千葉県にお住いの24歳女性(サービス系:一般事務)が2022年5月頃に「Netflix」で見た映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』を見ようと思ったきっかけ
幼い頃私は、父親に連れられて車中泊で魚釣りに行きました。
魚釣りに行く前TSUTAYAに向かい、借りたDVDの1つがこのクレヨンしんちゃんの作品でした。
魚が釣れるまで見ていた当時はネット配信がなかったため、お店で借りるしかありませんでした。
好きな時間に何回でも見られるようになった、大人になった現在でも見返し、繰り返し視聴しています。
子どもの頃にわからなかった昭和時代のことが、クレヨンしんちゃんを通して知ることができた貴重な作品です。
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』の内容
しんのすけたちが住む春日部に、遊びや食べ物、テレビアニメなど、大人たちにとって何もかもが懐かしいテーマパーク“20世紀博”ができました。
テーマパークができて以来、大人たちが毎日通うようになった街は古い車や音楽などが流行り始め、昭和に戻ったかのような様子でした。
一方、テーマパークにも飽きてしまった、現代の子どもしんのすけたちがつまらない毎日を過ごしていたある日、「明日お迎えにあがります」と“20世紀博”から短いお知らせが流れました。
「これだけ」と思ったしんのすけに対し、聞いた途端顔が暗くなったうえ猫背になった大人たちは、しんのすけたちの世話をせず、明日のために早く寝てしまいました。
翌朝、まるで子どものようになってしまい、お菓子を食べジュースを飲み、仕事も家事もせず昼寝してしまった父親と母親に、しんのすけとひまわりは家を追い出されてしまいました。
幼稚園に向かう途中、しんのすけとひまわりが目撃した、春日部の大人たちが缶蹴りやブランコで遊ぶ異様な姿に驚きました。
そんなとき、不思議な音を出しながら何台もやってきたラックに乗り、大人たちは“20世紀博”に行ってしまいました。
しんのすけたちの春日部防衛隊が、「大人たちを取り戻せるのか」というお話です。
作品情報
- ジャンル:コメディ ファミリー
- 製作国:日本
- 製作年:2001
- 公開年月日:2001年4月21日
- 上映時間:89分
- 製作会社:シンエイ動画=テレビ朝日=ASATSU-DK
- 配給:東宝
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 童心に返った大人と子どもの面白バトル
- 今では見ることもできない、昔懐かしい昭和の風景や街並み
- 改めてわかる、野原一家の家族の絆の強さ
童心に返った大人と子どもの面白バトル
「迎えの車が来るから乗って。
パパとママに会わせてあげる。
乗らない子どもは朝になったら捕まえる」とラジオ放送を聞いたしんのすけたちは、サトーココノカドーに逃げ込みました。
翌朝、子どもたちを捕まえに来た大人たちとのバトルが面白かったです。
大人たちは、ビービー弾やヌンチャク、オモチャの剣などで子どもたちとバトル、扇の形になる塀の上をお尻歩きする、ガードレールの後ろに隠れるなど、しんのすけたちは、子どもの体を生かした逃げ方をしていました。
最終的に子どもたちは幼稚園のバスに乗り、逃げながら戦いました。
車にぶつかり、転がった田んぼや坂、川の中でまさおくんは、バスを運転しました。
しんのすけは、ウルトラマンの格好をした父親におならをかける、魔法少女になった母親に運転しながら魔法の杖を返す、「トイレに行く」と言い、敵のボスの車にバスの屋根からおしっこをかけました。
子どもたちの個性的な運転と、大人たちの身体能力のすごさ、オモチャのバトルが面白かったです。
今では見ることもできない、昔懐かしい昭和の風景や街並み
夕焼け空にブラウン管テレビ、八百屋、タバコ屋、足踏みミシン、古いアパートなど、案内された野原一家が周囲を見てみると、昭和の時代にあったものばかりでした。
昭和時代子どもだったひろしとみさえには、懐かしい物ばかりだった光景に、ひろしは涙が流れてしまいました。
昭和の時代に生まれていない人たちにとって、白黒写真でしか見たことがない物や、聞いたことしかない物が、この映画に溢れていました。
アニメでわかりやすく、よく知らない世代に昭和をイメージでき、祖父母や親世代が説明し教えることによって、次世代に繋がるところが魅力です。
ほっこり心が落ち着くシーンが多いのも、この映画の特徴です。
改めてわかる、野原一家の家族の絆の強さ
昔の臭いで子どもに戻った父親を見つけたしんのすけは、汗水垂らして働き染みついた仕事の臭いでこれまでのことを思い出させました。
これまでのことを思い出した父親は、涙に震えながらしんのすけを抱きしめ、1度切れた絆が結ばれ、家族に戻りました。
未来を取り戻そうと、追手に追われながら何度転んでも諦めず、しんのすけは東京タワーの階段を駆け上がりました。
しんのすけを助けようとするみさえの姿や、だれか1人かけたら、「手に入れられなかった」と思わせ、ほかの住人も「未来を生きたい」と心変わりするほど、野原一家の強く諦めない絆が魅力です。
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』を見終わった感想
未来を生きることが怖いボスの男女がいたからこそ、野原家の絆と家族の未来を生きたい気持ちが際立ち、強くなったことがわかった映画でした。
楽しかった子ども時代に戻り、“20世紀博”で楽しそうに笑っていた大人たちの笑顔は、懐かしい匂いに惑わされたとは言え、本物だったと思いました。
お菓子やジュースの暴飲暴食後すぐに昼寝、子どもたちはスーパーで寝泊まりなんて、夢みたいだなと思いました。
大人たちと子どもたちがバラバラだったからこそ、普段やってみたかったけれど叶わなかったことがお互いに思う存分できました。
見ていた私も「やってみたいな、昭和の世界に行ってみたい」と思わせてくれた映画でした。
子どもたちと大人たちの同じレベルの戦いが見ていて面白かったうえ、落ち着く昭和の風景を何度も見てしまう映画です。
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』で印象に残った名言
私が映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』を見て特に印象に残った名言です。
「野原ひろし」のセリフ
「俺の人生は、つまらなくなんかない。
家族がいる幸せをあんたたちにもわけてあげたいくらいだぜ」
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』の評価や口コミ
他の方が映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』。2001(平成13)年公開。昭和への懐古を子供向けアニメで堂々とやって、しかも大傑作にしてしまった原恵一監督の代表作。知人の映画評論家が、公開は4月だったにも関わらず、試写の後「今年のベストワン!」と太鼓判を押していた。(続 pic.twitter.com/PiovNsWSzB
— 唐沢俊一 (@karasawananboku) July 10, 2023
#クレヨンしんちゃん
映画「嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲」、めちゃくちゃ感動出来る神作品として有名だけど、このかすかべ防衛隊が順番に幼稚園バスを運転していき、ネネちゃんの運転時にしんのすけと仲良く「アルプス一万尺」をノリノリで歌い踊るしんネネシーンが可愛い!(⌒ω⌒) pic.twitter.com/nrQNmo58is— 🖤ブラックしずかちゃん🖤 (@BLACKSHIZUKA) February 17, 2023
映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」でしんちゃんが東京タワーを駆け上がるシーンは音楽も素晴らしくて燃える#映画史上最高に熱かったシーンを挙げる pic.twitter.com/xJUEWpj4J0
— 夜久嶌 赭⛩️❄️☃️ (@flaysweetnena) May 10, 2023
🥦好きな映画:クレヨンしんちゃん『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
🥦好きな本:中村俊輔『察知力』
🥦好きな言葉:なんとかなる
🥦好きな東京の街:浅草
🥦好きな曲:ワンオク『Pierce』Pierceは切ない詩だけどめっちゃ良い曲です❤️#東京カレンダー #八木勇征https://t.co/6KQJQ6JnRy https://t.co/jGHyWlAlbd pic.twitter.com/8jDwVutwUX
— mayumi (@yuse56_f9) January 6, 2024
クレヨンしんちゃんの映画の中でダントツ好きです。妙に懐かしく、大人と子供も未来への希望を持って毎日過ごした時代を思い出させてもらえました。子供より大人の方が楽しめる内容かも知れません。
Amazonの口コミ
子供のころに見た映画を自分の子供にも見せたくて購入しました。大人になって改めて見て感じる部分や発見がありました。子供はしんちゃんのお下品なシーンなとで大笑いでした!
Amazonの口コミ
いい大人が観れば、懐かしさと共にホラーな要素があります。製作者が何を言いたいのかが、非常によくわかりますし、心に刺さります。この作品は、ひょっとしたら、クレヨンしんちゃんシリーズでは最高傑作なのではないでしょうか。
Amazonの口コミ
僕がこの作品を子供の頃に見た時は「しんちゃん達すげぇ!」って思ってたのが懐かしく思いますですが大人になった今もう一度見ると、「昔を取り戻したい大人達」の気持ちが分かるようになりましたそれでも「今と未来を家族と友達と生きたい子供達」は、家族と未来を取り戻す為にたった5人と一匹の犬で立ち向かいます笑いあり涙ありのこの作品ぜひ手に取って観てみてはいかがでしょうか
Amazonの口コミ
とても好きな作品なのでブルーレイ発売が発表された時点ですぐ購入を決めました。
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。