東京都にお住いの25歳男性(芸能関係:タレント)が2023年8月頃に「映画館」で見た映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を見ようと思ったきっかけ
今年の春にTVアニメシリーズを観て感動したからです。
『響け!ユーフォニアム』は1期?2期が放送されていて、さらには劇場版も人気でした。
今年の映画を挟んで来年にはTVアニメ3期があります。
TVアニメ3期は主人公の黄前久美子が3年生となって吹奏楽部を牽引していきます。
劇場版の時点で久美子は2年生として先輩たちとともにコンクールに挑みました。
そして今回の映画では2年生秋、つまり新体制となった吹奏楽部の部長を務めています。
2024年春のTVアニメ3期に向けて今回の映画を視聴してみようと思いました。
映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』の内容
今回のアンサンブルコンテストは3?8人の少人数、5分以内の演奏で1つの学校につき出場できるのは1編成までです。
つまり、北宇治高校吹奏楽部の中で部内オーディションが行われるという訳です。
『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』で現在の3年生が引退して、今回の『特別編 響け!ユーフォニアム?アンサンブルコンテスト?』では主人公の久美子が部長となった新体制が描かれています。
演奏が得意な人とそうでない人がいる中、久美子たちの頑張りが描かれています。
作品情報
- ジャンル:青春 ドラマ
- 製作国:日本
- 製作年:2023
- 公開年月日:2023年8月4日
- 上映時間:58分
- 製作会社:『響け!』製作委員会(アニメーション制作:京都アニメーション)
- 配給:松竹ODS事業室
- 公式サイト:http://anime-eupho.com/
映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 久美子や麗奈がチームのまとめ役として奔走
- 新部長・黄前久美子は他人の心を開くのが上手
- 全国大会金賞を目指す先輩と後輩の絆
久美子や麗奈がチームのまとめ役として奔走
今回のアンサンブルコンテスト部内オーディションには夏にコンクールメンバーになっていた者とそうでない者がいます。
しかも今回の部内オーディションの編成は部員たち自身で決めるため、演奏テクニックに差が出ることもあります。
それでも、部長の久美子やドラムメジャーの麗奈はそれぞれが工夫して演奏の完成度を高めようと取り組んでいきます。
久美子と麗奈は同じチームになり、その中にはコンクールに選ばれたことのない加藤葉月や釜谷つばめがいます。
その2人の成長も、それを引き出すチームメイトのやり取りもとても魅力的です。
新部長・黄前久美子は他人の心を開くのが上手
今回のアンサンブルコンテスト部内オーディションには夏に引退した3年生部員の吉川優子、中川夏紀、傘木のぞみの3人も出場します。
一方、同じく3年生の鎧塚みぞれは音大受験に備えて1人廊下で練習しています。
その時、外で1人自主練習をしていた部長の久美子と会話するシーンがあります。
そこでみぞれは久美子に対して「窓を開けるのが上手だね」と声をかけます。
久美子自身は最初、部長が務まるか不安でしたが、みぞれ先輩の言う通り、久美子には他人の心を開く力があります。
他人を良い方向へ導けるのです。
それがこの窓を開けるシーンと重なってとても感慨深いです。
全国大会金賞を目指す先輩と後輩の絆
北宇治高校吹奏楽部にコントラバスを演奏できる部員は2人しかいません。
2年生の川島緑輝と1年生の月永求です。
昨年は緑輝1人しかいませんでしたが、緑輝の活躍は吹奏楽部の全国大会出場の大きな立役者と言っても良いと思います。
そのくらいコントラバスは貴重なパートです。
今回のアンサンブルコンテスト部内オーディションは3?8人の編成でチームを組むことが本選に出場する条件ではありますが、なんと緑輝は求と2人で部内オーディションに出場します。
緑輝にとっては自分が本選に出場するよりも後輩の求に演奏の技術を伝授したいという気持ちがあったのでしょう。
2人でレベルを上げて来年は部として全国大会で金賞を取ることを目指す、本当に先輩と後輩の絆が感じられるシーンです。
映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を見終わった感想
今回の映画を観終わって、音を合わせることは心を合わせることだと改めて感じました。
久美子たちのチームは演奏の時に呼吸を合わせることを意識していました。
これは久美子のユーフォニアム、麗奈のトランペットなどとは違い、釜谷つばめが演奏するマリンバは打楽器です。
そのため、自分の演奏に集中しすぎると仲間と音を合わせる時にタイムラグが生じやすいです。
その呼吸を意識することが周囲への気遣いにつながり、やがて1つのまとまった合奏になります。
今回の『特別編 響け!ユーフォニアム?アンサンブルコンテスト?』も吹奏楽部の魅力がたくさん詰まったとても良い映画でした。
2024年の春に放送予定のTVアニメシリーズ3期もとても楽しみです。
映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』で印象に残った名言
私が映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を見て特に印象に残った名言です。
「鎧塚みぞれ」のセリフ
窓を開けるのが上手だね
映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』の評価や口コミ
他の方が映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
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詳しくはこちら🎵https://t.co/GCOheQxeX0#anime_eupho #ユーフォ_アンコン pic.twitter.com/FHF489bd6n
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8月4日-6日公開映画
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「誓いのフィナーレ」はユーフォ映画の4作目に当たり吉川優子が北宇治高校吹奏楽部の部長に就任し黄前久美子が2年に進級し新1年生が入部して黄前が1年生のお世話係「黄前相談室」を拝命し新生・北宇治高校吹奏楽部として全国で金賞を取る事を目指す話となる。「黄前相談室」に寄せられる1年生の悩みとは鈴木美玲:あの人(加藤葉月)ワタシよりヘタクソな癖になんで楽しそうに部活やってるんですか!?久石奏:あの人(中川夏紀),なんで後輩の私に演奏技術の教えを乞いに来るんですか!?恥ずかしくないんですかねえ?先輩は後輩より上手くなくちゃいけないんですッ!「なんで先輩の癖にヘタクソなんですか!?」鈴木美玲と久石奏の「悩み」は上下関係のうるさい部活動をやった人間なら誰しも一度は抱える悩みだと思う。吹奏楽部の本質は「体育会系」と言われていて体育会系の建前として1年より2年の方が技術があって当たり前2年より3年の方が技術があって当たり前従って1番技術のある3年がレギュラーに選ばれて当たり前ってのがあって「下級生よりヘタクソな上級生など存在してはならない」のだ。「存在してはならない」のに存在しなければならない「ヘタクソな上級生」の抱える苦痛。2年になった川島緑輝と1年の月永求の様に川島の方が技術的にも人間的成熟度に於いても月永のそれを上回り月永が川島を常に仰ぎ見て川島の一挙手一投足から月永が「何か」を学び取ろうとする師弟関係が成立するのが理想だが現実はなかなかそういかず後輩の技量が先輩のそれを凌駕する事がしばしば起こる。「リズと青い鳥」のブルーレイの音声解説(キャストコメンタリー)で中川夏紀役の藤村鼓乃美氏と吉川優子役の山岡ゆり氏との間で次の様な会話がある。山岡氏が学生時代に実際に吹奏楽をやっていたとの話を聴いた藤村氏が次の様な質問を投げかけるのだ。藤村「あのさ」「私の方がセンパイより上手いからレギュラーになるべきって言える?」山岡「無理無理無理無理無理!そんなコト…そんなコト言える訳ないじゃん!」僕の会社の先輩で空手の有段者の方がいて次の様な話をしてくださった事がある。「俺はあるとき,空手の昇段試験で先輩を差し置いて合格してね」「他の先輩方から鉄拳制裁を受けたんだ」『オマエは後輩に追い越された,あの先輩の気持ちを考えた事があるのか?』「『オマエは空手技術は高いかも知れんが人間としては下の下だ』ってね」体育会系には後輩の技量が先輩のそれを勝る場合,後輩が先輩を立てる不文律がありソレをしなかった後輩は厳しく「制裁」されるのだ。黄前が1年のとき,同じ1年の高坂が3年の中世古香織を差し置いてトランペットのソロパートに抜擢されて2年の吉川の怒りを買い吉川は高坂の父親が滝教諭の恩師である事を知り高坂が縁故でソロパートに選ばれたと高坂を中傷し,「高坂は演奏技術は高くとも人間的にはクズだ」との流言飛語を流布した。コレが体育会系の上下関係を無造作に侵害した者への制裁なのだ。「年次に関係なく実力のあるものがレギュラーになる」ってのは建前で実際には「先輩を差し置いて後輩がレギュラーになるのは許されない」のだ。僕は「古い人間」なので「エースをねらえ!」の岡ひろみを思い出したよ。岡のいびられ方を見たら後輩が先輩に何かと譲らないと「大変な事になる」ってのが大変良く分かる。山岡氏の「無理無理」発言は制裁を恐れてのものだし僕の先輩は実際に制裁を受けた。「ユーフォ」のアニメの放送当時吉川はボッコボコに叩かれて「人間のクズなのはオマエの方だよ!」「北宇治高校吹奏楽部が強くなれないのはオマエの様な先輩がいるからだ」と中傷された。その「人間のクズ」・吉川もこの1年で人間的に大きく成長した。「余りにも偉大な前副部長・田中あすかの影」の重圧と必死に戦い,人の上に立つ者の苦しみも散々味わった。全国に進めず,ひとり泣き崩れ,副部長・中川に支えられておきながらそのことをおくびにも出さず意気消沈する一同に「頭をあげろ」と檄を飛ばし「この悔しさを来年に繋げるんだッ」と皆を励ます吉川の姿。それは「全国で金」の様な記録に残る事はないが確かな成果なのだ。滝教諭の指導は演奏技術に関するもので個々の生徒の問題には立ち入らない。滝にとって重要なのは自分の要求が出来るか出来ないかであって出来ないなら何時までに出来る様になるかの期限の確認なのだ。その「生徒の個々の問題」解決を一任されたのが「黄前相談室」であり鈴木美玲に対しては「頑なに自分の意見に固執し孤立するのは良くない」と指導し「制裁」を恐れる余りワザとヘタクソに演奏してオーディションに落ち,中川夏紀にレギュラーの座を譲る片八百長を演じようとした久石奏の心得違いを叱るのだ。「黄前相談室」に寄せられる悩みに右往左往する黄前を見て高坂はこう呟く。「今年は…全国で金どころか全国大会への出場も無理だろう」高坂の予言はゾッとする程正確だった。僕は黄前や高坂が入学する前年に北宇治高校吹奏楽部でやる気のない上級生とやる気のある下級生が対立して部員が大量に辞め,実質的な活動休止状態に陥っていたことが痛かったと思う。吹奏楽部の屋台骨を支えるべき現行の3年生の層の薄さが辛かった。本作の最後に黄前は3年に進級して部長に任ぜられる。確かに演奏技術や演奏に対する心構えで言えば黄前より川島や高坂の方が上だろう。だが黄前は1年間「黄前相談室」を開設して1年の悩みを聞き続けて来たことが評価されたのだと思う。黄前「奏ちゃん…全国大会に進めなくて悔しい…?」久石「悔しいですよ…悔しくって死にそうですよッ!」1年前には決して明かさなかった「本心」を明かす様になった久石の姿こそが「この1年の成果」と描かれて映画は閉じる。続きを読む
Amazonの口コミ
クセが強く現実味のある新一年生 ”奏”の存在感が際立ち 非常に良い。なお、一期の「オーデション」や ”2”の「青い鳥」で描くテーマ (部活の目的)が、今作の一年生「w鈴木」で凝縮され シリーズの共通した基礎を成しているように感じた。(リアル部活の本質とも共通)各個性の描写が見事で、サイドストーリーに溢れ、登場人物一人一人に同じような物語が有るのだなあと想像してしまい、チラッとしか映らないキャラにも勝手にイメージが膨らみ、人物や風景のキラキラした作画や一挙手一投足に製作者サイドの愛を感じる。シリーズ全体に言えるが、一回観ただけではとても感情の微妙な描写や、何気ない所作の真意は理解が追い付かず2~3回観て初めて分かる部分は少なくない。そういった意味で円盤は何回も観て納得できる。*TUREの歌う、アニソンのお手本とも言える一貫したポジティブなテーマソングも、シリーズ人気の大きな一翼を占めているのは言うまでも有るまい。
Amazonの口コミ
劇場に見に行けなかったのと、地上波で近い将来に3年生編が始まる事が決まったので購入しました。それぞれ進級した久美子達と新1年生の絡み、久美子と秀一との関係性の変化など見所満載! 少し影が薄くなった滝先生や若干駆け足の感じもあるけど、100分なので致し方無し…でも、押さえる所は押さえてあるのでそれほどストレスは感じませんでした。 作画は流石に京都アニメーションなのでとても美しい。早く3年生編が始まらないかと、心待ちにさせてしまいますよ♪
Amazonの口コミ
きちんとしたストーリで退屈はなかった。京都アニメは実写をアニメで作っている感じで、聲の形の時から気になっている制作会社です。続編期待しています。
Amazonの口コミ
言うことなし♥️
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みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』です。
TVアニメ『ハイキュー?? TO THE TOP』の続編になります。
全国大会を舞台に烏野高校と音駒高校の対決が描かれます。