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小説のレビュー

【ネタバレ注意】小説『風の万里 黎明の空 下』のレビュー|小説を読んだ感想は「大好きなおすすめ小説」

茨城県にお住まいの26歳女性(教育関係:保育士)が2022年8月頃に「紙の本」で読んだ小説『風の万里 黎明の空 下』のレビューをご紹介いたします。

小説の感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、小説を読む前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この小説の読みどころ

  • 立場の異なる3人がひとつとなり、国を大きく動かす。

    特に、祥慶と鈴が村人に身分を明かすシーンや、陽子が麒麟に跨って金軍に真の王が誰であるかを見せつける場面は圧巻。

  • この小説に登場する男性陣も見逃せない。

    復讐に駆られた鈴を説得し、仲間に引き入れ極悪官僚の生公を倒す行動をとる石黒と古庄の兄弟に熱い想いを感じる。

  • この小説には子供が死ぬシーンが複数存在する。

    その子どもたちの復讐のために動く鈴や、子供を守ることができなかった自分の無力さを嘆く陽子の葛藤も見どころ。

小説『風の万里 黎明の空 下』を読もうと思ったきっかけ

元々、アニメの十二国記シリーズを知っていました。

しかし、アニメ版には小説と異なるエピソードやシチュエーションがあると聞いていたので、いつか小説も読んでみたいと思っていました。

ある時、久々に十二国記の世界に浸りたいという気持ちになり、書店で購入しました。

しかし、忙しさからなかなか読む機会がありませんでした。

そんな中、コロナになってしまい、10日間の待機期間が設けられたため、多くの時間がありました。

そのため、この時期に小説を読むことに決めました。

小説『風の万里 黎明の空 下』の内容

この小説は、上下巻から成り立っており、個人的に好きなのは下巻です。

これは異世界ファンタジーの一例で、舞台となるのは古代中国を思わせる12の国々です。

この世界には、王を選ぶ麒麟が存在し、麒麟に選ばれた者が王となり、国を統治します。

主人公の陽子は日本からこの世界に連れてこられ、王として君臨しますが、官僚とのやり取りに悩んでいます。

陽子と同年代の少女たちが苦難を乗り越え、成長しながら一つの事件を解決します。

立場も生活環境も異なる3人の少女たちの感情に引き込まれていく作品です。

作品情報

小説『風の万里 黎明の空 下』の読みどころをネタバレ覚悟で解説

私がネタバレ覚悟で解説したい小説『風の万里 黎明の空 下』の読みどころは大きく3つです。

この小説の読みどころ

  • 立場が異なる3人が一つになり、国を大きく動かす。

    特に、祥けいと鈴が村人に身分を明かすシーン、陽子が麒麟に跨って金軍に真の王は誰なのかを見せつけるところは圧巻。

  • この小説に出てくる男性陣も捨てたものではない。

    復讐に駆られた鈴を説得して仲間に引き入れ、極悪官僚のしょうこうを倒すために行動しているせっきとこしょうの兄弟には熱いものを感じる。

  • この小説では、子供が死ぬシーンが複数出てくる。

    その子どもたちの復讐のために動く鈴や、子供を守ることが出来なかった自分の不甲斐なさを嘆く陽子の葛藤も見もの。

立場が異なる3人が一つになり、国を大きく動かす。

特に、祥けいと鈴が村人に身分を明かすシーン、陽子が麒麟に跨って金軍に真の王は誰なのかを見せつけるところは圧巻。

この本は3人の少女の成長物語です。

王として自分の不甲斐なさを嘆く陽子、海客で全く知らない世界に飛ばされてしまった鈴、父が王だったが弑逆者に惨殺され、公主としての立場を失ってしまった祥けい。

立場も住んでいるところも異なりますが、自然と引かれ合い、景の国で起こっている残酷な官僚の悪さから景を救う物語です。

3人が子供の死や自分の過去を乗り越えながら成長していきます。

最後に金軍が攻めてきた時に麒麟にまたがり、王としての威厳を見せつけるシーンは見ものです。

この小説に出てくる男性陣も捨てたものではない。

復讐に駆られた鈴を説得して仲間に引き入れ、極悪官僚のしょうこうを倒すために行動しているせっきとこしょうの兄弟には熱いものを感じる。

この物語に出てくる男性陣のせっきやこしょうは悪徳官僚のしょうこうに虐げられてきた者を集めて躍起になります。

しかしながら、官僚は普通の剣では死なないのです。

官僚を殺すことのできる剣を集めたり、仲間を増やしたりしながら、一切バレないように一揆を起こす準備をしています。

そんな中、一緒に旅していた子どもをしょうこうの馬車に轢かれて殺されてしまった鈴が、しょうこうへの復讐をしようとしているのを止めて、仲間に引き入れることに成功します。

その後も一緒に行動している間に祥けいに出会ったり、陽子と出会ったりするのです。

この小説では、子供が死ぬシーンが複数出てくる。

その子どもたちの復讐のために動く鈴や、子供を守ることが出来なかった自分の不甲斐なさを嘆く陽子の葛藤も見もの。

子供が死ぬことで景の国の悪い部分を見つけることができ、3人の少女が一つの目標に向かって行動を開始します。

陽子はお世話になっていた里家に住んでいた子どもを失います。

また、鈴は一緒に旅していた子どもをしょうこうによって殺されてしまいます。

これによって共通の目標が生まれるわけです。

陽子にとっては子供が死なぬような豊かな国をつくること、そのためには悪徳官僚を罰しなければならない。

鈴にとってはしょうこうへの個人的な復讐。

祥けいにとっては自分の国ではできなかったことを景の国で実現したい、そんな想いです。

それが物語の動き始める瞬間となります。

小説『風の万里 黎明の空 下』を読み終わった感想

圧倒的な達成感を感じました。

高校生前後の年頃の少女たちが国を動かすという、一般的な事態ではないことを感じました。

多くの人が亡くなる描写もありました。

しかし、国を変えるという行為がこれほど困難であると感じました。

甘い蜜を吸いつつ悪事を働いていた商工業者や上層部の官僚たちが次々と悪事が暴露されて罰せられる様子は爽快でした。

この一連の出来事は、3人の少女が揃って初めて可能になったことだと思います。

また、3人の少女が個性的でありながらも相性が良かったことも読む楽しみに繋がりました。

小説『風の万里 黎明の空 下』で印象に残った名言

小説『風の万里 黎明の空 下』を読み、特に印象深く残った名言を紹介します。

「陽子」のセリフ

これを初勅とする。

小説『風の万里 黎明の空 下』の評価や口コミ

他の方が小説『風の万里 黎明の空 下』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

話の先が気になって、ついつい急いで読んでしまった。一度最後まで読み通した後、途中をじっくり何度も読んで楽しんでいる。初めて読んでよくわからなかったところが読み返す度に理解できるようになるので長く楽しめる。手もとにおいて、また読み返したい。
Amazonの口コミ

陽子のその後が分かり面白かった。
Amazonの口コミ

十二国記はシリーズを講談社X文庫―ホワイトハート(『魔性の子』以外)で持ってるけど…新潮社文庫の十二国記の完全版とどう違うのかいまいち分からないので『風の万里〜上・下』だけ新潮社文庫版を購入してみました(^_^;)今新潮社文庫版の下巻を読んでる最中ですが講談社X文庫―ホワイトハートとの違いが未だに分からないです(笑)と言うか…違いを探すよりも夢中で続きを読んでしまうので(^_^;)6月末にシリーズの新作含む『ひ緒の鳥』(←ひの漢字出ない)が出るそうで楽しみです!出来れば『魔性の子』の戴国の続き(戴国に戻った泰麒と李斎がどうなったのかと驍宗が本当はどうなったのかなど)読みたいですが…完全新作では出ないのでしょうね(>_<)下巻読んだら違いを探してみます(笑) Amazonの口コミ

それぞれに苦悩を抱えた3人の少女が迎える結末。ファンタジーの世界だけでなく、現代社会にも通じるような苦悩を抱え、それぞれに闇を抱えてきた少女たちが、一つの目的に向かって光を見出していきます。個人的には陽子がいつ「王」であることを明かすのか、本当にドキドキしました。そして終盤の見事な「王」っぷり。さわやかな読後感に大満足です。
Amazonの口コミ

内容の素晴らしさは他の方も書いている通りなので省きます(星は解説を省いた評価です)■巻末にある金原瑞人さんによる解説には、「ナルニア国物語」「指輪物語」の核心に触れるネタバレがあります!■何の前置きや注意書きもないままに突然、ナルニア国物語は〜〜という結末で、指輪物語は〜〜という結末。十二国記はどんな結末を迎えるのか。という旨の文章が出てきます。両作を未読の方、今後読もうと思っている方は、この解説は絶対に読んではいけません。第二刷以降からこのネタバレが削られることを切に願います。
Amazonの口コミ

みなさんの小説を読んだ感想が面白いですね!

おわりに

私が小説『風の万里 黎明の空 下』についての感想や見どころをネタバレ覚悟で解説した内容をご覧いただき、これが興味を持っていただくきっかけになれば幸いです。

次に読む予定の小説は『図南の翼』です。

これは同じ十二国記シリーズ内の共国についての話です。







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