
最初はあんなに生まれてくることに否定的だった22番。
しかし、このまま主人公の体に入っていたいと思うくらいに、人生のきらめきを見つけていきます。
この描写たちが本当に感動しました。
映画『ソウルフル・ワールド』を見終わった感想
見終わった後は、1番はもっと日常に感謝して生きよう。ということです。
私たちは生活や職業など今よりもっとよくなって生きたいと思って日々生きていますが、実際にかなってみると実は幸せってもっとシンプルなことだと気づきます。
意外にも平凡で、いっけん地味に思えることが実は人生で1番大切で幸せなことなんだと感じました。
なんてことはない父とキャッチボールした思い出、美味しいものを食べた時の感動、出勤時の空や風景がきれいで見とれてしまうこと。
その人生の生活の一部が実は人生なんだということに気づかされました。
何回見ても泣いてしまう映画だと思います。
映画『ソウルフル・ワールド』で印象に残った名言
私が映画『ソウルフル・ワールド』を見て特に印象に残った名言です。
「ドラテアウィリアムズ」のセリフ
「僕はみんなに海と呼ばれているものを見つけたい。」
魚は言った。「僕らが今いるのが海じゃないか」
映画『ソウルフル・ワールド』の評価や口コミ
他の方が映画『ソウルフル・ワールド』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
メンタルが疲弊していたんだが
人生の愛おしさを再確認させてくれた生まれる前のソウルの世界で
現世に戻りたい者と生まれたくない者が人生の煌めきを探す
普遍的哲学的問い
Artなソウル世界の導き人疲れたらソウルワールドで又冒険したい
人生に意味はいらない、在ればいい pic.twitter.com/qrdgJXXHnB— どらみ (@dorami0420) October 25, 2022
何者にもなれない自分は価値がないと思ってしまう時はソウルフルワールドを観る。今まで何度観返したことか。何かをしなければ価値がないと思ってしまうのは植え付けられた有毒な社会の観念に過ぎず、今日も息をしてるだけで価値があると、ありのままの私を愛せるようになる魂が震える人生の教科書。 pic.twitter.com/eBfM17hq2y
— DIZ (@DIZfilms) September 12, 2022
何かに悩んだときはいつもソウルフルワールドを見てる。 pic.twitter.com/4zv6YQTKai
— 𝗗𝗔𝗜@ (@3559dai) January 10, 2023
おわりに
私が映画『ソウルフル・ワールド』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。