北海道にお住いの26歳女性(主婦)が2022年2月頃に「映画館」で見た映画『ラストナイト・イン・ソーホー』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』を見ようと思ったきっかけ
youtubeの告知動画を見て、面白そうと思ったのがきっかけです。
監督の映画に対するインタビューなども見て、新しいホラーが見られるなと思い、見に行くことを決めました。
また、音楽好きにはたまらないシーンが告知動画に盛り込まれており、これは見るしかないと思いました。
映像も60年代のきらびやかなロンドンが描かれていて、見ることのできない当時を少しでも垣間見たくて、興味を持ちました。
Instagramにも時より広告が出始め、何度もチェックしていました。
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の内容
田舎に住む少女がファッションデザイナーになる夢を実現するため、ロンドンへ足を踏み入れます。
しかし、夢の実現は簡単なものではなく…共に学ぶ同級生たちに馴染めない少女は、のけ者扱いをされます。
寮生活では居場所も見つからない彼女は、寮を飛び出し、とある古いアパートへ入居します。
そこには優しいオーナーのお婆さんが暮らします。
その部屋で眠りについた少女は、夢の中で1960年代のロンドン、ソーホーへといざなわれます。
夢の中では、歌手を目指し上京した美少女が、有名クラブの歌手となるまでの道のりが毎晩展開されていきます。
少女は、夢の中の少女と自分を重ねるようになり、夢の中の少女へと感情移入をしていきます。
夢の中では歌手になるためにもった数多くの男性との関係性が描かれるようになり、暴力的な関係を含んだその関係性は徐々に歌手を夢見た純粋な少女の身心を追い込んでいきます。
この過去の事件を夢で知った少女は、現代でその事件のことを暴こうと奔走しますが、たどり着いたのは予想外の事実でした。
なんと、夢に現れた少女は今も生きていたのです。
ですが、そこには予想外の結末が…。夢と現実が入り混じるホラー映画です。
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の作品情報
作品情報
- 監督:エドガー・ライト
- 脚本:エドガー・ライト、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
- 原作:エドガー・ライト
- キャスト/出演者:
- エロイーズ・ターナー - トーマシン・マッケンジー
- サンディ - アニャ・テイラー=ジョイ
- ジャック - マット・スミス
- ミス・コリンズ - ダイアナ・リグ
- ペギー・ターナー - リタ・トゥシンハム
- 主題歌:-
- 日本公開日:2021年12月10日
- 上映時間:117分
- 公式サイト:https://lnis.jp/
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』のあらすじ
ファッションデザイナーを夢見るエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学する。
しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、街の片隅で一人暮らしを始めることに。
新居のアパートで眠りにつくと、夢の中で60年代のソーホーにいた。
そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)に出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。
夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返すようになる。
だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。
さらに現実では謎の亡霊が現れ、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。
果たして、殺人鬼は一体誰なのか、そして亡霊の目的とは-!?
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の予告編
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 予想外の結末に驚きが隠せない。古き良き時代を舞台に描かれる社会的背景。そこから生まれるサイコロジカルホラー。
- オールディーズミュージック好きにはたまらない作品。耳だけでも楽しめます!
- 光の中、ダンスシーンと音楽にのせて進んでいく物語に目が離せません!
予想外の結末に驚きが隠せない。古き良き時代を舞台に描かれる社会的背景。そこから生まれるサイコロジカルホラー。
最終的にアパートのオーナーであるお婆さんこそが、夢に出てきた少女であったことが判明します。
そして、男性たちの暴力的な行為に怒り狂った彼女は、多くの男性を夢にいざなわれたあの部屋で殺害していたことが分かったのです。
まさか…と、展開に驚きました。
また、これまで暴かれていなかった事実を暴かれてしまったお婆さんは、少女にも襲い掛かり、彼女を殺そうとし、そのアパートごと燃やそうとするのでした。
彼女は、友人によって生き延び、お婆さんは燃え滾る炎の中消えていきました…。
オールディーズミュージック好きにはたまらない作品。耳だけでも楽しめます!
この映画は1960年代のロンドンでの様子が描かれており、当時の音楽が好きな人にはたまらない作品なのではないかなと思います。
特に主役を演じたアニャ・テイラー=ジョイが歌う「恋のダウンタウン」は素晴らしく、映画の中でも一つの見どころに感じました。
アカペラで歌うこの曲ですが、徐々に伴奏が入り始めますが、原曲とは異なり少々ダークでホラーな旋律です。
そこがこれから起きる恐怖を予感させ、鳥肌がぞわぞわなポイントでした。
光の中、ダンスシーンと音楽にのせて進んでいく物語に目が離せません!
また、ダンスナンバーがかかるシーンでは照明も加わり、鮮やかな当時の夜の様子が展開されます。
見ているこちらもその場にいるかのような不思議な感覚になります。
そして、このダンスナンバーも当時流行していたものです。
『land of 1000 dances』がかかるシーンは、田舎から上京した少女エロイーズと、夢の中の少女サンディが混同していく場面です。
音楽とダンスにのせ、二人の心が交わっていく様子が展開されていくのがこの映画で一番のみどころでした。
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』を見終わった感想
とても面白い映画でした。
私は古い音楽に興味を持っていたので、ストーリーだけではなく音楽やダンスシーンをとても楽しむことができました。
また、内容も1960年代の社会的背景を含んでおり、普通のホラーではない新鮮な作品でぞわっと恐怖を感じる点が面白かったです。
ただのホラーよりも、頭をつかいながら、また耳で音楽を、目で鮮やかなシーンを楽しみながら、恐怖がこみ上げる点で見ごたえが増していると思います。
おすすめの映画になりました。
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』で印象に残った名言
私が映画『ラストナイト・イン・ソーホー』を見て特に印象に残った名言です。
「サンディ(夢の中の少女)と彼女を弄ぼうとした男ジャック」のセリフ
サンディ: Just as long as you’re in it for the long run.
遊びはイヤ
ジャック: Sandie, I’m with you till the end.
死ぬまで一緒さ
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の評価や口コミ
他の方が映画『ラストナイト・イン・ソーホー』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
アマプラ「ラストナイト・イン・ソーホー」鑑賞
ダークファンタジー的な雰囲気からホラー映画に変わっていった感じ。
いろいろなことが最後に回収できてスッキリ。
クラシックなファッションや60年代の音楽がとてもステキ!#映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい #映画 #アマプラ pic.twitter.com/N5otUl697u— 映画大好きゆっちゃん (@mamamia4mamamia) June 23, 2023
『ラストナイト・イン・ソーホー』憧れだったの、ロンドンは。自分と重ねたあの子は眠れる60年代。ネオンは夜も朝も亡霊を照らす。まだ終わってないわ。殺人鬼は今もこの街で静かに息をする。ホラーというよりダークファンタジーな世界観で、怪しくも甘い画作りが素敵だった:◯ pic.twitter.com/Z3LR3FNmHy
— 狐のきりゅう (@fox__kiryuu) June 24, 2023
「ラストナイト・イン・ソーホー」
めっちゃおもろー
ホラー優しめのサスペンスで見やすかったし、画の切り取り方とか斬新で映像も綺麗で癖に刺さりました
ヒロイン2人すげかわいい— り (@muki2extreme) June 30, 2023
おわりに
私が映画『ラストナイト・イン・ソーホー』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』です。
『ジュラシック・パーク』シリーズに続き、上映された『ジュラシック・ワールド』シリーズ最新作。前作に引き続き、人類と恐竜の共存はなされるのか?模索する人類と恐竜たちが織りなす物語です。