埼玉県にお住いの55歳女性(サービス系:給仕)が2022年12月頃に「DVD」で見た映画『ミッドナイト・イーグル』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『ミッドナイト・イーグル』を見ようと思ったきっかけ
正月に予定されていた「コンフィデンスマンJP」の一挙放送と英雄編の地上波放送を期に、竹内結子さんを偲んで、みてみようと思ったからです。
15年前の作品でしたが、この「ミッドナイト・イーグル」作中の竹内さんは透き通るように美しくて、意志の強さと愛情の深さを表す素敵なお芝居を見せてくれています。
また、大沢たかおさんや玉木宏さんといった現在も大活躍されている皆さんの当時を思い出すと、その豪華さも嬉しくなる作品です。
年末の作業を終えた後に時間を作って観るにはぴったりだと思いました。
映画『ミッドナイト・イーグル』の内容
戦場カメラマンだった西崎優二(大沢たかお)は数年前の戦場の惨事を目の当たりにして以来、一人で日本アルプスの雪山にこもり世捨て人のような暮らしをしていました。
ある夜、山の上を一筋の光が流れ、それが墜落していくのを見ました。
それは米軍の航空機で、追尾してきたのは航空自衛隊小松基地からスクランブル発進したF-15だったのです。
その状況に衝撃と違和感を覚えた彼は、後輩の新聞記者・落合信一郎(玉木宏)と、亡き妻の妹で写真週刊誌の記者・有沢慶子に連絡を取ります。
そしてその”墜落”は事故ではなく、とある国家による陰謀だったことがわかったのです。
西崎と落合は雪山の墜落現場に向かい、慶子は東京で情報を探りましたが、その頃、政府中枢は墜落した機体を巡って対応に追われていました。
そこには核弾頭を搭載したミサイルが残されており、それを狙ってさまざまな勢力がうごめいていたのです。
映画『ミッドナイト・イーグル』の作品情報
作品情報
- 監督:成島出
- 脚本:長谷川康夫、飯島健三郎
- 原作:高嶋哲夫
- キャスト/出演者:
- 大沢たかお
- 竹内結子
- 玉木宏
- 吉田栄作
- 主題歌:Bank Band「はるまついぶき」
- 日本公開日:2007年11月23日
- 上映時間:131分
- 公式サイト:https://www.shochiku.co.jp/cinema/database/04678/
映画『ミッドナイト・イーグル』のあらすじ
かつて世界中の戦場で生と死の現実を写真に収めてきたカメラマンの西崎。人生を見失ってしまった彼は独り厳冬の北アルプスに登り、星空を撮り続ける日々を送っていた。そんなある時、赤い光が西崎の上空を飛来する。やがて間もなく、米軍の戦略爆撃機"ミッドナイトイーグル"が北アルプス上空で消息を絶った、との極秘情報が政府に入り、ただちに自衛隊を現場へ向かわせるのだった。
映画『ミッドナイト・イーグル』の予告編
映画『ミッドナイト・イーグル』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『ミッドナイト・イーグル』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 西沢が追い始めた”光”の正体
- 雪山の激闘
- 西沢と慶子の関係性
西沢が追い始めた”光”の正体
冒頭の戦場シーンから凄まじい勢いで雪山の”墜落事故”へと状況が展開していきます。
そこで西崎が戦場カメラマンだったこと、そして現在の彼の”世捨て人”同然の暮らしぶりが手に取るように解ってきます。
そして彼が見た夜空を切り裂くようにして墜落していったものへの、まさに戦場カメラマンとしての勘が後の日本を揺るがしかねない事態を紐解いていくのです。
そこにいたのが彼だったからこそ、と思わせてくれるストーリーテリングの妙を感じさせてくれる始まり方でした。
雪山の激闘
日本アルプスの雪山に墜落した、米空軍の機体を巡って展開するミステリーです。
その現場に興味を惹かれて、誰に命じられるわけでもなく装備を整えて向かう西崎と、彼についていった落合は、陸上自衛隊の山岳レンジャーが、謎のテロリスト集団と銃撃戦を展開するのを目撃しました。
たった一人生き残った陸自指揮官の佐伯三佐(吉田栄作)を助けた西崎たちは、その”墜落”した機体の正体と、そこに群がる者たちの存在を知ります。
そして日本という国を守るために、孤独な戦いをすることになるのです。
西沢と慶子の関係性
戦場カメラマンだった西崎を尊敬していたジャーナリストの有沢慶子は、彼に姉を紹介し二人は結婚。
ユウという男の子を授かりました。
西崎は家庭を顧みることがないままに戦場を駆け巡り、その間に妻は病気に倒れて亡くなってしまいます。
残された子供を引き取ったのは慶子であり、西崎は戦場のトラウマを抱えて一人で苦悩する日々を生きていました。
しかし、西崎と慶子の間には男女の恋愛感情を超えた信頼がありました。
スリリングに展開していく情報戦を制したのは、その二人の絆だったのです。
映画『ミッドナイト・イーグル』を見終わった感想
静と動の、緩急のつけ方がみごとな展開の作品です。
もしかしたら、こういう「国民の目に触れない陰謀」があったのかもしれない、とリアリティを感じさせてくれる多層構造の物語です。
政治家・官僚、そして自衛官らのプロフェッショナルと、そんな垣根を越えて自ら雪山に飛び込んでいった西崎たちが守ろうとしたのは紛れもない日本と国民でした。
散発的に発生していった布石が一つにまとまって雪山の墜落現場に集約されていく流れは圧巻でした。
映画『ミッドナイト・イーグル』で印象に残った名言
私が映画『ミッドナイト・イーグル』を見て特に印象に残った名言です。
「渡良瀬総理大臣(藤竜也)」のセリフ
坊や、ずっとこの顔を覚えとくんやでぇ、ずーっと。悪いのは、全部このおっちゃんや…!
映画『ミッドナイト・イーグル』の評価や口コミ
他の方が映画『ミッドナイト・イーグル』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
久々に映画『ミッドナイトイーグル』を観た
主演が大沢たかお なんだけど、この人の はにかむような優しい笑顔が好きなんだよね(*´ω`*)
あと、陸自レンジャー役の吉田栄作がはまり役だった!
すごく格好良かった! pic.twitter.com/I06Q9LZCAP— 空の彼方 (@nhps7kZUP8I75go) July 8, 2021
おすすめ映画「ミッドナイトイーグル」大沢たかおさん、竹内結子さん出演。知らぬうちにこんな出来事が起きてたら・・ぞっとします。最後の選択も・・・です。
— No.31 (@mira0463) November 10, 2022
【11】映画『ミッドナイトイーグル』2007年
大沢たかおが主演、玉木宏はその後輩の新聞記者です。北アルプスに墜落した米軍機をめぐる事件に巻き込まれる話。昌平君ぽさはないですが、キングダム俳優陣との共演ということでご紹介。今となっては貴重な「可愛い後輩」ポジションの玉木宏を堪能できます— ネギコ (@negicoco) May 7, 2022
おわりに
私が映画『ミッドナイト・イーグル』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』です。
香港マフィアの女帝役として竹内結子さんが出演するので、こちらも続けて観たいと思いました。