東京都にお住いの42歳女性(メーカー系(電気・電子・機械系):総務事務)が2022年1月頃に「Prime Reading」で読んだ小説『デューン 砂の惑星』のレビューをご紹介します。
小説を見た感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、小説を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
小説『デューン 砂の惑星』を読もうと思ったきっかけ
元々SFやサスペンス系のジャンルのライトノベルを愛読しており、2021年にアメリカで映画が公開されたことで気になっていたので、書店で小説を購入してみました。
現実逃避をするにも面白い世界観で書かれている小説であり、小説の世界にどっぷりハマりたいジャンルとしては読み応えのあるものを探していたのでちょうどよかったです。
忙しく、時間がない人や映画で見ない人にとってサクッと読める内容と容量で、ネットで検索してもおすすめの一冊として見つけることができました。
小説『デューン 砂の惑星』の内容
遥か遠い未来、異質な精神世界を作り出した人間たちは、宇宙で帝国を気付き上げていました。
その中でも超能力を持つ女性種族は、惑星間で飛行能力を種族との間で互いの勢力がまし不安定な情勢に陥っていきました。
ある惑星の砂漠に逃れたアトレイデ家の公爵の息子であるポウルは、次第に自身の超能力と定めに目覚めていきます。
そして、仲間との出会いから救世主となり世界を根本から変えるべく、惑星アラキス(デューン)を舞台にある壮大な戦いに挑みます。
小説『デューン 砂の惑星』の作品情報
作品情報
- 出版社:ハヤカワ文庫
- 著者:フランク・ハーバート
- 定価:(上)本体1,210円+税・(中・下)本体1,080円+税
- 発行年月:2016年01月22日
- ページ数:(上)478ページ・(中)375ページ・(下)396ページ
- ISBN:(上)9784150120498・(中)9784150120504・(下)9784150120511
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000013119
小説『デューン 砂の惑星』のあらすじ
アトレイデス公爵は皇帝の命を受け、惑星アラキスに移封されることになる。過酷な砂漠の惑星アラキスは、抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の産地である。宿敵ハルコンネン家に代わりそこを支配することは、表面的には公爵家に大きな名誉と富を約束する。皇帝やハルコンネン男爵の罠だと知りつつ、公爵は息子ポールの未来のため惑星アラキスに乗り込むが……
小説『デューン 砂の惑星』の読みどころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい小説『デューン 砂の惑星』の読みどころは大きく3つです。
この小説の読みどころ
- ポールの覚醒
- ジェシカとポールの関係
- 砂の惑星デューンでの戦い
ポールの覚醒
アトレイデス家の若き後継者ポールは、時折夢に出てくる不思議な光景に出てくる女性に憧れを抱き始めていました。
そんな中、アトレイデス公爵が砂漠の惑星デューンと呼ばれる惑星アラキスの統治を命じられました。
そこでは過去に多くの勢力が争いを繰り返しており、先住民フレメンから情報を収集しながら着々と情勢安定へと動き出していました。
しかし、敵対心を持つスティルガーや抑圧者たちの敵意から、皇帝も窮地に追い込まれていきます。
ジェシカとポールの関係
ある夜にアトレイデス家は何者かによって襲撃を受け、アトレイデス家の司令官は部隊を引き連れ、対抗します。
アトレイデス家を破滅に追い込もうとするハルコンネン家の部隊は、戦闘部隊を整備し罠を仕掛けるのでした。
アトレイデス家の専属医師ユエは、家族を人質にされ、屋敷に敵を招き入れてしまいます。
ジェシカとポールはボイスを使って、敵を掻い潜りながら飛行船を飛ばすことに成功し、その場を逃れ、カインズ博士の研究所に向かいます。
砂の惑星デューンでの戦い
どちらが死ぬまで戦わなければならなくなったポールは、彼女であるジェシカがフレメン出身だったことを知ります。
フレメンに二人で向かう道中にサンドワームに襲われながらも、フレメン居住地で何者かに救われます。
その中にポールが夢で見た女性が現れるが、スティルガーはポールの能力を見込むも、仲間の1人が納得できないと決闘を申し込みます。
今までに人間を殺したことのないポールは最後の最後で勝利を収め、ジェシカと共に砂漠に消えていきます。
小説『デューン 砂の惑星』を読み終わった感想
ライト小説にしては難解なSF小説で、海外でも注目された書籍です。
2021年に公開された最新映画でもありますが、製作が発表されてから、どのような仕上がりになるのか、既に小説を読んでいた読者にとってはとても関心のある映画です。
また、キャストもこの複雑なキャラクターをどのように演出するのか、誰が主人公なのかと話題を集めました。
小説を読んでいる人も読んでいない人におすすめなSF小説ですし、映画も同時に視聴してみても良いかもしれません。
小説『デューン 砂の惑星』で印象に残った名言
私が小説『デューン 砂の惑星』を読んで特に印象に残った名言です。
「僕は恐れない ポール」のセリフ
生きることの意味など考えるな、大事なのは、生きていることだ。
小説『デューン 砂の惑星』の評価や口コミ
他の方が小説『デューン 砂の惑星』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
映画を観てからというもの、少しずつ読み進めていた小説『デューン 砂の惑星』読了。半世紀以上前にこんな傑作が世に放たれていたのかという感動と衝撃。壮大な世界観で描かれる、人間の普遍的な本質。新訳版の言葉選びがとても心地良かった。長い旅の終わりに疲労感を覚えつつも、一抹の寂しさも。 pic.twitter.com/VkJHUTCcEN
— ロク (@_199209) January 3, 2023
「デューン 砂の惑星」フランク・ハーバート
#読了
映画に影響されて読みましたよ。AIが全く登場しないのが新鮮。その代わりの、演算能力者(メンタート)とかベネ・ゲセリットとか、精神力を強化した人間たちが魅力的だった。「エスパー」っていう言葉では表しきれない「凄み」がありましたね。
— sheep2015 (@sheep2803) January 8, 2022
夫が『デューン 砂の惑星』を読了。
読み始め「おもしろい!」
↓
中盤「展開早ぇ! けどおもしれぇ!」
↓
読み終わり「あーおもしろかったー!」
↓
数分後「上下巻じゃなかった! 中を読んでねぇ!!!!」みなさんもお気をつけて……
— 霜月透子 (@toko_shimotsuki) September 3, 2022
おわりに
私が小説『デューン 砂の惑星』を読んだ感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ読んでください。
次に読みたいと思っている小説は『あなたの人生の物語』です。
地球を訪れたエイリアンとのコンタクトに成功したルイーズの物語です。