千葉県にお住いの21歳女性(学生)が2021年2月頃に「映画館」で見た映画『花束みたいな恋をした』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『花束みたいな恋をした』を見ようと思ったきっかけ
私がこの映画を見ようと思ったきっかけは、友人の感想やTwitterでの声です。
男女の恋愛をリアルに描いていて、特に大学生の私たちとほぼ同年代の頃の恋愛が描かれていると耳にし、興味を抱きました。
また、この映画を一緒に見に行ったカップルは、多く別れているといった話も耳にし、より関心を抱きました。
映画のタイトルや予告を見て、自分にもこのような過去があったなと共感を抱き、見ようと思いました。
映画『花束みたいな恋をした』の内容
今までは赤の他人であった2人が、偶然、運命のような出会いをし、約5年間の彼らの恋愛を描いたラブストーリーです。
誰しもが経験したことある恋愛の楽しさや悩みや葛藤がリアルに描かれています。
お互いが大学生の間は上手くいっていた関係も、同棲を始め、お互いが真剣に進路を考え始めてから、2人の関係性にも徐々に変化が現れます。
ただずっと一緒にいたいと女性側が考えていても、一度仕事を始めてしまえば、1つのことにしか集中できなくなる男性、といった男女の恋愛観の対比をも、リアルに映し出しています。
そんな彼らがどのように恋愛をしていくか、第三者目線から見ることの出来る映画です。
映画『花束みたいな恋をした』の作品情報
作品情報
- 監督:土井裕泰
- 脚本:坂元裕二
- 原作:‐
- キャスト/出演者:
- 菅田将暉
- 有村架純
- 清原果耶
- 細田佳央太
- オダギリジョー
- 戸田恵子
- 岩松了
- 小林薫
- 主題歌:Awesome City Club「勿忘」
- 日本公開日:2021年1月29日
- 上映時間:124分
- 公式サイト:http://hana-koi.jp/
映画『花束みたいな恋をした』のあらすじ
駅で終電を逃したことをきっかけに出会った麦と絹。お互いに音楽の好みや趣味が同じことを知り、すぐに恋に落ちる。大学を卒業してフリーターをしながら同棲生活をスタートさせ、日々変化する環境の中で日常を共有しながら大切に過ごしていた。この2人での生活を続けるために、就職活動に励んでいく。
映画『花束みたいな恋をした』の予告編
映画『花束みたいな恋をした』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『花束みたいな恋をした』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 始めてしまったら、必ず終わりが来ること
- どんどんと気持ちがすれ違っていくふたり
- 何より大切な告白までの3回のデート
始めてしまったら、必ず終わりが来ること
この映画の見どころは、まず二人の運命的な出会いです。
ふたりは終電を逃してしまい、とある居酒屋で飲むことになります。
そこで、お互いの趣味があまりにも共通していること、考え方や感じ方が似ていることに気づき、徐々に惹かれあっていきます。
付き合う前のドキドキ感や3回目のデートで告白しなきゃいけないというジンクスなど、誰もが感じたことのある恋愛のトキメキやワクワクを、自分の経験も思い出しながら観れるという点です。
どんどんと気持ちがすれ違っていくふたり
よく大学生の恋愛で、別れる理由に挙げられるのが、就職活動です。
この映画は、その点をもしっかりと描いていると感じ取れました。
お互い大学卒業後、フリーランスの2人が、進路について考え始めた時、特に男性が、相手に対する嫉妬や焦りが出てきたりします。
また、仕事をいざ始めたら、彼女そっちのけで仕事で手一杯になり、彼女との時間を作ることを疎かにしていきます。
映画内で、女性側は最新刊まで漫画を読んでいるのに対して、男性側はまだ途中で止まっていたりと、お互いの時間の使い方やすれ違いが徐々に見えてきて、とても面白くリアルで、共感できる点もたくさんあると思います。
何より大切な告白までの3回のデート
お互いが別れようと決心した最後の日、ふたりは同棲を始めたての頃のような、とても楽しいデートをします。
最後に、男性側はもうこのまま結婚しようと、今日の思い出が楽しかったからという理由で、女性側に話を持ちかけますが、女性側は今まで自分の感じてきた辛いことを思い出して断るシーンは見どころです。
この場面も男女の恋愛の違いを大きくリアルに描いていると思い、とても感動しました。
一度した過ちはもう一度するというように、いくら楽しい思い出があって、今日が楽しかったとしても、人は同じ過ちを繰り返すということに対する男女の理解の違いをもリアルに反映されていると感じました。
映画『花束みたいな恋をした』を見終わった感想
この映画を見て感じたことは、沢山あります。
何より恋愛は、勉強よりも難しいのではないかと感じました。
今まで生きてきた人生も違う二人が、偶然付き合って結婚までするなんてことは、本当に僅かな確率に過ぎないのではないかとも感じさせられました。
どんなにお互いのことが好きで、いくら趣味が同じであったとしても、必ずしも一生一緒にいられるなんてことはないのだと考えさせられました。
それでも、タイトルにもある通り、その時間はとても楽しく幸せであったのだから、それも思い出であると、自分の過去を振り返りながら、考えさせられた映画でした。
映画『花束みたいな恋をした』で印象に残った名言
私が映画『花束みたいな恋をした』を見て特に印象に残った名言です。
「八谷絹」のセリフ
始まりは終わりの始まり
映画『花束みたいな恋をした』の評価や口コミ
他の方が映画『花束みたいな恋をした』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
#花束みたいな恋をした
監督 #土井裕泰#有村架純 #菅田将暉
恋愛系では1番好き。
出会いは常に別れを内在し、恋愛はパーティーのようにいつか終わる。知的要素の散りばめ具合もお洒落だし、絹と麦のやりきった感も清々しい。
冒頭の再会から、生存率1%の恋愛の可能性に期待してしまうわたし。 pic.twitter.com/McgFyXMNXT— 海羽 (@samehada_sae) January 10, 2023
遅ればせながら、『花束みたいな恋をした』鑑賞終了💐
→鑑賞後『勿忘』の流れ、やばかったぁ😢涙涙
いい物語をありがとうございました🎬#勿忘 #花束みたいな恋をした #菅田将暉 #有村架純 #最高 pic.twitter.com/Kc010Hbnfp— memi🎧シンガーソングライター (@LadyCrown0715) January 11, 2023
ずっと見たかった映画
過去の恋愛が美化されて思い出す系のやつ。
男女の考えの違いも忠実に捉えててすれ違って行く感じが切なかった。
結婚に妥協はあかんのやろなぁ。#花束みたいな恋をした pic.twitter.com/01zuaQunRb— ひめな (@himena_choco) January 4, 2023
おわりに
私が映画『花束みたいな恋をした』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。