京都府にお住まいの38歳女性(教育系:学校の非常勤職員)が2023年4月頃に読んだ『かえし言葉のフレーズ事典 もう返事に困らない!』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめていますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『かえし言葉のフレーズ事典 もう返事に困らない!』を購入したきっかけ
新しい人間関係が始まり、早く職場に馴染みたいと思ったからです。
私は元々、人見知りが激しく、人と円滑に会話を交わすことが苦手です。
仕事や趣味など、具体的な話題があれば何とかやり過ごせますが、突然話しかけられたときなどは返答に困ることが多いのです。
そこで、この本を読み、様々な場面での応答の言葉を学ぼうと思いました。
数多くのかえし言葉をストックし、職場でのコミュニケーションを円滑にするために、この本を手に取りました。
『かえし言葉のフレーズ事典 もう返事に困らない!』の概要
日常生活から職場まで、様々なシーンでのかえし言葉が実際の会話例とともに紹介されている書籍です。
これまでにも同様の書籍を手に取ったことがありますが、この書籍の魅力は何と言っても設定場面の詳細さにあります。
日常的に交わされる「今日はいい天気ですね」から始まり、週末のレジャーに誘われた時のかえし言葉、相手から謝罪を受けた時のかえし言葉、美容室での「今日はお休みですか?」という質問へのかえし言葉まで、非常に多くのシーンを想定した返事が、イラストと解説付きで分かりやすく紹介されています。
基本情報
- 著者:吉田裕子
- ISBN:9784522439814
- 出版社:永岡書店
- 判型:B6
- ページ数:256ページ
- 定価:1300円(本体)
- 発行年月日:2023年01月
- 発売日:2023年01月13日
- 国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB
- 公式サイト:https://www.nagaokashoten.co.jp/book/9784522439814/
『返し言葉のフレーズ事典 もう返事に困らない!』のYouTube(ユーチューブ)
『返し言葉のフレーズ事典 もう返事に困らない!』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説されている動画がないか調べてみました。
しかし、残念ながら本書を詳しく紹介しているYouTubeチャンネルは見つかりませんでした。
そのため、本ブログで要点をまとめてお伝えできればと思います。
『返し言葉のフレーズ事典 もう返事に困らない!』から学んだことの要約とまとめ
『返し言葉のフレーズ事典 もう返事に困らない!』から学び取ったポイントは大きく3つに分けられます。
学び取ったこと
- 褒められたときや感謝されたとき、「嬉しい」という気持ちを率直に表す
- 深刻な話(事故に遭ったことなど)を聞いた場合、難しく考えず、「心配している」という気持ちを伝える
- どの言葉に対しても複雑に考えすぎず、軽く受け止めるが、軽率にならない
私が特に苦手だった褒められたときや感謝されたときの返し言葉について、率直に自分の感情を伝えれば良いと学びました。
相手が深く考えていないときもあり、自分が必要以上に神経を使って返事すると、かえって相手も困り、スムーズなコミュニケーションが図れないと理解しました。
褒められたときや感謝されたとき、率直に「嬉しい」という気持ちを表す
私は以前から褒められたり感謝されたりすることになれていませんでした。
したがって、職場で仕事を褒められたり感謝されたりしたときも、「自分は何の役にも立っていない」と言って謙遜していました。
しかし、そのような言い方は私の仕事を認めてくれた人に対して失礼な行為であることを新たに認識しました。
相手が気を使ってくれることに対して感謝の意を示すこと、また、単純に褒められて嬉しいということを伝えれば良いと学びました。
深刻な話(事故に遭ったことなど)を聞いた場合、難しく考えず、「心配している」という気持ちを伝える
深刻な話(例えば事故に遭ったという話)を聞かされたとき、私は通常「ああ、そうですか……」としか返せず、口下手になってしまう傾向がありました。
具体的な応答が思い当たらず、そこで「ああ……」と適当に曖昧にしてしまうことを選択していました。
しかし、この本では「ゆっくり休んでね」という返事の例が紹介されていて、同じ状況であれば私も相手にゆっくりと休むように願うだろうと気付きました。
つまり、深く考えすぎず、自分が心配していることや相手にゆっくり回復してほしいという気持ちを伝えれば良いと学びました。
どの言葉に対しても複雑に考えすぎず、軽く受け止めるが、軽率にならない
本書では、「あなたよりつらい人もいるんだから」という言葉に対する返し言葉も紹介されていました。
これは自分が困ったことを相談したときの相手の反応の一例だと思います。
そんなとき私は、「そうですね……」と答えてしまいがちです。
しかし、この本で紹介されていた返し言葉は、「私もつらいんだよ」というものでした。
確かに、自分より苦労している人が他にいるかもしれませんが、私が今厳しい状況であることも事実です。
だからその感情を伝えれば良いと学びました。
つまり、「傷ついた」という感情を伝えても良いということです。
『かえし言葉のフレーズ事典 もう返事に困らない!』の感想
この書籍の会話例の状況の細かさに驚きました。
日常の友人との会話、職場の同僚・上司との交流、また、家族との対話まで、自分が普段体験している会話状況が網羅されているように感じました。
そのため、特定の人との会話を想像しながら読むことができ、すぐに活用できそうです。
毎日何かしらの会話を交わしますが、改めて自分が不適切な言葉を返していたことに気づきました。
また、自身が不適切な言葉を返された経験もあり、その時の不快な気分やモヤモヤ感を思い出しました。
言葉を返す前に、相手の立場に立ち、慎重に言葉を選びつつ、過度に気を張らないようにしようと思いました。
『かえし言葉のフレーズ事典 もう返事に困らない!』の評価や口コミ
他の方が『かえし言葉のフレーズ事典 もう返事に困らない!』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
もう返事に困らない!
かえし言葉のフレーズ事典
吉田裕子 著 永岡書店①傾聴力・観察力
②共感力・想像力
③構想力
④語彙力・表現力日常でとても参考になります😊 pic.twitter.com/rHiBTEYLxf
— しんや (@sj5T2LZ7lBIBsyd) April 9, 2023
新刊✨『もう返事に困らない!かえし言葉のフレーズ事典』永岡書店 pic.twitter.com/tFnZhi7NrQ
— 宮脇書店帯広店 (@miyawakiobihiro) January 15, 2023
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
具体的な会話例が豊富で、すぐに日常生活に活かせます。
どの例も明日にでも誰かと交わす可能性のある会話です。
「最近どう?」や「遅れてごめんね」などは、明日誰かと会う約束をしているならば、早速使われそうですし、職場へ出勤すれば「少し仕事をお願いできるかな?」や「そんな指示、聞いていません!」、「指示をいただければ実行します」などと誰かに言われるかもしれません。
絶対にこれが正解という言葉は存在しないかもしれませんが、少なくとも相手を不快にさせず、自分も不満を抱くことなく対応できれば、これからの関係構築に大いに役立つでしょう。
会話が苦手な私は今すぐにでも使いたいフレーズばかりでしたが、会話への苦手意識をそれほど感じていない人にとっても、自己の応対を振り返る良い機会になる書籍だと思います。
次に読む予定の本は『爆弾犯と殺人犯の物語』です。
こちらは推理小説で、私は通常、今回紹介したような実用書よりも小説を好んで読みます。
実用書は小説と違い、即時利用可能な知識を提供してくれますが、小説も侮れない存在です。
直接的な活用法はないかもしれませんが、多くの学びが得られると感じています。
それを理解している私としては、初めて読む著者の新刊小説を探して読んでみたいと思います。