東京都にお住まいの33歳の女性(サービス系:会社員)が、2023年10月頃に読んだ『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約し、まとめていますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』を購入したきっかけ
以前から疲れが取れない状態が続いていましたが、最近は終日疲労感に悩まされています。
何かしら体と心をリラックスさせる方法はないかと探していたとき、この本に出会いました。
本のタイトルからも分かる通り、何事にも頑張り過ぎてしまい疲れてしまう人向けの本で、私自身も気がつけば余計に力を入れてしまい息切れしてしまいます。
そこで、上手に力を抜く方法や考え方を学びたいと感じました。
『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』の概要
漫画や挿絵が含まれており、全体として読みやすい内容となっていると感じます。
仕事に打ち込んでいる方や、育児、家事に奮闘している方々に対し、著者であるカウンセラーが優しくアドバイスを伝えています。
それぞれの個人に合わせた身体の休め方を提案しているんです。
固定概念やこれまでの考え方を少しでも変え、自分を大切にするための言葉が数多く記載されています。
これから生きていく上での「お守り」の言葉も紹介されています。
基本情報
- 著者:下園 壮太
- ISBN:9784866214245
- 出版社:WAVE出版
- 判型:4-6
- ページ数:175ページ
- 定価:1500円(本体)
- 発行年月日:2023年03月
- 発売日:2023年03月22日
- 公式サイト:https://www.wave-publishers.co.jp/books/9784866214245/
『全部うまくいかないのは私が頑張りすぎるから』のYouTube(ユーチューブ)
『全部うまくいかないのは私が頑張りすぎるから』について、YouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説している動画がないか調べてみました。
残念ながら、本書を詳しく紹介しているYouTubeチャンネルは見つかりませんでした。
そのため、本ブログで要点をまとめ、お伝えできればと思います。
『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』から学んだことの要約とまとめ
『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』から学んだポイントは大きく3つあります。
私が学んだこと
- 頑張る、諦めないでは変化の多い社会を上手く乗り切ることが難しい場合がある。
- 生きることに「正解」にこだわる必要はない。
- 環境が良ければ頑張るのもよい、悪ければ退くのもよい。
一見シンプルなようで、実は「休む」ということの重要性が明記されています。
現代人の中には、「休む」という行為が難しいと感じている人も少なくありません。
山登りであれば、休息を挟みながら進むことが普通でありながら、何故日々の生活では休むことを避けるのかという疑問に、私自身、気づかされました。
「人は一貫しないもの」という言葉も、心に残りました。
自身が立てた計画に対して途中で投げ出すことは「人の感情が変動する」という自然な流れを認め、自己責任を強く課すことなく受け入れるべきです。
「上手くいかなくても自責する必要はない」これを読んで、過度な苦しみは無用であると再認識しました。
頑張る、諦めないでは変化の多い社会を上手く乗り切れない場合がある
頑張ること、我慢すること、諦めないこと、これらは日本では美徳とされています。
私たちは小さい頃からさまざまなことを我慢し、勉強や部活動に励むこと、諦めぬ姿勢が褒められ、それが正しい価値観であると学んできました。
しかし、私たちが子どもの頃から教わってきた価値観が社会全体に当てはまるわけではありません。
「他人に頼る」「努力しない」「逃げる」といった柔軟な選択が、時として自分を守るために必要だと感じました。
生きることに「正解」にこだわる必要はない
「客観的でありたい」「論理的でありたい」という考え方は、社会では頻繁に求められがちです。
その思考こそが「正義」を示すように思えますが、その考え方に取り組むことで偏見を抱いてしまうこともあります。
実際には、論理だけで生活していくのは難しいです。
人それぞれが異なる生まれ育った環境、欲求、感性、経験と価値観を持っているため、「正解」は一つあるわけではありません。
それぞれの人にとって「正解」はその状況によって変わってくるものだと思います。
環境が良ければ頑張ってもいいし、悪ければ逃げてもよい
人間が感情を抱くようになったのは自身の安全を守り、エネルギーの消費を避けるためです。
そのため、「怖い」「攻撃される」と感じたとき、それを自己防衛の手段と認識することも大切です。
それから距離をとることもありますね。
この思考法から学んだことは、常識にとらわれず自分の感情を客観的に見つめ、一つのことに固執せず、柔軟に考えることの大切さです。
『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』の感想
自分の状態をまず客観視し、その状態がどのようなものかを把握すること、そして「休む」ことの大切さを改めて確認できました。
休み方も人それぞれで、十分な睡眠時間を確保することはもちろん大切ですが、自宅で読書をしたり、体を動かしたり、旅行をしたりといった方法もあります。
自分にとってどの方法が最適かを見つけることも大切だと感じました。
「頑張ること」「我慢すること」などの考え方に固執せず、状況によっては「避けること」「助けを求めること」が心の強さであることを学びました。
『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』の評価や口コミ
他の方が『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
【3/17新刊】
鈴木董『オスマン帝国の世界秩序と外交』(名古屋大学出版会) 岡寺良編『九州の名城を歩く 福岡編』(吉川弘文館) 福田亮成『弘法大師空海のことば100』(法蔵館) 下園壮太『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』(WAVE出版)など。 pic.twitter.com/21Fsl9zSjy— ジュンク堂書店池袋本店 人文書 (@junkuike_jinbun) March 17, 2023
#読了
「全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから 」
下園 壮太
WAVE出版感想 負担にならないように簡潔に書かれている。個人的にやすんでも疲れがたまる、どうしたらよいか。人の心は変わり易いといった内容の箇所が良かった。
— kinome. (@yitD934cs2TThwW) October 4, 2023
あれしなきゃ、これしなきゃに囚われすぎて結局身動き取れずにストレスをブクブクと太らせている自分にとっては、だいぶ緩い気持ちになれた。開き方向が慣れなくて少し辛かった。
下園 壮太 全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから 休めない人の心をゆるめる相談室https://t.co/BkUis1eXVz pic.twitter.com/WBDXp98JoD— 5▲〒◎ (@analogtarou) May 22, 2023
#読了『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』下園壮太
休むのが苦手な人はおうち入院がおすすめ。入院時に許可されることしかせずゆっくり過ごすとHP回復の手助けに。アクティブな趣味は鬱に傾いてる人にはストレスになることもあるから注意🥲あらすじ ▶︎ https://t.co/GMSmk3I7d0 pic.twitter.com/lbBSHH2qDS
— いとゆき🌱ゆるゆる復活 (@ito_yukika) June 9, 2023
読了→「全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから(下園 壮太)」 https://t.co/n9zTt5DnUT #読書管理ビブリア
— ちゃろ-流派・ものぐさ式模型術師匠 (@charo4show) October 19, 2023
適応障害で通院中です。例え病気になっても、恥ずかしいと思わないで。との一文に励まされました。また、それがいずれ人生の心の糧になるとも。療養中の自分をどこかで恥じていたんだ、との気づきにもなりました。また、お悩み別の回答がとてもわかりやすかったです。特に、ストレス解消しているはずなのになぜか疲れが取れない、と感じている方の参考になるかと思います。大きくストレス解消法といっても、色々な系統があるとのこと。この本を読むことで、自分に合ったストレス解消の方向が少しみえてくるのではないかと思います。
Amazonの口コミ
最後の「お守り」となる言葉は全て心にささりました。毎日見てから寝たいと思います。ありがとうございます。
Amazonの口コミ
内容が分かりやすくて、とても読みやすい本です。
Amazonの口コミ
チャプター3から始まる、休み方に関する疑問点が対話形式で書かれているので、自分のパターンに近いものを読んでいました。対処法や捉え方など、新たな視点を発見できました。
Amazonの口コミ
Kindle Unlimited で読みました。内容としては良かった。社会復帰直前の人にはおすすめだと思う。個人的には人はコロコロ変わるという言葉がよかった。他人に何か言われたことがあっても真剣に受け止めすぎず、たまたまその人の機嫌が悪かっただけかもしれないし、ずっとそれが続くわけでもない。運が悪かったとしれっと受け流そうと思う。
Amazonの口コミ
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
まずは「休む」ことが第一だと考えています。
睡眠時間を確保すると、それが心身の調子を整えるために役立つと思います。
また、適度に諦める力を身につけることで、過剰に反応せず、疲れを蓄積することを減らせると考えました。
さらに、大きな決断をする際には疲労が回復してから進めるべきで、疲れが蓄積していると思考が偏り、理性的ではない状態で行動すると後悔することが多いとされていますので、その点を理解しながら進めていきたいと思います。
次に読みたいと思っている本は『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』です。
自分という、良くも分かりづらい存在について、どのように解説されているのか興味があります。