神奈川県にお住いの30代男性から2018年10月頃に購入されたBrother DCP-J973Nプリンターを実際に使ってみたレビューをご紹介します。
目次
プリンターを欲しいと思ったきっかけ
15年前に購入したエプソンの複合機プリンタPM-A900を昨年までずっと使用していました。
スキャナは問題なく使用できていたのですが、1年前くらいからプリントの調子が悪く、排紙できなかったり印刷がかすれたり、印刷ヘッドが途中で動かなくなったりしました。
だましだまし使用していたのですが、9月の終わりに変な音を立てて完全に壊れてしまい電源も入らない状況になりました。
壊れることを予想してあらかじめ新しい複合機を購入することを考えていたので、壊れたと同時にすぐ発注しました。
プリンターの候補にあがっていたもの
購入したDCP-J973Nは購入当時としては一世代前の機種で、最新機種であるDCP-J978Nとの性能差と価格差(2018年10月当時、ECサイト上の最安値でも約7000円くらい差があった)との間で悩みました。
また、ずっと使っていた機種がエプソンで、パソコン上のインターフェースや使い勝手が大きく変わることを懸念していたので、違うメーカーの機種に変えてもよいものか、というのも頭にありました。
以前と同じメーカーの機種のほうが安定して使えるのではないか、という先入観があったのも確かです。
Brother DCP-J973N
Brother DCP-J978N
Epson EP-711A
Brother DCP-J973Nプリンターに決めた理由
同じメーカーの最新機種であるDCP-J978Nと比較した場合に価格差がやや大きく、導入コストをできる限り下げたかったので一世代前のDCP-J973Nを選択しました。
また、エプソンのEP-711Aとの比較では、自動原稿送り装置の有無が選択の決め手になりました。
資料のコピーの回数も多く、古い資料のPDF化も行いたいと思っていて、読み取りの手間がかからない自動原稿送り装置のある製品を探していました。
ちょうどよい製品が良いタイミングで販売されていたのが幸運だったと思います。
Brother DCP-J973Nプリンターのスペック
スペック
- 印刷可能最大用紙サイズ:A4
- コピー機能:有
- スキャナ機能:有
- 液晶タッチパネル:有
- 最高プリント解像度:6000×1200dpi
- インク色数:4色
- 対応メディア(メモリーカード):SDカード・SDHCカード・SDXCカード ※26GBまで・MMC ※2GBまで・MMC plusカード ※4GBまで・USBフラッシュメモリー ※256GBまで
- 子機台数:無
- ネットワーク接続:10BASE-T/100BASE-TX・Hi-Speed USB ※2.0・IEEE 802.11b/g/n
- DVD/CDレーベルプリント:対応
- カードダイレクト:対応
- ADF(自動原稿送り装置):有
- 重量:8.6kg
- 幅:400mm
- 高さ:172mm
- 奥行き:341mm
- 公式サイト:https://www.brother.co.jp/product/printer/inkjet/dcpj973n/spec/index.aspx
私は新品で購入しましたので、価格は2万円ぐらいでした。
Brother DCP-J973Nプリンターを実際に使ってみた
A4サイズの用紙を印刷するための使用がメインになっていて、ボランティア活動をしていて、そのための資料作成に大活躍しています。
デスクトップパソコンで作成した文書を印刷するのと、他人が作成した資料をコピーしますが、数百枚~数千枚単位になることも珍しくありません。
これだけ大量に印刷しても、紙の詰まりや印刷のかすれなどなく印刷できていて驚いています。
あと、最近では年末の年賀状の印刷でも活躍してくれました。
使ってみて気に入らなかったところ
全体のサイズが非常にコンパクトで重量も軽く場所を取らないのですが、その分全体的な製品のつくりが華奢だと思います。
特に自動原稿送り装置や用紙の排紙ストッパーなどは丁寧に扱う必要があります。
また、前面に備え付けられている用紙トレイですが、完全に用紙トレーを外さないと給紙できない構造になっているのでかなり面倒に感じます。
用紙トレイは二段の構造になっていて、用紙ごとに設定を変えますが、設定を変えるのはメーカーのホームページ上の説明ほど簡単には感じません。
使ってみて気に入っているところ
スキャンやコピーのときには自動原稿送り装置を使っていますが、正直「なんて便利なんだ」と感嘆しました。
スキャンは早くないので時間はかかりますが、原稿のセットと原稿を交換する手間を考えると自動ですべて行ってくれるメリットを非常に感じます。
この導入コストで、自動原稿送り装置がついている機種が手に入ったことは非常に満足しています。
パソコン上のインターフェースも非常に使いやすいですし、よく使う機能は非常にシンプルにまとめられており、インクを節約して印刷したりといった設定も簡単です。
ランニングコストのパフォーマンスも高いほうで、インクの減りは以前使っていた機種と比べて段違いに少なく感じます。
使ってみておすすめではないと思う人
2019年1月の段階で、ECサイト上での新規機種DCP-J978Nとの価格差はなくなってきました(約2000円)。
価格差を許容できるのであれば、新規機種であるDCP-J978Nを選択したほうが良いと思います。
作りが華奢で、用紙の補給にも面倒がありますが、丁寧に取り扱えない方にもおすすめはしにくいかもしれません。
インクの入手性の面でもやや難点があり、エプソンやキャノンのインクと比べると安いインクを販売している店が少ないです。
純正以外のインクを使われる方、店頭でインクを購入される方は避けたほうが良いと思います。
オンライン上では安いインクがあるので、そちらで購入するならば問題ありません。
使ってみておすすめだと思う人
コストパフォーマンスが非常に優れており、プリンターの導入コストやランニングコストを減らしたい方、A4までのコピー用紙印刷がメインの方には非常におすすめができる複合機になっています。
自動原稿送り装置は非常に便利で、業務用ほど早くはありませんが、大量の原稿をスキャンしたり、コピーする際には自動原稿送り装置の有りと無しで大きな差が出てきます。
同価格帯での購入の検討で、自動原稿送り装置が必要かどうかで迷っておられる方にはぜひ体感していただきたいですね。
Brother DCP-J973Nプリンター購入後の生活
以前まで大量印刷をするときにはKinko'sに持っていって印刷をしていましたが、このDCP-J973Nを導入したことで一変しました。
インクの入手や用紙の取り換えなどの手間と時間はかかるものの、コストが一桁違います。
また、コピーやスキャンなども時間をかけずにできるようになります。
自動で読み取りしてくれるので、空いた時間に別の作業を進めるなど時間のムダが減りました。
自動原稿送り装置があってできることで、繰り返しになってしまいますが、これは非常に便利です。