千葉県にお住まいの40歳男性(流通・小売系:物流センターの検品担当)が2022年1月頃に「ザ・シネマ HD」で視聴した映画『ラッキーナンバー7』のレビューをご紹介します。
映画の感想や見どころをネタバレ覚悟で解説していますので、映画を視聴する前に面白さを知りたい方や評価や口コミに興味がある方は参考にしていただけると幸いです。
目次
映画『ラッキーナンバー7』を見ようと思ったきっかけ。
逃亡中の修道僧が名探偵顔負けの推理力を披露する「仮面の真実」や、エスパーと国家権力との壮絶な戦いを描く「PUSH 光と闇の能力者」など、本格派の歴史ミステリーからSFアドベンチャーまでを手掛けているポール・マクギガン監督の映画には前々からキラリと光るセンスを感じていました。
孤独で不運な生い立ちの青年に次から次へとトラブルが降りかかる本作は、その中でも特に優れたクライムエンターテインメントに仕上がっていると聞き、どうしても観たかった1本です。
映画『ラッキーナンバー7』の内容
スレヴン・ケレブラは、その日に失業し、大量のシロアリ発生により自宅のアパートの取り壊しが決まりました。
行く当てがなくなったスレヴンに声をかけてくれたのは、ニューヨークに住むニック・フィッシャーです。
道中は追い剥ぎに遭うなど苦労が絶えず、ようやく彼の部屋にたどり着いたものの、彼は留守で会うことができませんでした。
ニックは賭け事にハマり、多額の負債を抱えていたため、悪質な取り立て業者から追い込みをかけられていたようです。
偶然その場に居合わせたスレヴンは、ギャング同士の抗争に巻き込まれていきます。
彼は負け続きの人生から脱することができるのでしょうか?
作品情報
- ジャンル:サスペンス・ミステリー
- 製作国:アメリカ
- 製作年:2005年
- 公開年月日:2007年1月13日
- 上映時間:111分
- 配給:アートポート
映画『ラッキーナンバー7』の見どころ、ネタバレ覚悟で解説
今回ネタバレ覚悟で解説する映画『ラッキーナンバー7』の見どころは大きく3つあります。
この映画の見どころ
- 豪華キャストの騙し合い
- 劇中の名曲に隠された重要なヒント
- デッドヒートのレース、大穴を狙う戦略
豪華キャストの騙し合い
何をやっても裏目に出てしまう冴えない主人公、スレヴン・ケレブラの役にはジョシュ・ハートネットが出演しています。
冷血に与えられた任務を遂行していくアサシン・グッドキャット役を演じるのはブルース・ウィリスです。
犯罪組織のボスにはモーガン・フリーマン、ライバル陣営のラビ役にはベン・キングズレーと、強面の役者たちが揃っています。
紅一点のルーシー・リューは得意のアクションを封印し、ヒロイン・リンジー役でおしとやかに花を添えています。
劇中の名曲に隠された重要なヒント
シンガーソングライターであると同時に社会活動家としても知られるジョッシュ・ラルフがサウンドトラックを担当しました。
「カンザスシティ・シャッフル」は、軽快なラップのリズムを背景に、謎を解くための大きな手がかりが隐藏しています。
リンジーと一夜を共にしたスレヴンが、眠気覚ましのコーヒーを買いに外に出るときに流れるのはウェンディ・レネの「アフター・ラフター」です。
「笑顔の後には涙」という歌詞通り、思わぬ幸せが一転する展開に注意してください。
また、イギリスのエレクトロニック・グループ、O YUKI CONJUGATEの「偶然の夢」も終盤の急展開に欠かせません。
デッドヒートのレース、大穴を狙う戦略
ニューヨークのクイーンズ区にあるアケダクト競馬場で1979年に起こった八百長騒動が全ての始まりとなります。
1894年に開設された歴史あるこの競馬場は、近年カジノも併設され、ニューヨーカーにとってのテーマパークとなっています。
「アケダクトの10レース 7番」と予想家たちの間で飛び交う情報は、原題「Lucky Number Seven」とピッタリでしょう。
「Seven」に「l」を追加し、「e」を「i」に置き換えると、主人公の名前「Slevin」になります。
映画『ラッキーナンバー7』の感想
偶然のように見えていたスレヴンのニューヨーク訪問が、全て計算されていたという事実が明らかになる終盤の展開はスリリングです。
一見、お気楽な若者の表情が、みるみるうちに逞しく引き締まっていく様子には圧倒されました。
一方、見た目の暴力性とは裏腹にグッドキャットやラビたちの脆さ、弱さにも驚かされました。
愛するリンジーと一緒に何があっても生き抜くと誓ったスレヴンに待ち受けていた最後のサプライズプレゼントも忘れられません。
映画『ラッキーナンバー7』で印象に残った名言
映画『ラッキーナンバー7』で特に印象に残った名言を紹介します。
「グッドキャット」のセリフ
みんなが右を見るとき、ひとりだけ左を向く。
映画『ラッキーナンバー7』の評価や口コミ
他の方が映画『ラッキーナンバー7』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
映画『ラッキーナンバー7』が観たい。FilmarksにClip! https://t.co/gF8xSUmhqD #Filmarks #映画 #ラッキーナンバー7
— シュウ (@bonjovi_com) March 17, 2019
昨日深夜やってた大好きな映画
やっぱり良いな♬🥺#ラッキーナンバー7 #ラッキーナンバースレヴィン #カンザスシティシャッフル https://t.co/N121oN2R02 pic.twitter.com/qfwtE0mLzD
— メメじぃ(^^)初号機!孫🐿❤️しか勝たん❣️ (@rh_yza) January 12, 2022
#映画好きと繋がりたい #映画
CS「ラッキー
ナンバー7」鑑賞
人違いからトラブルに巻き込まれる男の話。正直、豪華キャストな、だけの退屈な映画だと思ってました...途中までは...!前後半の、このギャップは何‼とても面白くとても切ない映画でした◎ pic.twitter.com/cYiKqGsgE2— シマモン (@JI8oGBj9qKANywg) March 28, 2019
映画鑑賞報告。『ラッキーナンバー7』(2006) pic.twitter.com/sGpmbDf9Sg
— Satoshi_M (@goat_yaroh) November 19, 2022
同映画館はご視聴中の飲酒、喫煙が可能となっております。
なお、当館長は現在赤ら顔で鑑賞中でございます。上映中の作品は、ラッキーナンバー7でございます。ルーシーリューが可愛いのです。 pic.twitter.com/XUCekFFrGa— みっちゃん (@micchan8969) January 5, 2020
最近、ちょっと観る機会は減ったが、J・ハートネットにL・リュー。それから御大、M・フリーマンとB・キングズレーにB・ウィリス。S・トィッチからD・アイエロに至るまで、本作はまさにオールスターキャスト。マンハッタンロケを行い、全米公開も2,000スクリーンで、MGMの配給。それが「インディペンデント映画」とはこれいかに?っていう感じであるが、正真正銘の事実だ。メイキングを観ると、資金集めとスケジュールに大変な苦労をした、と製作者が語っているが、上記のトップスターたちは、ギャラよりも脚本の凄さに打たれて、参加を決めたという。この最後まで目が離せないホンは、作品を見返してみると、冒頭からいくつもの伏線が張られていることがわかる。しかし、終盤に来るまで、そのオチに気が付く人は少ないのではないか。アメリカでも評価が高いのだが、公開時の興収は2,200万ドルに止まっており、ひとケタ違うのではないかと思ってしまう。よって、この高評価は、DVDリリースされたあとに拡がった現象と言えそうだ。撮休の俳優・スタッフも、揃って見学に来た、というベンとモーガンのふたり芝居はもう圧巻だし、ジョシュのおバカ演技から正体を明かしていく凄みも見応えがある。P・マクギガン監督は、TVドラマ監督が多く、なかなか日本で観ることが出来ないが、もっとメジャーになってもおかしくない人だ。こういう作品は、どうしてもメジャー作品に押されてしまうのだが、気軽に家庭で楽しむことができる点で、いい時代だと思う(笑)。特典ディスクにはメイキングとインタビューなどが収録されており、和気あいあいの現場を垣間見ることができる。星は4つです。続きを読む
Amazonの口コミ
なかなか良作だと思います。
Amazonの口コミ
数十分に及ぶ素材が収録されての発売だった初回版DVDの特典映像(●)は、日本版予告編と日本版のテレビとラジオのスポットの三つを除き、他は全部再収録されての初Blu-ray化となっています。●二種類のオーディオコメンタリー●メイキング映像●未公開場面と別エンディング●キャストとスタッフのインタビュー●撮影風景●オリジナル予告編初回版DVDでは、特典映像は本編ディスクとは別のディスクにて収録されていましたが、Blu-rayでは一枚にてまとめられています。ディスク用に制作された日本語吹替え音声もキチンと収録されているし(※)、画質も問題なく綺麗です。カチッカチッとしたクッキリ硬い感じではなく、柔らかめの映像で、冒頭の空港待合室の青いベンチの発色なんてとても素晴らしく、軽く浮いてるように立体的にさえ感じれる。フィルム上の傷に相当するチカチカ・パチパチするノイズは一切出ませんし、粒子感のようなザラッとした質感もなく、滑らかで鑑賞に際しての支障は何も感じませんでした。(※)ブルースウィリスを吹替えられた内田直哉氏の声質は案外、ウィリス本人の声に近い感じがしてピッタリですね。個人的にウィリスの吹替えは、樋浦勉氏がピッタリだと思っていたのですが(野沢那智氏の声質はウィリスには不釣り合いに感じる)、内田氏もなかなかだ。それと仕様上の注意ですが、特典映像の閲覧は本編再生しつつ設定の切り替えが可能なポップアップ・メニューからは呼び出せず、メイン・メニューから選択なさらないと見れません。封入紙は片面印刷ペラ一枚のディスク取り扱い説明書のみで、初回版DVDに付属していた解説書にあたるブックレットは付いてませんが、何だかんだ言っても本編重視での買い直しが個人的な理由なので、その点は記したように難なくクリア出来ているとの印象で、基本的には問題のない初Blu-ray化だとの印象ですね。で、今までに旧DVDで3〜4回くらいは再見している作品だけど、いちばん最近でもたぶん...2008年か2010年くらいの何時かが最後の鑑賞日なもので、筋立てを大まかには覚えていたけれど、この度、久々にBlu-rayにて全編再見してみて細部は忘れているもんだなぁ...と、「好きな作品」だからBlu-rayで買い直し、それまでに数回見直しているにも係わらず、案外、全体像は曖昧にしか記憶してなくて、内容全てをキチンとは覚えていないんですよね。表紙の右端に写るスタンリー・トゥッチが何の役で出ていたのかも本編を見直すまですっかり忘れてたし、冒頭クレジットでダニー・アイエロの名前が出るけれど、「え、ダニー・アイエロ出てるんだ?」と、こちらもすっかり記憶に残ってませんでしたが、ま、アイエロは前半に登場するだけのチョイ役で、経年と共に忘れてしまっていても然もありなんな感じではありますが...それにロバート・フォスターも登場して初めて「あーあーこんな役で出てたなぁ〜」と、やっと思い出したくらい。久しぶりに観てもシャレた構成だし、人はたくさん死ぬけれど悲惨な感じはせず、殺伐としていてもスタイリッシュに映像化されているので、ある種、ゲーム感覚で楽しめる作品だし、犯罪エンターテイメントとしては及第点の面白さを満たしていて、今観てもジューブンに面白いです。サントラCDも久しぶりに出して、聴いてみよ。続きを読む
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ストーリーも何も知らないけど、なぜか前から欲しかったので買ってしまった。まだ見ていないけど期待してます。
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勘違いが勘違いを呼ぶスナッチのような怒涛のストーリー展開を期待してたらいきなりユージュアルサスペクツの二番煎じの様な陳腐な展開に、ハァ?って感じで途中から苦笑いで見てました。観客にひた隠しにしていた情報を最後に一気に公開してどうだ驚いたろう!みたいな演出大嫌いです、個人的に。ジョシュ・ハートネットは男から見てもカッコイイです、異色のスター競演は見る価値あり。
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みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
映画『ラッキーナンバー7』について、私の感想や見どころをネタバレ覚悟で説明してきました。
面白いと感じた方は、ぜひご覧になってみてください。
次にご紹介したい映画は『ラスベガスをぶっつぶせ』です。
これは成績優秀な理系大学生がラスベガスのカジノで大金を得ることを企む頭脳派サスペンス映画です。
エンドロールが流れるまで目が離せないというキャッチフレーズにも合う映画だと思います。