ヘッドホンのレビュー

beyerdynamic DT 880 PROヘッドホンのレビュー!使ってみた感想は「セミオープン型の隠れた名機」と感じた

2019年7月19日

東京都にお住いの30代男性から2019年1月頃に購入されたbeyerdynamic DT 880 PROヘッドホンを実際に使ってみたレビューをご紹介します。

ヘッドホンを欲しいと思ったきっかけ

自宅でのDTMの作編曲およびミックス作業用に、長時間かけていても耳に負担の少ないヘッドホンを探していました。

それまではAKGのK702を使用していましたが、高域の感じが長時間使用すると耳が痛くなるので、オープン型、セミオープン型で探しました。

人によってはクローズ型を勧める方もいますが、クローズ型はオープン型に比べ疲労感もさることながら、音がこもる感じがし正確なモニタリングには不向きと考えています。

ヘッドホンの候補にあがっていたもの

高解像度のヘッドホンでなおかつ長時間使用に耐えるモデルを探しました。

ある程度高価格帯になってしまうのは致し方ないとし、STAXを最有力候補としていました。

専用アンプが必須となるのはデメリットと考えていましたが、逆に選択肢をなくすことで不必要に迷う時間と労力をカットできるのはメリットと思います。

ただ、生産終了となってしまったことで今後長く使う場面でのアフターフォローに不安を覚えたこと、またオーディオインターフェースのアンプがとてもよくできているため、専用アンプを使う機種は避けるべきかという結論に至りました。

beyerdynamic DT 880 PRO

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ベイヤーダイナミック

Beats Solo3 Wireless

SENNHEISER HD800

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ゼンハイザー(Sennheiser)

beyerdynamic DT 880 PROヘッドホンに決めた理由


全くのノーマークでしたが、実店舗で試聴したときにまず非常に優秀なかけごこちに惚れ込みました。

個人的にK702のデメリットと考えていた高域のブースト感、低域の薄さを補う周波数特性、また価格としても手の届きやすい範囲であることから、今回の選択肢としてはベストと考えました。

候補にあがっていたHD800は、STAXに勝るほどの非常に優秀な音場再生能力を有していますが、逆に不自然なくらいの解像度は、正確なモニタリングの妨げになりかねないと判断しました。

beyerdynamic DT 880 PROヘッドホンを実際に使ってみた


1日4?8時間ほど、音楽の制作業務に使用しています。毎日長時間使うので、ジャックは差しっぱなし、音量も固定です。

エイジングは特に行わず使っていますが、特に困ることもなくとても小慣れた音を最初から出してくれます。

ハイインピーダンスなので再生機器は選ぶかと思いますが、UADのApollo Twin Duoに繋いでいる分には特に問題は発生しておらず、同価格帯のインターフェースに繋いで使用される場合は非常に優れたパフォーマンスを発揮するヘッドホンだと思います。

使ってみて気に入らなかったところ

特徴でもあるカールコードが重たく、垂れ下がって伸びてしまいます。

基本的には机の上にまとめておかなければならないので意外に場所をとります。

これと言って特に気に入らない部分は他にはないのですが、強いて言えばそこそこ重量がある点です。

人によってはこれを疲労感として感じるかもしれません。

あとはイヤーパッドがとてもいい肌触りではあるのですが、その分耳の周辺の汗や皮脂汚れを吸いやすく変色が目立つといえば目立ちます。

使ってみて気に入っているところ

適正な側圧、適正な低域再生能力、つけ心地のいいイヤーパッド、インピーダンスの高さ、どれを取っても非常にコストパフォーマンスの高い製品です。

長時間かけていても疲労が蓄積しにくいという当初の目的については、とても満足度が高いです。

音場もそこそこ広くバランスのとれたヘッドホンなので、モニター用途にとても向いています。

セミオープンながら音漏れはそこまでひどくはないので、簡易的なレコーディングにも使える汎用性の高さも気に入っています。

使ってみておすすめではないと思う人

華美な高域、強力な低音を求める方にはおすすめできません。

スピーカーでいうとBOSE好きな方には確実に不向きで、EDMを気持ちよく聴きたいというよりは、オーケストラやアコースティックなボーカルソングを楽しみたい方におすすめです。

また、スピーカーのような鳴りのHD800等と同等の音場を求める方にもおすすめできません。

価格帯的にも違いますし、スピーカーと似た音色かというとそうではありませんので、あくまで自然で疲れない音を求める方にオススメです。

使ってみておすすめだと思う人

AKGのK701やSENNHEISERの650など、同価格帯のヘッドホンと迷っている方にはおすすめできます。

過剰な高域やブーミーな低域ではなく自然な音楽再生能力を求める方、長時間かけていても疲れないヘッドホンをお探しの方にもおすすめです。

また細かい部分ではありますが、日本では使っている人もそこまで多くない印象なので、他人と被りたくないという方にもお勧めできます。

特に派手な特徴もありませんが、費用対効果を考えると非常に優秀な選択肢です。

beyerdynamic DT 880 PROヘッドホン購入後の生活

AKGを使っていた頃よりも確実に疲労は減りました。

他に目立った生活の変化といえるようなものはありませんが、疲れないということは最重要とも言える要素でもありますので、細かく変わった部分はあるのかもしれません。

一つ言うならば、聴き疲れをしないので作業に取り掛かる前の心理的なハードルは下がりました。

また、K702と比べ外への音漏れも少ないので、このヘッドホンのままレコーディングも少し行うことが増えました。

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ベイヤーダイナミック







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