東京都にお住いの28歳女性(金融・保険系:事務職)が2021年2月頃に読んだ『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方-人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド-』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を購入したきっかけ
Youtubeでミニマリストの動画をよく視聴しているのですが、ミニマリストしぶさんと八木仁平さんの対談動画を見つけました。
この対談動画が、本作の著者である八木さんを知ったきっかけです。
自己理解プログラムを提供する会社を運営しているという、八木さんの珍しいプロフィールに非常に興味を持ち、もっと自己理解や八木さんを知りたいなと思いました。
加えて、今後の自分の生き方に不安を抱いていたこともあり、本書を手に取りました。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の概要
自己理解の会社を運営している八木仁平さんの著書です。
やりたいこと探しで陥りがちな罠の説明から始まり、正しいやりたいこと探しの方法を説明しています。
やりたいこと探しは行動することから始まるのではなく、自分に向き合うことと述べ、さらに自己理解の仕方を、「大事なこと(価値観)」「得意なこと」「好きなこと」と要素分解をして書かれています。
巻末には、自己理解方法全体像が分かるビジュアルフローチャートと、価値観などを見つける助けとなる質問集の付録があります。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の基本情報
基本情報
- 出版社:KADOKAWA
- 著者:八木 仁平
- 定価:本体1,400円+税
- 発行年月:2020年05月28日
- ページ数:224ページ
- ISBN:978-4-0460-4435-8
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://www.kadokawa.co.jp/product/321905000741/
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の目次
目次
- 第1章:やりたいこと探しを妨げる5つの間違い
- 第2章:なぜ「やりたいことが分からず迷い続けてしまう」のか?
- 第3章:「やりたいこと探しを最速で終わらせる公式」自己理解メソッド
- 第4章:人生を導くコンパス「大事なこと」を見つける
- 第5章:「得意なこと」さえ見つければ何でも仕事にできる
- 第6章:「好きなこと」を見つけて努力とサヨナラする
- 第7章:「本当にやりたいこと」を決めて「本当の自分」を生き始める
- 第8章:「人生を劇的に変える」自己理解の魔法
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』のYouTube(ユーチューブ)
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「中田敦彦」さんの「YouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY」がわかりやすくまとめられていたので、動画で見たい方はおすすめです。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』から学んだことの要約とまとめ
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- むやみに行動しても、やりたいことは見つからない
- やりたいことへの誤解を外す
- やりたいことは論理的に導く
世の中の多様化に伴い、現代の私たちには多くの選択肢があります。
その一方で、選択肢があまりにも多すぎて、自分のやりたいことが分からずにモヤモヤと悩む方も少なくありません。
この本はそんな方の人生羅針盤となる本です。
精神論でも根性論でもなく、あくまで論理的にやりたいことを見つけ出すということがポイントです。
やりたいことへの正しい認識をし、正しい方法で自己理解を深めることで、本当にやりたいことを見つけることができます。
むやみに行動しても、やりたいことは見つからない
「まずは行動しよう!」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか?しかし、ただ行動するだけでは、やりたいことは見つかりません。
やりたいことが見つからない人に必要なことは、行動して「選択肢を増やすこと」ではなく、「選択基準を磨くこと」です。
なぜなら、選択肢を増やすと人間は逆に迷ってしまうからです。
やりたいことを見つけるために大切なことは、自分に向き合い自己理解を深めることで、オリジナルの選択基準を作っていくことでした。
やりたいことへの誤解を外す
やりたいこと探しを難航させる背景の1つが、「やりたいことは、一生続けられることでなければならない」「やりたいことに出会ったときは運命を感じる」といった誤った認識です。
もちろん、当てはまる人もいるでしょうが、多くの人にとって、やりたいことはそんな劇的なものではありません。
人から見たら、とても平凡なことである場合もあります。
このようなバイアスを1つずつ外していくことが、やりたいことを見つける第一歩です。
やりたいことは論理的に導く
やりたいこととは感覚的に見つけるものではなく、論理的に見つけ出すものです。
結論を言うと、「本当にやりたいこと=大事なこと(価値観)×得意なこと×好きなこと」で導きだすことができます。
よくある失敗例が、好きなことだけを基準にして動いてしまう例です。
いきなり具体的な手段を考えるのではなく、それぞれの要素を深掘りしてから、掛け合わせることで、本当にやりたいことに近づくことができます。
「これは仕事にならない」という考えは一旦捨てて、公式に当てはめて考えていくことこそ、本当にやりたいことを見つける近道です。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の感想
今まで自己啓発本を読んだり、ビジネス系動画を見たりしてきましたが、結論「行動力!!!」というものが多く、おとなしい自分にはあまりしっくりきませんでした。
しかし、この本を読んだことで、その理由が分かるとともに、新たな指針をもらった気がします。
著者も私と同じ内向的な方で、本書の中に散りばめられているエピソードには共感するものも多かったです。
また、やりたいこと探しの理論だけではなく、具体的なワークツールもあり、想像以上に役に立つ本でした。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の評価や口コミ
他の方が『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読み始めた。
やりたいことを見つけるには
・好きなこと
・得意なこと
・大事なこと
の3つの領域が重なるものを探せばよい。これって、進路指導にも使えそう。次の総合でやってみよー☺️
— つっちー先生@若手教師伴走者 (@tutty_teach00) September 1, 2022
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方(八木仁平著)
道に迷っているわけではありません笑 「今の自分で間違いない」と確信できました。この本を若者に読んでもらいたい😃#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/46a8YjAm20
— セノ🍎読書 (@VoY7g1oUz8U7k2v) August 25, 2022
八木仁平『世界一やさしいやりたいことの見つけ方』
まだ巻末の自己分析をしている途中ですがめちゃくちゃ役に立ちます。何となく自分のことが見えてきました。 pic.twitter.com/9ZLWxziN3j
— ホームズ (@holmes_stars) August 30, 2022
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
本書を読みながら、実際に「大事なこと(価値観)」「得意なこと」「好きなこと」を書き出して自己理解を深めました。
そして、それらをかけ合わせることで、自分に距離感の近いやりたいことの仮説を立てることができました。
今はその仮説の実証実験の最中です。
仮説を立てていることで、実験の最中に違和感を感じたときも、フリだしまで戻ることなく、上手に軌道修正できている気がします。
価値観や得意、好きなことの中身が変わることはあっても、「本当にやりたいこと=大事なこと(価値観)×得意なこと×好きなこと」という公式は一生使えるため、本当に本書に出会えて良かったです。