埼玉県にお住いの55歳女性(サービス系:給仕)が2022年10月頃に「Amazon Prime Video」で見た映画『マスカレード・ホテル』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『マスカレード・ホテル』を見ようと思ったきっかけ
木村拓哉さんの最新作「THE LEGEND & BUTTERFLY」のプロモーションを見て懐かしくなって、彼の過去作を探していたからです。
公開されて間もなく三年になりますし、続編も公開されましたが、やはり私は繰り返し見てきたこの作品で、鮮やかな変貌ぶりを見せてくれた木村拓哉さんがとても好きで、思わず見入ってしまうほどです。
ある意味年齢不詳な新田刑事ですが、若そうでいて、意外と年齢を重ねていそうな不思議な魅力が溢れています。
映画『マスカレード・ホテル』の内容
舞台はホテル・コルテシア東京。
最近起きた連続殺人事件の犯行現場には、次の犯行場所を予告する暗号のメモが残されており、その第四の現場と目されたこの一流ホテルに警視庁の刑事たちが潜入することになったのです。
唯一の帰国子女で英語が話せるから、という理由で新田刑事(木村拓哉)はホテルマンとしてフロントに配属されることになり、優秀なフロントクラークの山岸(長澤まさみ)の指導を受けることになりました。
反発しあい、なかなか打ち解けられない二人でしたが、次第にお互いの仕事を理解するようになり、事件の謎を追って共闘することになっていきました。
しかし、浮かび上がってきたその連続殺人事件の全貌は、誰もが予想しえない意外なものだったのです。
映画『マスカレード・ホテル』の作品情報
作品情報
- 監督:鈴木雅之
- 脚本:岡田道尚
- 原作:東野圭吾『マスカレード・ホテル』
- キャスト/出演者:
- 木村拓哉
- 長澤まさみ
- 小日向文世
- 梶原善
- 泉澤祐希
- 東根作寿英
- 石川恋
- 濱田岳
- 前田敦子
- 笹野高史
- 髙嶋政宏
- 菜々緒
- 生瀬勝久
- 宇梶剛士
- 橋本マナミ
- 田口浩正
- 勝地涼
- 松たか子
- 鶴見辰吾
- 篠井英介
- 石橋凌
- 渡部篤郎
- 主題歌:‐
- 日本公開日:2019年1月18日
- 上映時間:133分
- 公式サイト:https://masquerade-night.jp/mh/
映画『マスカレード・ホテル』のあらすじ
あるホテルが連続殺人事件の新たな犯行現場として予告される。これを受け、潜入捜査を敢行するエリート刑事の男と、その教育係を務めることになったホテル従業員の女性。2人は互いに衝突を繰り返しながらも、次第に事件の核心へと迫っていく。
映画『マスカレード・ホテル』の予告編
映画『マスカレード・ホテル』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『マスカレード・ホテル』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 新田刑事の変貌
- 暗躍する所轄刑事
- 思いがけない怨恨のメカニズム
新田刑事の変貌
新田刑事(木村拓哉)が画面に初めて登場したとき、彼は着崩したスーツにぼさぼさの髪、無精ひげと、およそ整ったとは言い難い姿でした。
それが、ホテルマンとして求められる姿に強制的に変身させられるのですが、髪を切り、髭をそっても、まだそこにいた中身は変わらない粗野なままの新田です。
しかし、物語が進み、フロントに長時間たって、宿泊客らと対峙していくうちに次第に言葉遣いや立ち居振る舞いが洗練され、終盤には誰が見ても一流のホテルマンとして認められる程に変貌していたのです。
そのメタモルフォーゼは本作の一番の見どころです。
暗躍する所轄刑事
新田刑事には協力者がいました。ひとつ前の事件でコンビを組んでいた所轄の刑事・能勢(小日向文世)です。
彼は実は本庁の刑事たちにもその捜査能力を買われて敬意を払われているほどの実力者でした。
飄々とした姿からは想像もできないほどの洞察力、そして行動力をもってホテルから動けない新田の代わりにさまざまな知恵を巡らし、決定的な手掛かりを探りだして提供してくれたのです。
そんな能勢刑事を小日向文世さんがニコニコしながら演じているシーンは本編の中でも癒し効果が高く、また、彼の手柄によって状況ががらりと変わった瞬間はめちゃめちゃカッコイイ!と思いました。
思いがけない怨恨のメカニズム
本作はまさに”グランドホテル”な作品で、限られたホテルの館内で沢山の人が行き交い、そして大小さまざまな事件が起こります。
そのなかでも最大の”第四の事件”のメカニズムは予想を超えた根深さと、理不尽さにあふれたものでした。
「え、それが原因でこんな事件に発展するの?」という初見の衝撃は、今もって忘れられません。
まだ原作を読んでおらず、映画を観たことがない方は、是非そのままでその衝撃を味わっていただきたいですね。
原作者・東野圭吾さんのいい意味での”罠”というか、”落とし穴”にハマって、楽しんでいただきたいと思います。
映画『マスカレード・ホテル』を見終わった感想
粗野な刑事からクールなホテルマンへ木村拓哉さんの流れるようなナチュラルな変貌と、随所に仕込まれた小ネタをしっかり味わっていただきたい重厚な作品です。
沢山のエキストラさんに紛れて、実はとんでもない大物がロビーに紛れ込んでいると知り、思わず何度も見返してしまいました。
このホテル・コルテシア東京は架空のホテルで全てがセット撮影だそうですが、こんなホテルがあったら遊びに行きたいな、と思ってしまう、素敵な作品でした。
映画『マスカレード・ホテル』で印象に残った名言
私が映画『マスカレード・ホテル』を見て特に印象に残った名言です。
「新田(木村拓哉)」のセリフ
「刑事の仕事は金にならない。この世で一番割の合わない仕事だって。でもゴミ掃除と一緒で誰かがやらなきゃきれいにならないんですよ!だから俺は刑事になったんです!」
映画『マスカレード・ホテル』の評価や口コミ
他の方が映画『マスカレード・ホテル』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
映画 #マスカレード・ホテル 鑑賞#東野圭吾 は中国でも大人気なのできっと公開されるだろうと心待ちにしてた。
大掛かりなセットに次々と登場する豪華な役者陣とエキストラの数に圧倒される。
それでも隅々まで交通整理が行き届いていて、主演2人に収束する見せ方が上手い。
何はともあれ #木村拓哉! pic.twitter.com/sdwWzE7oBG— グルミット (@GenyRedWell) September 7, 2020
映画 マスカレード・ホテル
たぶん受験期?でみられなかったのかな、やっとAmazon Primeで見れた。結構内容は原作に近くて、おもしろかった。栗原さんはもっと太ってるイメージだったな、小日向さんすごい能勢さんのイメージにぴったりだった。 pic.twitter.com/Y1PsAT2fZM
— はる (@8686_books) March 25, 2020
木村拓哉さんの主演映画『マスカレード・ホテル』を観ました🎥ミステリーとサスペンスが絶妙に混ざった作品でした🔎木村拓哉さんの推理が凄かったです😲木村拓哉さんの知性に感服しました🙌
— おしゃんてぃ (@ShantySydat) May 11, 2023
おわりに
私が映画『マスカレード・ホテル』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『マスカレード・ナイト』です。
「マスカレード・ホテル」のシリーズ二作目で、新田刑事(木村拓哉)とコンシェルジュに昇格した山岸(長澤まさみ)が、再び事件解決のためにコンビを組みます!