兵庫県にお住まいの20歳の女性(大学生)が2022年の8月頃に「U-NEXT」で鑑賞した映画『事故物件 恐い間取り』のレビューをご紹介いたします。
映画の感想や見どころをネタバレありで解説しておりますので、映画を鑑賞する前にその内容が面白いか知りたい方、評価や口コミが気になる方は、このレビューを参考にしてください。
目次
映画『事故物件 恐い間取り』を見ようと思ったきっかけ
2年ほど前に、特に計画を立てずに気軽に映画館に訪れたとき、ちょうどこの事故物件の映画が上映されていました。
夏に見たくなるホラー映画で、しかもとある芸人さんの体験談が元になっているという物語のリアリティに興味を持ち、映画を観ることにしました。
その時には十分に怖さを感じましたが、それからかなりの時間が経過してU-NEXTで配信されるようになったと知りました。
最近では無料で視聴することができるようになったため、もう一度映画館で味わった恐怖を体験したいと思ったのが、この映画を観ようと思ったきっかけです。
映画『事故物件 恐い間取り』の内容
この映画は、日本全国に存在する事故物件で、ある芸人さんが住んでいた時に実際に体験した話が原作となっています。
あまり売れていない時期が長かった主人公の芸人さんは、事故物件に住む芸人として注目され始め、その人気に気を良くしてしまいます。
その結果、危険な目に遭遇しても、次々と事故物件に住む生活を選びます。
そんな芸人さんを大切に思う周囲の人たちの想いが、ラストで伝わる感動的なホラー映画となっています。
作品情報
- ジャンル: ホラー
- 製作国: 日本
- 製作年: 2020
- 公開年月日: 2020年8月28日
- 上映時間: 111分
- 製作会社: 『事故物件 恐い間取り』製作委員会(松竹/ジェイ・ストーム/イオンエンターテイメント/松竹芸能/GYAO/二見書房/松竹ブロードキャスティング)(企画: 松竹/制作プロダクション: 松竹撮影所)
- 配給: 松竹
- 公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/jikobukken-movie/
映画『事故物件 恐い間取り』の見どころをネタバレ覚悟で解説
映画『事故物件 恐い間取り』の見どころをネタバレ覚悟で解説します。
その見どころは大きく3つあります。
この映画の見どころ
- サウンドによる驚異的な恐怖体験
- 感情を伝える主人公たちの揺るぎない演技
- 感動的なラストシーン、仲間と共闘する主人公
サウンドによる驚異的な恐怖体験
日本のホラー映画は、海外の人々から「じっとりと怖い」と評されています。
この映画を観てその評価に同意せざるを得ませんでした。
主人公が物件に住み始めてから、突如として何かの気配を感じる際に、不穏なサウンドが急激に大きくなります。
その度に驚かされて冷汗を流しました。
また、主人公が不可解な気配に少し疲れを見せると、背後にお化けが何もしないでただじっと立っています。
それに気づいたときにも驚かされて冷汗を流しました。
感情を伝える主人公たちの揺るぎない演技
映画の中では、役者の演技力が重要だと思います。
映画館とU-NEXTで計2回この映画を観て、主人公役の亀梨和也さんの演技力がこの映画をより怖いものにしていると気づきました。
何も出てこない冒頭から、彼は少し控えめに台詞を話しています。
その緊張感が高まる雰囲気を、声のトンや変化で強調しています。
その声は、この映画のじっくりとした恐怖感とよく一致していると感じました。
感動的なラストシーン、仲間と共闘する主人公
事故物件に住む芸人として成功を収め、味をつかむ主人公を見放さない人々がいます。
その人々とは、売れていない芸人だった頃に一緒に漫才をしていた男性と、2人の大ファンであった女性です。
しかし、主人公は彼らを自分の出世の妨げと見なし、口論になることもありました。
それでも、自身の命を危険にさらすようなことが起こっても事故物件に住み続ける主人公に対し、彼らは真心つくして心配しました。
ラストでは、主人公がピンチに陥ったときに2人が助けに来ます。
3人の前に悪霊のような存在が浮かんでいますが、一人ではないという感じでみんなで撃退します。
絶望的な状況でも主人公のために飛び抜けて助けに来る仲間の存在は、まさに感動的です。
映画『事故物件 恐い間取り』を見終わった感想
サウンドや物語のリアリティ、物語の展開、役者さんのセリフの言い方など、すべてが揃っていて怖い映画だと感じました。
日本のホラー映画でよく見られる、「何かいるような気配がする」という不安を煽る表現が上手に描かれていました。
主人公が唐突に後ろを振り返ったり、犬が何もいないはずの場所に向かってずっと威嚇しながら吠えていたりする場面には、恐怖から冷汗が出ることが何度もありました。
しかし、この映画には主人公を心から愛している人の存在や感動的なシーンも描かれており、恐怖だけでない魅力がある良い映画だと思います。
映画『事故物件 恐い間取り』で印象に残った名言
映画『事故物件 恐い間取り』を観て、特に印象に残った名言をご紹介します。
「山野ヤマメ」のセリフ
「笑うと174秒寿命が延びます」
映画『事故物件 恐い間取り』の評価や口コミ
他の方が映画『事故物件 恐い間取り』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
有栖川有栖先生の新刊
「捜査線上の夕映え」に
登場人物が映画を見てるというシーンがあり、その映画が
「事故物件恐い間取り」!!!
映画の内容や感想などはなく
見ている映画は「事故物件~」
サラっと書かれてる。( ˊᵕˋ )
(新刊の為その部分のみ) pic.twitter.com/j2sJ8Wmldh— ゆう* 🐢💋⚖️*☂︎*̣̩⋆̩🪓 (@Follow_me_0223) February 7, 2022
前半は適度にコメディ要素あり、豪華な俳優陣ありで、芸人さんの生活の裏側がリアルに描かれていたり、飽きずに観ることができました。でも最後の物件から怒涛の謎の展開に...突然チープな戦隊もののような雰囲気が始まります。仮面ライダーか何かを観ている気持ちになり、途中から何故か笑いが止まらなくなりました。全然面白くないのに笑いすぎて涙がでる経験は人生で初めてでした!主演の方々はとっても美しくて素敵でしたし、関西弁も上手だし、高田純二も良い感じだし、見終わってすごく複雑な気持ちになりました。
Amazonの口コミ
最初から中盤までは、ホラー要素があり怖くて楽しめたけど、最後がB級以下で全てを台無しにした作品。最後をもう少しホラー要素強くしていれば星5つでした。
Amazonの口コミ
パルパティーン出てきて、パルパティーン的攻撃をしてきたので、傘で返していた!!…最後の“怪獣総進撃”みたいな展開と、火花飛び散るサイキックウォーズ的戦い、さらにはパルパティーンついてきて憑いてくる…みたいなオチでならなければまあまあ面白かったのに。。。あと江口のりこ、実は結構やるキャラ⁉︎と思わせて意外と雑魚ってのはもったいなかった気が。。。最終決戦の後、主人公が、『ほら、笑いが人を救った…(笑)』…みたくまとめてたが、、、お前、反省してへんやろぉおおお!!!…と言いたい。
Amazonの口コミ
じんわり怖いのが粛々と続いてくれるのかと思いきや、最後突然、霊能バトルみたいな感じが始まっちゃうのはもうギャグにしか見えない。邦画ってどこかで台無しにしないと駄目みたいなクセが付いちゃってるのだろうか。それ以外の部分。亀梨くんの松原タニシの演技が素晴らしく上手。とくにステージ。死んだ魚のような目でトークしてる姿はまさに本人。(客席に本人いたけど)ホラーとして見ても、途中途中までは普通に怖かった。原作を知っていて細かい部分も知っている身としては、一つ一つをもっと深堀りして3つめで終わらせて良かったんじゃないかなーという感じ。(4つめが無ければ多分満点だった)後半がちょっとアレだけど和製ホラーとしてはそこそこだよ!という感想で★4つ。
Amazonの口コミ
最後はおばけアベンジャーズ
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
終わりに
私が映画『事故物件 恐い間取り』についての感想や見どころをネタバレ覚悟で解説いたしました。
「面白い」と感じた方は、ぜひご覧ください。