埼玉県にお住いの30歳男性(フリーター)が2022年11月頃に「映画館」で見た映画『すずめの戸締り』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『すずめの戸締り』を見ようと思ったきっかけ
以前から新海誠作品が好きだったため、新作が発表された時点で映画館へ見にいくことを決めていました。
新作の上映日時は友人から教えてもらい、それならばと上映された翌日に友人と2人で映画館で鑑賞しました。
なぜ新海誠作品が好きかというと、ストーリーが面白いことはもちろん、アニメ作品でありながら映像美にこだわった作品が特徴的な上、実際の日本の風景を描写している場面が多いところに惹きつけられるからです。
客席に前方のあまり良くない角度の席でも迷わず予約するほど楽しみにしていました。
映画『すずめの戸締り』の内容
日本列島の島に住む女子高生の主人公岩戸鈴芽(すずめ)が通学途中、地元では見かけないイケメン大学生宗像草太(そうた)に出会ったところから物語が始まります。
日本の地脈のようなものが各地にある廃墟の扉と繋がっており、要石によってその扉は封じ込められていました。
しかし、要石の封印が解かれ、これから扉を中心に災害が発生してしまうことがわかり、主人公の鈴芽と大学生の草太が、各地の地脈のようなものと繋がった扉を閉じるため日本各地を回るという物語です。
映画『すずめの戸締り』の作品情報
作品情報
- 監督:新海誠
- 脚本:新海誠
- 原作:新海誠
- キャスト/出演者:
- 原菜乃華
- 松村北斗(SixTONES)
- 深津絵里
- 染谷将太
- 伊藤沙莉
- 花瀬琴音
- 花澤香菜
- 神木隆之介
- 松本白鸚
- 主題歌:RADWIMPS「すずめ feat. 十明」「カナタハルカ」
- 日本公開日:2022年11月11日
- 上映時間:122分
- 公式サイト:https://suzume-tojimari-movie.jp/
映画『すずめの戸締り』のあらすじ
平穏に暮らしていた少女がある青年との出会いがきっかけで災いを呼び込む扉の存在を知り、戸締まりの旅に出る。
映画『すずめの戸締り』の予告編
映画『すずめの戸締り』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『すずめの戸締り』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 東日本大震災の発生により家族を失った少女の主人公
- 一見可愛いがホラー要素を兼ね備えた猫のダイジン
- 日本各地巡礼できるような鮮明な映像美
東日本大震災の発生により家族を失った少女の主人公
新海誠作品は実在する場所を設定した物語の進みが特徴的です。
今回は九州地方の島が物語のスタートとなります。
物語は、日本の地脈のようなものと各地にある廃墟の扉がつながり、その扉が開くと災害(大震災)が発生してしまうため、地脈と繋がった日本各地の廃墟の扉を閉じて回るものです。
九州スタートで四国→中国→関西...とどんどん北上していくのはわかりますが、最後がまさかの福島県。
まさかの東日本大震災で廃村になった街が舞台になりました。
初めはファンタジーな物語と思っていましたが、最後に現実と結びつけられると不思議と物語のリアリティが一気に増してアニメだけどどこかドキュメンタリーを見ている気分になりなんとも不思議なきぶんになりました。
一見可愛いがホラー要素を兼ね備えた猫のダイジン
本映画のマスコットキャラクターとしてcmや予告にも度々している猫のダイジンですが、実は最初に封印を司っていた要石でした。
主人公の鈴芽と一緒にいたいがため、同行していた草太を動く椅子に変えてしまい、要石の役目を無理やり草太に引き継がせてしまいます。
それでも鈴芽は椅子となった草太と扉を閉じる旅を続けるのですが猫のダイジンが廃墟の扉にことあるごとに登場し、これから災害(大震災)が発生することを楽しみにしているかのような振る舞いをして立ち去っていきます。
その時の猫のような化け物のような風貌はホラー映画を見ているようで背筋がゾワゾワするものでした。
日本各地巡礼できるような鮮明な映像美
やはり新海誠映画といえる映像美は今回も健在でした。
最初は星空の丘のような非現実的な場所から始まりまるものの、主人公の家がある九州から日本各地を周り最終的には福島まで辿り着きます。
その間の移動ルートや移動時間の描写までもが実際に辿っていけそうなルートを描写していることで映像美と物語のリアリティが一気に増したように感じられます。
特に東京の風景は見たことあると言えるような場所が描写されており、物語とは別の面で楽しめることが多い作品です。
映画『すずめの戸締り』を見終わった感想
最初はファンタジーな物語と思って見始めても最後には妙なリアリティーを感じる、最初と最後では感じ方がどっと変わる作品でした。
これを見てからだと私も日本を縦断して旅してみたいと思えるような映像美で見ていて癒されます。
また、東日本大震災は終わったように思えるけど家族を失った人たちの人生はまだまだ続いて悲しみを背負いながらも前向いて生きているんだな、風化させてはいけない災害だったのだなと改めて振り返ることができました。
映画『すずめの戸締り』で印象に残った名言
私が映画『すずめの戸締り』を見て特に印象に残った名言です。
「草太と鈴芽が扉を閉じる時のおまじない」のセリフ
お返し申す
映画『すずめの戸締り』の評価や口コミ
他の方が映画『すずめの戸締り』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
どこで見たか忘れたけど
すずめの戸締まりで芹澤が車で昔の懐かしの曲を流してる理由は色んなことがあった昔(震災など)を思い出したり、忘れないようにするために流してる
的な考察見つけてうわぁすげーってなった(語彙力無いけど)— ゆうひ (@Y_u_h_i__) January 13, 2023
#すずめの戸締まり を観てきました。
私だけかも知れませんが、東日本大震災と向き合った映画は初めてです。なにか良い意味で、複雑な心境になりました。あの地震から10年以上経ちましたか。 pic.twitter.com/m1UNhBeLoV— 【コットン大好き】⋈冬峰 (@fuyumine0920) January 13, 2023
やっと観てきた。
いやー泣いた。
いろんな想いを思い出したなり。#すずめの戸締まり pic.twitter.com/Xcz6FlySI1— りる🎶💙🎧 (@riru_kapal) January 13, 2023
おわりに
私が映画『すずめの戸締り』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『RRR』です。
3時間以上、超大作のインド映画をたっぷり楽しみたいです!