神奈川県にお住いの29歳女性(サービス業)が2022年1月頃に「紙の本」で読んだ小説『変な家』のレビューをご紹介します。
小説を見た感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、小説を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
小説『変な家』を読もうと思ったきっかけ
たまたま流れてきたYouTubeで途中までストーリーを見て、気になっていました。
気になってはいたもののすぐに忘れて数ヶ月がたち、たまたま本屋さんに行く機会があったときに、特集として売られていた『変な家』を見かけ、あの時の続きを知りたいと思い出して衝動買いしてしまいました。
本なんて滅多に買わない私ですが、あの時出会って、衝動買いして結果的に良かったと思います。
新作もYouTubeで途中まで見たので、また出会ったら買いたいです。
小説『変な家』の内容
一見外見は綺麗に見えて明るい家族でも、中身は他人には分からないということです。
昔の出来事や家系、伝統などで人生が変わっていく人が沢山います。
もしかしたら隣人や友達でも、そういった気味の悪い伝統があるかもしれません。
でも、分からないように取り繕っている家があるかもしれないということを学びました。
そう考えると結婚、他人と家族になるということがどれほどリスキーなことであるか、自分は普通に結婚出来て、中身も普通の人で本当に良かったと感じました。
小説『変な家』の作品情報
作品情報
- 出版社:飛鳥新社
- 著者:雨穴
- 定価:1400円(税込)
- 発行年月:2021年07月20日
- ページ数:248ページ
- ISBN:9784864108454
- 言語:日本語
- 公式サイト:http://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/9784864108454.php
小説『変な家』のあらすじ
謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋----
間取りの謎をたどった先に見た、「事実」とは!?
知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に「謎の空間」が存在していた。
知り合いの設計士にその間取り図を見せると、この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が存在すると言う。
間取りの謎をたどった先に見たものとは......。
不可解な間取りの真相は!?
突如消えた「元住人」は一体何者!?
本書で全ての謎が解き明かされる!
小説『変な家』の読みどころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい小説『変な家』の読みどころは大きく3つです。
この小説の読みどころ
- 外見は綺麗でも中身は分からない
- 裏があればあるほど外の綺麗さにこだわる
- 結婚して幸せな人は奇跡
外見は綺麗でも中身は分からない
外見が綺麗で普通な家でも中身を見る機会がないと本当の姿は分からないということです。
今回は『間取り』で中の様子が確認できたが、普通の近所の家は間取りは見ることが出来ないし、外がとても綺麗でも中身はゴミ屋敷かもしれません。
もしかすると考え方が鬼かもしれません。
そうやって考えると容姿や外見なんてほんの一部の情報に過ぎず、大切なのは中身で、それを知らないと大変なことに巻き込まれる可能性があるということを学びました。
裏があればあるほど外の綺麗さにこだわる
ニュースとかでもこんな人が人殺すんだ…と思うことはよくあるが、それは身近でも有り得るかもしれないということです。
人殺しまでとは言わないですが、世の中には宗教や伝統といった人の考えの違いが沢山あって、そういう人達ほど普通になりきり世の中に紛れ込みます。
そして普通の人を巻き込んでいくんだなと思いました。
そちら側にならないように結婚する時は相手のことをよく知り、深堀していく必要があるということを学びました。
結婚して幸せな人は奇跡
深堀りが必要と言いましたが、私は特に深堀りをして来ませんでした。
でも普通の無宗教で私から見たら変な偏見や伝統もなく、お互いの親も干渉してこないので普通に幸せです。
普通だから物足りなさや刺激もたまには感じたくなりますが、この普通が奇跡なんだなということを知りました。
もっと普通であることに感謝して生きていこうと強く思いました。
これからも物足りなさを感じても、こういう本から刺激を得て色々考えたり、向き合ったりしていく時間をもうけようと思います。
小説『変な家』を読み終わった感想
最初はたまたまYouTubeで見た投稿で知り、作者さんも内容も特に興味持ちませんでした。
しかし、だんだん流し見をしていくとYouTubeが終わる頃には虜になり、忘れてもふと思い出し、本なんて買わない私が本を買ってしまいました。
ただ怖かっただけでなく、現実にありそうな、すぐ隣でおきそうな身近なホラー物語だったので、ストーリーが身近に感じて、オバケとは違う怖さがあったと思います。
読み終えた時は怖いと感じなかったけど振り返れば振り返るほど怖いなと、ジワジワ感じるものがある物語でした。
小説『変な家』で印象に残った名言
私が小説『変な家』を読んで特に印象に残った名言です。
印象に残ったセリフ
なし
小説『変な家』の評価や口コミ
他の方が小説『変な家』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
この本2週間前くらいに買ってその日のうちに読み終わった、そのくらい読みやすいし面白い
#変な家 pic.twitter.com/prxqiiLNCB— h (@hU0_0U) January 26, 2023
#変な家#雨穴#飛鳥新社
ページをめくる手が止まらない薄気味の悪さ pic.twitter.com/FfbTUodgcl— ○本棚□ (@shunoyasaiumai) January 31, 2023
#変な家 読了!🏠
またまたぁ〜と思って軽い気持ちで立ち読みしてたら、始まりがあまりに不思議で気になって、ぐっと引き込まれて買っちゃった本。後半になるにつれ、え?ファンタジー落ち?ってなったけど、それでもおすすめ!すぐ隣にありそうなこわさエンターテイメント!— Mei🥝@DS検定勉強中 (@mei31415) January 26, 2023
おわりに
私が小説『変な家』を読んだ感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ読んでください。