大阪府にお住いの29歳男性(IT・通信系:自営業)が2022年12月頃に読んだ『時間最短化、成果最大化の法則』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『時間最短化、成果最大化の法則』を購入したきっかけ
上場企業の北の達人コーポレーションの木下さんが執筆された書籍だからです。
ネット上で目次や内容が少し掲載されていたのですが、その内容が気になって購入しました。
精神論とかの本ではなく、「こういう場面ではこのように思考することが正解」といった内容が書かれていて、その具体性やhow to 的な内容に惹かれました。
また、著者の木下さん自身の本が他にもあるのですが、ノウハウを惜しみなく教えていただけるスタイルが好きなのでそれも購入理由になりました。
『時間最短化、成果最大化の法則』の概要
経営をしていく中では毎日のように意思決定があり、その意思決定の質によって成功するか否かが決まります。
そしてその成功に重要な要素として「スキル」と「思考アルゴリズム(考え方)」があります。
思考アルゴリズムはスキルよりも数倍重要であり、思考アルゴリズムを最適化することによって成功することができるという内容です。
内容的には、とても具体的で「このような場面でこのように思考するから失敗する」「成功者はこのように思考する」という内容が非常にわかりやすく書かれていておすすめです。
『時間最短化、成果最大化の法則』の基本情報
基本情報
- 出版社:ダイヤモンド社
- 著者:木下 勝寿
- 定価:本体1,600円+税
- 発行年月:2022年11月16日
- ページ数:326ページ
- ISBN:9784478115824
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://www.diamond.co.jp/book/9784478115824.html
『時間最短化、成果最大化の法則』の目次
目次
- 1 行動量が10倍アップする ピッパの法則
- 2 仕事が速い人に共通する 後でじっくり考えない法則
- 3 “重要度×緊急度×すぐ終わる”で考える 優先順位のダブルマトリックスの法則
- 4 一目でデキる人と思われる 期限に絶対遅れない人の法則
- 5 成功する人は必ず知っている 10回に1回の法則
- 6 世の中はチャンスしかない! 一発一中は狙わない法則
- 7 チャンスをつかめる人の習慣 “たまたま”でなく“いつも”の法則
- 8 他人を簡単に出し抜ける方法 めんどうくさければGO!の法則
- 9 プロ経営者がやっている お客様目線の法則
- 10 「弱点」が「強み」に変わる 異性のスーパーパワーを活用する法則
- 11 物事を実現する考え方 原因解消思考と最終目的逆算思考の法則
- 12 なぜ人類は月面に着陸できたのか? ゴールがあるからゴールする法則
- 13 戦いを“略す”のが戦略! ボールペンより鉛筆を探す法則
- 14 もっと大きな価値を提供できる呪文 ゼロリセット思考の法則
- 15 常に最新アプリをインストールする 武器入れ替えの法則
- 16 実感しやすいから達成できる 日付の数値化の法則
- 17 毎回必ず達成できる人がやっている 達成確率100%キープの法則
- 18 成功確率が一目でわかる 理論上成功する設計図の法則
- 19 心がす〜っとラクになる 壁は乗り越えられる高さでしか現れない法則
- 20 成果を一夜にして台無しにする 3大欠落的欠点の法則
- 21 「欠落的欠点」を克服する秘密の研修 ジョハリの窓の法則
- 22 人のせいにしない人に変わる この世に仕方のないことは存在しない法則
- 23 やるかやらないかで生産性5倍! 最強チェックシートの法則
- 24 情報選択の達人が無意識でやっている 反対意見も必ず調べる法則
- 25 頻発ミスが一瞬で直るコツ 肯定的イメージコントロールの法則
- 26 ブームに踊らされないマインドセット アイデアだけでは無意味の法則
- 27 成長の新・常識 リモートワーク=アマゾンの法則
- 28 新・キャリアアップ術リモートの欠点を補う《社内人脈資産》の法則
- 29 前人未到のチャレンジと勉強不足を混同しない アルキメデス経営の法則
- 30 数値化マインドをインストールする 直感を数字に置き換える法則
- 31 1年以内に1億円の利益を稼ぐ方法 1時間集中すれば必ず答えが出る法則
- 32 新しいことに挑戦したくなる 成功確率70%でチャレンジの法則
- 33 先々のキャリアを意識しながら成長する 年代ごとステップアップの法則
- 34 学び多き人生に変わる 成功者の2割にフォーカスの法則
- 35 逆張りで仕事が10倍楽しくなる「今がチャンス」は見送る法則
- 36 今そこにあるチャンスをつぶさない人の 成功した先人に聞いてみる法則
- 37 凡人が先天的リーダーを超える 後天的リーダーの法則
- 38 ネット時代の成功術 思考回路コピーの法則
- 39 “成長”と“上達”は違う! 自分を捨てると成長する法則
- 40 触れるだけで本物になる 一流を知る法則
- 41 自動的に味方が増えていく タワーマンションの挨拶の法則
- 42 つるむ人と同じ年収になる 価値観で結ばれた友達の法則
- 43 人の感情にふりまわされなくなる 好き嫌いは7:3の法則
- 44 お金は「額」よりも使い方! お金で幸せを買う法則
- 45 お金と時間を得た人が最後にたどり着く 幸せは足元にあるの法則
『時間最短化、成果最大化の法則』のYouTube(ユーチューブ)
『時間最短化、成果最大化の法則』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「サラタメ」さんの「【今、話題の一冊】『時間最短化、成果最大化の法則』を超ザックリで解説してみた。」がわかりやすくまとめられていたので、動画で見たい方はおすすめです。
『時間最短化、成果最大化の法則』から学んだことの要約とまとめ
『時間最短化、成果最大化の法則』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 一流の経営者は人を良く観察し、成功のパターンを自ら学んでいるということ
- 成功する経営者は行動量が多い(試行回数)が多いということ
- 運の良い人は「親切な行動」を「いつもしている」ということ
経営を成功させるための、思考の仕方が書いてある本です。
その中でも特に「10回に1回は成功できる」という内容が印象に残りました。
上場企業の経営者であっても10回やれば9回は失敗する。
逆に言うと10回に1回は成功することができるという、ちょっと泥臭いような思考の仕方がとても印象的でした。
また、「異常に運が良い人の秘密」も印象的でした。異常に運が良い知人の方の話が書かれているのですが、その方は他人に対する親切な行動を毎日のようにしているという内容でした。
一流の経営者は人を良く観察し、成功のパターンを自ら学んでいるということ
この本では、全体を通して、北の達人コーポレーションの木下社長自身が実体験や周りの成功者を観察することによって導き出した成功法則みたいなものがかかれているのですが、その内容がけっこう鋭いなと思いました。
本の中で、リクルート創業者の江副氏と対面した際の話があるのですが、普通の人であればそこから学びを得られないような状況でも、木下社長は江副氏を観察して「自分とこの人は何が違うのだろう」と深堀していた場面がとても印象に残りました。
成功する経営者は行動量が多い(試行回数)が多いということ
まず最初で紹介されている「ピッパの法則」というものがあります。
これは「ピット思いついたらパッとやる」という意味です。
とにかく思いついたら行動に移すということです。当たり前のような話ですが、自分はできていないなと痛感しました。
また、新規事業の立て方についても、「10回に1回は当たる」という考え方でとにかく行動量を重視するという内容です。
圧倒的な行動量が結果に直結するという内容が他にも記載されています。
運の良い人は「親切な行動」を「いつもしている」ということ
これは26歳で、外資系の社長になった木下さんの友人のAくんのお話です。
Aくんはリクルート時代の同僚で、とんでもない契約を獲得するスーパー社員でした。
しかし、このAくんの獲得する契約はすべて”偶然”としか言いようがないような幸運の連続でした。
その内容は「営業先の社長に面白いやつだと気に似られて大量の発注をもらった」「人助けをしていたら受注をもらえた」「おばあちゃんを助けていたら通りかかった外資系の社長にスカウトされて若くして外資系社長になった」といったものです。
なぜこんなにもAくんは運が強いのだろうと著者は分析したところ、Aくんは「いつも親切な行動をしている」ということに気づきます。
どういうことかというと、通りがかる人すべてに何の下心もなく親切な行為をしているのです。
そしてそれを毎回していると100回に1回ぐらい、たまたまお金持ちの社長がそれを見ていたりして見込んでもらえるという内容です。
『時間最短化、成果最大化の法則』の感想
今回の書籍を読み終えた感想は、成功するか否かは「思考の仕方」がカギになるということです。
例えば「行動できない人は一発一中を狙っている」とか、「チャンスをつかめない人は、物事をチャンスだととらえる思考アルゴリズムがない」とか「目標を達成できない人は、目標達成にたいして遠回りの思考をしている」等です。
自分は成功するためには「スキル」が重要だと思っていましたが、この本を読んでいかに思考アルゴリズムが重要であるかということに気づきました。
『時間最短化、成果最大化の法則』の評価や口コミ
他の方が『時間最短化、成果最大化の法則』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
読み進めてるけど、勉強になりすぎるでしょ(笑)
時間最短化、成果最大化の法則 pic.twitter.com/pLC6eoyrcF— 朝倉氏@Investor (@asakura_ao) January 14, 2023
先日読んだ『時間最短化、成果最大化の法則』
「前向きな声をかけて相手を導く」という内容の言葉が載っていました
確かに、あなたはできない子!と言われたら、萎縮して、そうなのかも……と、本来できることもできなくなってしまうかもしれない
声かけがうまいディレクターさまに感謝です✨
— 花霞さくら@質は必須🖊量も徐々に提供中⭐︎ ライター (@kasumi_saku6) January 20, 2023
『時間最短化、成果最大化の法則』をようやく購入。最初に出てくるピッパの法則、ここ3日くらいは自分で見つけて「やります」と言えるようになった。
やるべきことをきちんとこなす、それをピッパでできたら最高。小さくてもピッパを継続しよう。
これはKindleより本で読みたいと思って、正解☺️ pic.twitter.com/6VYmpaRjdN— 坂下@EC運営17年Webディレクター (@sen1101) January 20, 2023
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
今回の書籍で学んだことは、事業を行っていくなかのあらゆる場面で活かせるかと思います。
そもそもこの本の内容が「このような場面ではこのように思考することが正解である」といった内容の本ですので、あらゆる場面に応用が可能です。
例を挙げるとすれば、「新規事業を考えてそれを行動に移すとき」「事業計画を立て、その計画を達成するまでの改善計画」「なにかノウハウを得たいと思った時のメディアや情報の取り方」などです。
次に読みたいと思っている本は『ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング』です。
Webマーケティングで成功するためのノウハウが詰め込まれているので、この本を読んで事業を行う上での「売り方」を学びたいと思います。