千葉県にお住いの41歳男性（流通・小売系：物流センターの検品担当）が2023年2月頃に「WOWOWプラス」で見た映画『ティファニーで朝食を』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ティファニーで朝食を』を見ようと思ったきっかけ
炊きたてのご飯にお味噌汁をそえた和食も健康的ですが、やっぱり寝起きには淹れたてのコーヒーと焼き立てのパンが欲しくなります。
ついつい眠気の方を優先させてしまい、ギリギリの時間に飛び起きて何も食べずに出勤してしまう今日この頃。
せめて気分だけでも優雅な朝ごはんを楽しみたくて観たのが、オードリー・ヘップバーン主演の不朽の名作です。
メガホンを取ったのはブレイク・エドワーズ、コメディーからアクションまで幅広く手掛けていて馴染みがありました。
映画『ティファニーで朝食を』の内容
テキサスの貧しい実家で生まれ育ったホリー・ゴライトリーは、10代の前半で獣医との結婚生活に失敗していました。
心機一転のために地元を飛び出して、ニューヨーク市内へと引っ越してきたのが1年ほど前のこと。
男性からお誘いを受けることも多いのですが、特定の相手とお付き合いをするつもりはありません。
最近になって気になっているのは作家を自称するポール・バーシャック、彼と家庭を持つことも悪くはないのかと。
果たしてホリーが選んだのは安定した将来か、それとも何者にも縛られない自由か？
作品情報
- ジャンル:ドラマ
- 製作国:アメリカ
- 製作年:1961
- 公開年月日:1961年11月4日
- 上映時間:115分
- 製作会社:パラマウント映画
- 配給:パラマウント映画
映画『ティファニーで朝食を』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ティファニーで朝食を』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 最高に上品な立ち食い
- ハリウッドが遥か遠くの夢だった頃
- 名無しの相棒とリフレッシュ
最高に上品な立ち食い
オープニングの舞台となるのは、夜明けの光が射し込み始めたばかりで人通りのないマンハッタンの街並み。
ヘップバーン扮するヒロインが、タクシーから颯爽と登場します。
身に付けているのは黒いサングラスにロングドレス、首にかかった白いパールのネックレスとのコントラストが鮮やかですよ。
有名宝石店のショーウィンドウの前で立ち止まって、紙袋からデニッシュパンとカップコーヒーを取り出して。
まさに20世紀アメリカ映画史を振り返っても1、2を争うほどの美しいテイクアウトシーンと言えるでしょう。
ハリウッドが遥か遠くの夢だった頃
ホリーのアパートにはジャパニーズを自称する怪しげな中年男性が入居していますが、「ユニオシ」というネーミングセンスはどうも...せめて鈴木さんや佐藤さんなど、もう少し一般的な名字に近づけた方が良かったのでは。
青い浴衣を羽織って黒ぶちのメガネをかけてと、まさに1960年代の典型的な東洋人のファッション。
演じているのも純粋なアメリカ人のミッキー・ルーニー、当時はまだ日本人俳優が言葉の壁と海を越えるのは難しかったようですね。
名無しの相棒とリフレッシュ
夕暮れ時にパーティーに出かけて日付けが変わるまで遊び回っているホリーですが、ふいに訳もなく落ち込んでしまうことも。
そんな時には5番街にあるお気にいりのお店、「ティファニー」まで足を運べばたちまち元気いっぱいです。
それでも寂しい気持ちが晴れないときに頼りになるのは、路地裏で拾ってした1匹の茶トラねこ。
フワフワとした茶色い毛並みが可愛くてたまりませんが、果たしてホリーがいつになったら名前を付けてあげるのか注目してください。
映画『ティファニーで朝食を』を見終わった感想
ひと目で心を奪われて夢中になってしまうものの、決して追い付くことができない儚げな後ろ姿。
天使のようなキュートな笑顔で男たちを癒していたかと思ったら、小悪魔のように手玉に取る。
そんな変幻自在なホリー・ゴライトリーに、見事に魅せられてしまいました。
フラりと出ていったきり戻ってこないことが多いホリーですが、今でもきっと世界のどこかを放浪しているはず。
いつか旅先でバッタリ彼女と出会ったならば、朝食をご一緒させて頂きたいと思います。
映画『ティファニーで朝食を』で印象に残った名言
私が映画『ティファニーで朝食を』を見て特に印象に残った名言です。
「ホリー・ゴライトリー」のセリフ
誰のものでもない、ひとりぼっちよ
映画『ティファニーで朝食を』の評価や口コミ
他の方が映画『ティファニーで朝食を』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
『ティファニーで朝食を』でオードリーヘップバーンがムーンリバーを弾き語る大好きなワンシーン。
てか楽器をやってる人間あるあるだと思うんだけど、映画なんかで演奏してる演技と流れてる曲がどれほど一致してるかすごい気にして見てしまう。そして一致してると心の中でよしってガッツポーズする。 pic.twitter.com/YQcieH3RwB— 音楽部屋 (@mamamamash) January 28, 2024
スパイダーマン・ストアがクローズし、壁の文字も埋められてしまいました
このファサードは 映画『ティファニーで朝食を』に出てくる「スタインズ」がモデルです
……というのは実はウソで、実際には「ティファニー」がモデルです。大人の事情で名前を変えたんですね
なので… pic.twitter.com/XVSFYxaCSH
— USJ情報局 L.C.A.STUDIOS (@LCASTUDIOS_USJ) January 25, 2024
【ティファニーでブレイクダウンを😂】
皆さん一度は聞いた事がある映画のタイトル『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's)』を完全にパロったバンド名『Breakdowns At… pic.twitter.com/1HpBvzDgoS— /// SATOSHI // New Blood Records (@newbloodrecords) January 31, 2024
アンディ・ウィリアムスの世界CD全10巻
映画『ティファニーで朝食を』の主題歌「ムーン・リヴァー」や「ある愛の詩」「ゴッドファーザーの愛のテーマ」「酒とバラの日々」と数え上げればきりがないほどの映画音楽やスタンダードナンバーを歌い、音楽ファンを魅了。https://t.co/ABIQd32lOd pic.twitter.com/2BSRaHoeUn— 大いいホークス (@tg0936) January 30, 2024
YouTubeにて
本日の朝6:00にライブ動画をアップします❣️
オードリー・ヘップバーン主演の映画
「ティファニーで朝食を」よりMoon RiverをアコースティックVer.でお届けします☕️https://t.co/qXE1IjrodK
みなさんの☕️1杯、朝食とともに見てみてください☺️✨️… pic.twitter.com/bptFcfyG0H— juri (@juri_officials2) January 30, 2024
劇中、ヘップバーンがムーンリバーを歌うと聞いて、初めてこの映画を観ました。YouTubeとかですと、歌だけしか聴けませんでしたので、前後のストーリーを頭に入れた上で歌のシーンを観ることができました。
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楽しい時間を過ごしました。
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自分用に購入しましたが。美形の俳優は、どんな役でも似合いますね。
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先ず始めに断って置かなくてはならないのは映画と小説とでは全くの別モノだという事。カポーティ著の原作の方は、第二次世界大戦中のニューヨークが舞台になっているが、ブレイク・エドワーズ監督の映画はベトナム戦争下のお話で、丁度この小説が出版された時期にリンクしている。小説の方は（ほんの一部分の例外を除いて）「私」という一人称で語られるのに対して、映画の方では「私」に「ポール」という名称が与えられている。名字はヴァージャックVarjak というこのスラヴ系の名前は、戦死が確認され訃報も打たれたが実は生き残っていた者に与えられた架空の名前であり、そう考えると４２丁目の市立図書館の索引目録の山にはなんと多くの脱走兵が居たのかを改めて思い知らされるのである。衣装はハリウッドの女帝、イーデス・ヘッドである。あれっ、ジバンシーじゃないの？とお思いになる方も多いと思われる。確かにユーベール・ド・ジバンシーとヘプバーンの仲は第二次世界大戦のレジスタンス時代からのものであり、「ローマの休日」は事実上のデビュー作という事でヘッド女史に譲るものの、第二作目「麗しのサブリナ」からはヘプバーン、ジバンシーを贔屓にしているのだ。この「ティファニーで朝食を」ではオープニングのクロワッサンを食べるシーンの黒のイヴニングはジバンシーだが、サリー・トマトに面会にシング・シング刑務所に行く時のワンピースはヘッドのものなのだ。違いがお判りになったかしら？ここで面白いのはポールのパトロン役のパトリシア・ニールがヘプバーンに負けじとばかりにイタリア人のデザイナーを起用している事である。この映画の主題曲「ムーン・リバー」であるが、実はこれは劇中でヘプバーンが歌う事を念頭に入れ、音域も中央ドからオクターヴと一全音上のレまでとヘプバーンの声域に合わせて作曲されたのだ。作曲のヘンリー・マンシーニは戦後の、テックス・ベネキー時代のグレン・ミラー・オーケストラでアレンジャー兼ピアニストとして鳴らしたあと、1954年の伝記映画「グレン・ミラー物語」にスコアを提供している。「ムーン・リバー」でマンシーニが試みた事は、三拍子でスタンダードを書くという事であった。「ワルツ」というとビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビイ」を思い起こすが、ヴィレッジ・ヴァンガードでのTake 2が「ティファニーで朝食を」の映画が公開された1961年という事実に目を向けると大変に興味深い事に気が付く。「ムーン・リバー」であるが、ここではヘプバーンがアパートの非常階段で自らギターを弾きながら歌うシーンに注目してみたい。なんとヘプバーン、三拍子の中に二拍子を挟んで、変拍子を叩き出してしまっているのである。歌詞で言えば " We're after thesame rainbow's end " のところ。踊りの上手いヘプバーンが軽やかなステップで独特の足捌きを見せたって感じ。続きを読む
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オードリーヘップバーンは可愛いです。でも、役柄のはすっぱな感じを私は受け入れられませんでした。さらに、もっと残念だったのは、日本人をあからさまに侮蔑的に描いていることです。1961年の作品です。当時の日本人をどのように見ていたかがわかる気がしました。
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みなさんの映画を見た感想が面白いですね！
おわりに
私が映画『ティファニーで朝食を』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『恋するベーカリー』です。
2010年2月公開、監督はロマコメの名手と謳われるナンシー・マイヤーズ。
大人気のベーカリーショップを経営する実業家が主人公なため、こちらも極上のデニッシュが期待できそうです。
