「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活」は、ミニマリストタケルによるミニマリズムについてまとめられた著書です。
筆者はYouTuberとしてミニマリズムについて発信されており、YouTubeチャンネル登録数は7万人を超え、再生回数は月間200万PVにもなるようです。(2021年08月14日時点)
本書は口コミや評判もよく非常に気になっていましたので、どんな本か気になっている方も多いかと思いますので、私なりに本書から学んだことを解説していき、要約や感想などもまとめました。
目次
「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活」の概要
基本情報
- 出版社:クロスメディア・パブリッシング
- 著者:ミニマリストTakeru
- 定価:1280円+税10%
- 発行年月:2020年04月17日
- ページ数:224ページ
- ISBN:978-4-2954-0410-1
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://www.cm-publishing.co.jp/9784295404101/
筆者は16歳の時から潰瘍性大腸炎という難病を患っており、病気と付き合って生きているということでした。
ただ、地道に働いていたところ「潰瘍性大腸炎の再発」と「精神疾病」を患い、1年間無職・無輸入を経験したこともあり、とにかくうまくいかない人生であったとのことです。
そんな中で「ミニマリズム」と出会いうことで人生の転換期となり、3000個以上のモノを手放して身の回りをスッキリさせて、人生で一番大切な夢を叶えるために行動することができたということでした。
そんなミニマリズムをミニマリストタケルとしての考え方を第1章では「ミニマリズムについての考え方」、第2章では「モノを手放すことについての考え方」がまとめられています。
また、第3章では「暮らしの考え方」、第4章では「人間関係の考え方」、第5章では「お金の考え方」についてまとめられています。
「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活」のYouTube(ユーチューブ)
「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活」についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「本要約チャンネル」がアニメーションでストーリー仕立てでわかりやすく細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。
「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活」から学んだことの要約とまとめ
「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活」から私が学んだポイントは大きく5つの内容です。
私が学んだこと
- 大事なのは「減らす」ことよりも「豊かに生きる」こと
- 夢や目標を叶えるために集中すること
- 自分に適したミニマリズムを選ぶこと
- モノを持つときの基準をつくる
- 貧乏人の定義は「心が満たされている」かどうか
大事なのは「減らす」ことよりも「豊かに生きる」こと
ミニマリストは「必要最小限のモノで暮らすこと」ですが、より「豊かに生きる」ためにミニマリズムという手段があるということです。
モノが多ければ購入するまでの製品を調べる時間だけでなく、モノにかかるメンテナンスや整理整頓などの管理をはじめ、維持するための費用や買い替えなど、次から次へと莫大な時間とお金が必要になります。
そのため、「豊かに生きる」ためにモノ減らす過程があり、モノにお金や時間を使うのではなく、人生を楽しむことにお金と時間と使うことができるということです。
夢や目標を叶えるために集中すること
どんな夢や目標を叶えたいのかを明確にし、夢や目標に関係ないものを手放すことが最も効果的ということです。
モノを減らすことで、今までモノに使っていた時間やお金、エネルギーなどを自由にすることができるため、より夢や目標を叶えるために集中することができる環境ができます。
もちろん、行動するかどうかは本人次第ですが、「時間があったら」や「お金があったら」という言い訳はできず、「時間」や「お金」があるのであとは決断だけです。
ただ、本気で夢を叶えようと思ったときは怖いのは当然あると思いますが、だからこそ大事なのは勇気ある一歩を踏み出すことであり、自分がその夢を叶えているイメージを持つことが大切ということです。
いらないモノや不要な行動を徹底的に手放せば、そのぶんだけ大切な夢を追求する余裕が生まれるので、「できない理由」を探すのではなく「できる」ように努力することができます。
自分に適したミニマリズムを選ぶこと
ミニマリズムの形は人それぞれ異なるということです。
ライフスタイルも違えば、夢や目標も異なりますし、自分が必要最低限の幸せを感じるために必要な費用であるミニマムライフコストも異なります。
そのため自分の理想の人生を真剣に考え、それを実現するために必要なモノや時間を明確にし、不要なモノや不要な行動を手放していくということが、自分い適したミニマリズムを選ぶということでした。
モノを持つときの基準をつくる
自分に一番適したミニマリズムを選ぶにあたり、筆者は「お金」「時間」「心」の3つのルールでモノを「残す」「手放す」「買う」を判断しているということでした。
お金を生み出してくれるモノは、仕事道具や仕事で生きるモノは残すべきであり、使うことでお金に少しでも余裕が生まれるモノは残すべきだと判断しているということでした。
時間生み出してくれるモノは、生活の効率化をしてくれるモノは残すべきであり、普段の生活で使うモノに限定しているということでした。
ポジティブな気分にしてくれるモノは、使ったり見るだけで気分をプラスにしてくれるものは残しているということでした。
貧乏人の定義は「心が満たされている」かどうか
ミニマリストは無駄を削り、「好きなこと」や「やりたいこと」に時間とお金を最大限注ぎ込むより、お金をコントロールすることができるため「心が満たされている」ということです。
反対に、本当に貧乏な人とは「欲」が多すぎて、いくらお金や物があっても満足できず、「心が満たされていない」人のことをだということです。
ミニマリストは「貧乏人」とみられがちですが、時間とお金を自由にすることができているため、むしろ「豊かな生きる」という本来の目的を全うできます。
「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活」の感想
著者が持病と向き合っていたりしたことも驚きですが、メンタルや身体を壊して1年間無職という人生のどん底を味わったことは驚愕でした。
だからこそ人生について考え直すことができ、ミニマリズムで本当に叶えたい夢や目標に向かって行動されたということが、誰もが夢を叶えられるチャンスはあるのだと考えさせられました。
ただ、本書はYouTubeで成功するまでの経緯についても厚めに描かれているため、「ミニマリストのことよりも、You tubeで成功したという本」と捉えられかねないとは感じました。
「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活」の評価や口コミ
他の方が「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活」を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト』Takeru #読了
「生活」買わず、持たず、必要最低限で生活することの意義や、筆者の成功の秘訣が書いてあるエッセイ本。
「整理術」ミリマリズム生活の実践。おすすめアイテムも書いてあるミスマリスト実用書。
興味ある方は「整理術」だけでもおすすめ。 pic.twitter.com/n0WpX0kS8I— 小夜丸@読書垢 (@KleinNacht4777) August 8, 2021
📌『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活』Takeru(著)
ミニマリストって"ただ持ち物が少ない人"と思われがちですけど、本質は「人生をシンプルにして夢に集中する環境にすること」なんですよね。
足るを知る=今ある幸せを感じることで、心のエネルギーは充電されるのです⚡️
#読了 pic.twitter.com/KPsYqGMQ3B— いとゆき*話したがりな書く人 (@ito_yukika) June 7, 2021
「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活/ ミニマリストTakeru」
読み物だけじゃなくてワークもはいってて、書きながら進めると自分とすこし向き合えた気がしました。タケルさんのおかげで部屋がすこしづつ片付いています。すっきり自分らしくくらしたいな#読了#ふゆりのどくしょかんそうぶん pic.twitter.com/iephazgg16— ふゆり (@fu_y_u_) April 25, 2020
Amazonレビューでは低評価が多く見受けられたのですが、ツイッターでは参考になった方は多いようですね。
表面上だけでみてしまうと「YouTubeで成功したという本」となりかねないので、「ミニマリストの本質」を学ぶところに焦点を当てる必要はありそうです。
まとめ
「月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活」の要約と学んだことのまとめでした。
本書で学べるミニマリストタケルの「ミニマリズムの考え方」から、私が学んだポイントは大きく5つの内容です。
私が学んだこと
- 大事なのは「減らす」ことよりも「豊かに生きる」こと
- 夢や目標を叶えるために集中すること
- 自分に適したミニマリズムを選ぶこと
- モノを持つときの基準をつくる
- 貧乏人の定義は「心が満たされている」かどうか
ミニマリストタケルのミニマリズムの考え方を学びたい方におすすめの著書でした。
また、2020年11月20日にミニマリストシリーズの第2弾として、「整理術」というテーマで出版されていました。