【ネタバレ注意】映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のレビュー！映画を見た感想は「ガンダムの”宇宙世紀”世界を堪能できる最新作」

埼玉県にお住いの55歳女性（サービス系：給仕）が2022年12月頃に「アマゾンプライム」で見た映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のレビューをご紹介します。

映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を見ようと思ったきっかけ

劇場公開時に数回シネコンで見て、そのクオリティの高さとガンダムの世界で追及された先進性に圧倒されていました。

早く第二部が観たいなと思って待っているのですが、なかなか情報が公開されません。

最近息子が「公開時からずっと探していたクスィーガンダムのプラモデルをやっと見つけてゲットできた！」という話をしていたので、久しぶりにアマゾンプライムで見返したところです。

最近ドラマでもご活躍の津田健次郎さんの芝居が最高です。

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の内容

映画「逆襲のシャア」で描かれた”シャアの反乱”から12年後、”一年戦争”の英雄、ブライト・ノアの息子であるハサウェイ・ノアは乗り合わせたシャトルがテロリストに襲撃されて東南アジアの某都市に降り立ちました。

乗り合わせたのは正体不明の美少女・ギギ・アンダルシアと連邦軍のケネス・スレッグ大佐です。

一般人としてふるまうハサウェイでしたが、実は彼自身が地球連邦に壮大な勝負を挑むテロリスト”マフティー・ナビーユ・エリン”だったのです。

”マフティー”とその仲間たちは、新たな装備を受領し、ケネスが率いる連邦軍に戦いを挑むのでした。

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の作品情報

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のあらすじ

第二次ネオ・ジオン戦争 (シャアの反乱)から12年後の宇宙世紀0105年。腐敗した地球連邦政府によって汚染が加速した地球では、不条理な「人狩り」政策により民間人が宇宙へと強制連行させられていた。そんな連邦政府に対し、反地球連邦政府組織「マフティー」に所属する青年ハサウェイ・ノアの新たな闘いが始まる。

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の予告編

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の見どころをネタバレ覚悟で解説

私がネタバレ覚悟で解説したい映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の見どころは大きく3つです。

宇宙世紀シリーズのその後。

40数年前のファーストガンダムから連綿とつづられてきた宇宙世紀シリーズですが、その歴史の良いところも、そうでないところも切り取って描写されています。

腐っていく政府中枢と、地べたに這いつくばるようにして生きている”未来”の人々。

そこには明るさはなく、暗澹たる気持ちにもさせられますが、今の歴史が重なって見えるようで、興味深いですね。

観光地の古い街と、そこだけは一見”未来”的な巨大ホテルの対比や、高級官僚が乗っているシャトルの豪華さ。

それだけで社会のゆがみが見えるようです。

マフティとハサウェイの二面性

その世界では誰もが知っている”一年戦争”の有名人を父に持ち、自らも幼いころから翻弄されて生きてきたハサウェイ。

自らもモビルスーツを操縦できたことから途方もない悲劇も引き起こしてきた少年時代がありました。

そんな中でもがいて育った”ハサウェイ”は、「逆襲のシャア」の時にまるで呪いにかけられたかのように歪みんだ裏の顔を持つことになりました。

普通の青年のふりをして、実は大掛かりなテロリストの組織を率いる指揮官としての彼…小野賢章さんの芝居が素晴らしいです。

しかし、表の顔はどこか鬱屈しているようにみえ、むしろテロリストとして君臨しているときの方が活き活きと彼らしくすらあります。

その二面性が興味深いですね。

新世代のガンダムの描写

作品が増えるごとに素晴らしい描写が増えていくモビルスーツ戦ですが、今回はまず都市攻撃を仕掛けていくその夜襲の始まり方が先進的でした。

まどろむハサウェイの耳に響く音から壮大な音楽へと変わっていき、突然夜空をかけるモビルスーツ群が現れて…という数十秒は、公開当時大絶賛され、何度観ても鳥肌がぞわっと沸き上がるような高揚感があります。

その計算しつくされた描写こそ、おそらくはファースト以来のガンダムを観続けて育って憧れてきたスタッフさんたちの想いの結晶であろうと感じています。

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を見終わった感想

実はこの作品は33年前に小説版が発行されており、著者の富野由悠季監督の鬼畜っぷりが当時から話題になるほどの鬱展開が待っています。

読み終わった時にただただ呆然とするしかなかったほどのその悲劇なのですが、しかし劇場版の一作目はまるで青春映画のような清々しい終わり方をしています。

原作を知らない方はそれをきっと素直に受け止め、原作読者たちは「…このあとどんな地獄の展開になっていくのか」とガクブルで受け止めていたと思われます。

ここだけなら何度観ても、絵はキレイで、モビルスーツはカッコよくて、面白いのですが、その先を思うとちょっとうつむいてしまうのです…。

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』で印象に残った名言

私が映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を見て特に印象に残った名言です。

「ハサウェイ・ノア」のセリフ

「僕は、見ての通り普通の青年だよ」

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の評価や口コミ

他の方が映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

『機動戦士ガンダム　閃光のハサウェイ』見た。上田麗奈はファムファタルを演じさせると一級品やなということを再確認する映画でした。

— 鴨居 (@Kamoi03) February 12, 2023

Möbius(Hiroyuki Sawano feat. mpi & Laco & Benjamin)
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のOP(劇中歌)。映画のCMでこの曲のメイン部分(と勝手に思ってる)が流れてたのを偶々聴いてぶっ刺さった。歌詞全部英語だけど英語だからってだけじゃない素晴らしさに溢れてるから聴いてくれー！！！

— 蠟燭 (@rousoku7411) April 3, 2023

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』視聴。

ガンダム作品を全く知らない方が観たら「なんだこれ」ってなると思うし自分も多少の知識はあるけれど、それでも「皆さんご存知の」みたいな会話が続くとよく分からなかった（笑）。ただ、感情の機微の描写はすごいなと思った。これもまたガンダム😺 https://t.co/iv5iRevocq

— ジョン・ネコヤマ (@Nyari8280) April 2, 2023

おわりに

私が映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。

次に見たいと思っている映画は『ラーゲリより愛をこめて』です。

第二次世界大戦末期に起きたシベリア抑留の悲劇と、一人の兵士が家族への愛を綴った遺書の行方の物語で、思いっきり泣きたい時に観ようと思います！