大阪府にお住いの34歳女性(公務員:国家公務員)が2023年7月頃に「映画館」で見た映画『1秒先の彼』のレビューをご紹介します。
映画を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、映画を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
映画『1秒先の彼』を見ようと思ったきっかけ
「1秒先の彼」という映画を見ようと思ったのは、主演の清原果耶さんと岡田将生さん、お二方とも好きな役者さんだったこと、舞台が地元京都で馴染みのある土地がロケ地になっていること、脚本が宮藤官九郎さんのためきっと面白いことだろうと思ったことがきっかけになりました。
解禁された予告やポスターも、1秒早い彼と1秒遅い彼女の人物像が京都の風景と共に魅力的に紹介されていて、劇場に見に行くのがとても楽しみになるものでした。
映画『1秒先の彼』の内容
何をするにも人より1テンポ早い主人公の郵便局員のハジメは見た目は100点なのに中身は0点と評価される少し残念な男性。
そんなハジメにもついにストリートミュージシャンの女の子といい感じになり、ついに花火大会の約束にこぎつける。
しかし、花火大会のはずの日、朝目を覚ますと身に覚えのない日焼けと花火大会の翌日の日付になっていることが発覚。
花火大会があるはずだった消えた1日はどこへ。
鍵となる人より1テンポ遅いもう1人の主人公レイカの視点からその真実が解かれる時、2人の主人公の運命が交差する。
作品情報
- ジャンル:ラブロマンス コメディ ファンタジー
- 製作国:日本
- 製作年:2023
- 公開年月日:2023年7月7日
- 上映時間:119分
- 製作会社:『1秒先の彼』製作委員会(製作幹事:ビターズ・エンド/制作プロダクション:マッチポイント)
- 配給:ビターズ・エンド
- 公式サイト:http://bitters.co.jp/ichi-kare/
映画『1秒先の彼』の見どころをネタバレ覚悟で解説
私がネタバレ覚悟で解説したい映画『1秒先の彼』の見どころは大きく3つです。
この映画の見どころ
- 普通より1テンポのズレた2人が愛おしい
- 古都京都だから起こる不思議な出来事
- めんどくさくて愛おしい、みんなが大好きな岡田将生が見れる
普通より1テンポのズレた2人が愛おしい
普通であることが生きやすい、と言われる世の中で普通の枠からはみ出した個性を持つ彼と彼女がこの物語の主人公です。
この物語は、本当は過去に縁があった2人が再び出会い直すまでお話なのですが、なんでも1テンポ早い彼と1テンポ遅い彼女、そんな水と油ゆえになかなかテンポが合わず、すれ違い続けるのがもどかしく、もう一度会いたいと試行錯誤する姿がとても愛おしいです。
彼と彼女それぞれの視点から相手を追いかけていき、ついに再会を果たすラストシーンは必見です。
古都京都だから起こる不思議な出来事
1秒先の彼では、「1日が消える」というあり得ない、ちょっと不思議な出来事が起こります。
そんなファンタジーな設定に説得力を持たせる舞台となっているのが日本の古都である京都という場所です。
映画の中では、平安神宮、古川町商店街、鴨川など京都市内の名所から、天橋立や伊根の舟屋まで京都府北部の名所まで、様々な場所がロケ地として登場します。
ノスタルジックな情景が不思議な出来事のそれっぽさを際立たせてくれるおかげで、鑑賞する私達は物語に没入することができます。
めんどくさくて愛おしい、みんなが大好きな岡田将生が見れる
俳優の岡田将生さんといえば、誰もが認めるイケメン俳優で美しい方ですが、めんどくさくて愛おしい役をやらせると素晴らしいということは間違いありません。
同じ宮藤官九郎さん脚本の「ゆとりですがなにか」や坂元裕二脚本の「大豆田とわ子と三人の元夫」でもその魅力を爆発させているのを見てきたので、今回の京都の洛中洛外に人一倍こだわる皇一(すめらぎはじめ)役という役も勿論最高にハマり役でした。
めんどくさい姿を序盤からガンガン出していく彼が真実を知ることで少しずつ変化し、最後に見せる表情に注目してください。
映画『1秒先の彼』を見終わった感想
台湾の映画のリメイク作品ですが、本家の作品を見ていなかったので、消えた1日の秘密の仕掛けが明かされていくのを純粋に驚きながら見守っていました。
レイカのひたむきな恋心が時間をかけて彼に届いて本当によかったねと思いましたし、真実を知ったハジメがやっと会えた彼女に向けた眼差しには泣かされました。
見終えた後、あったかくて優しい気持ちになれる映画でした。
2人が再会できたのが丁度年に一度の京都の花火大会の直前だったので、その後2人できっと一緒に花火を見れたんだろうなと想像を膨らませてほっこりしました。
映画『1秒先の彼』で印象に残った名言
私が映画『1秒先の彼』を見て特に印象に残った名言です。
「長宗我部麗華」のセリフ
ありがとう、心の中で寄り添ってくれて
映画『1秒先の彼』の評価や口コミ
他の方が映画『1秒先の彼』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
『1秒先の彼』
台湾映画のリメイクみたいだけど、舞台は京都。
岡田将生くんと清原果耶ちゃんがテンポよく伏線回収していく過程が面白くて可愛いくて
"自分のリズムで歩いて行けばいいよ"… そんな話しかな。#穏やかな気持ちになる紗里のオススメ映画(知らんけど pic.twitter.com/pT1H9AEY1s— 紗里@さり (@jetmark321) January 31, 2024
『1秒先の彼女』(2020台湾)を観ました。先日観た『1秒先の彼』のオリジナルです。バレンタインが舞台になりますが、映画では季節が夏…?調べてみると、台湾では旧暦7月7日もバレンタインデーだそうです。国によってイベントもいろいろ。でも、笑ったり泣いたりは国が違っても同じなんですよね😆。 pic.twitter.com/o7RPU0mKlz
— 三上英次 (@nao2049) January 30, 2024
昨日は1秒先の彼を観た🎬
すきな映画になった!
そして昨日清原果耶さんの誕生日だったんだね😳
おめでとうございました⋆⸜ 𓏲𓈒🎉 ⸝⋆ pic.twitter.com/ZX2GfOcxlZ— ラムネ (@soda_pop_marble) January 31, 2024
映画『1秒先の彼』を観ました。
主人公の消えた1日をめぐるハートウォーミングな物語。
サイボーグ009の『結晶時間』やフィリップ・K・ディックの『火星のタイムスリップ』が好きな私には、とても楽しめる作品でした。
オリジナルは台湾映画『1秒先の彼女』。次はこちらも観たいと思います。 pic.twitter.com/Y94uYEPAWZ— 三上英次 (@nao2049) January 28, 2024
映画公開時に観に行って、DVDも購入。自分を愛せ。という監督の言葉が沁みます。チェン・ユーシュン監督作品は、厳しい社会状況をきちんと織り交ぜつつ、不器用でも、無様でも、滑稽でも、うまくいかない人生でも、生きている事を温かな眼差しで肯定してくれるので、とても大好きな監督。明日も頑張って生きよう。と思えますよ。監督作品の中でもこの映画ならではの特徴は、音楽。Lu Lumingの映画音楽が凄く、すごーーーく良い。公開時に調べてサントラ即買いしました。通常、台湾では打込みで作られる事の多い映画音楽ですが、これは監督(バンドもやってた)とLu Lumingさんが腹を割って話し、予算を取ってスタジオでミュージシャンにより演奏したものを使用との事。(台湾のインタビュー記事より)演奏家の息遣いを感じる録音で、温かなストーリーと相まって胸に迫ってきます。牡蠣の養殖場をバスが走るシーンで泣けました(単純)。パッケージは可愛すぎますが、買って絶対損はしないと思います。観て!!!
Amazonの口コミ
2020年公開の台湾映画原題「消失的情人節」消えたバレンタインデージャンルはファンタジー/ロマンス笑えて最後はほろりとします。郵便局8番窓口のヤン・シャオチー30年間彼氏なしイケメンでユーモアもあるリウ・ウェンセンと出会いバレンタインデーの約束をしますが目覚めると日曜日のバレンタインデーが消え月曜日になっていました。ヤン・シャオチーは消えた1日とリウ・ウェンセンを捜します…ヤン役のパッティー・リーがおもしろい!インスタを見たけど役柄のまま。現在33歳韓国映画「猟奇的な彼女」「怪しい彼女」のチョン・ジヒョンやシム・ウンギョンみたい。「Lost And Found」など流れる音楽もいいです。以下 ネタバレ 感想ありますやっと見つけた彼氏リウ。移植手術の費用の話のあたりで怪しいと思ったらやっぱりリウは詐欺師でした。人よりワンテンポ速いシャオチー「自分を愛そう」「誰にも愛されないから」そう言っていたシャオチーですが回り道したけど愛はゆっくりやってきました。人よりワンテンポ遅いグアタイ小学生の頃からシャオチーが好きでした。24時間世界が止まったのは1日分の利息。「自分を愛そう」「あなたを愛する人がいるから」グアタイがトラックにはねられた時は驚いたけど死ななくて良かった。悲しい終わりではなくハッピーエンドでした。人生とはたくさんの記憶のパズル恋が記憶を創造するんだお互い相手の記憶に刻まれてたら最高だね続きを読む
Amazonの口コミ
『アメリ』と『猟奇的な彼女』、我が国の『秘密の花園』などから、ヒントを得たような脚本。解り難いとおっしゃる方々は多いだろうし、辻褄合わせに終始した感がアリアリ。要するに、“割れ鍋に綴じ蓋”的な男女の恋愛を題材に、時間を遡って繰り拡げられる日常を装ったファンタジー。それなりに楽しめる展開を支えているのは、死語だが素っ頓狂とでも言いようがない軽~い音楽。聴いているうちに、「人生は辛くて苦しいけど、まあ、何とかなるかぁ」みたいな、どうでも好い気分にさせてくれるのだよ。クドカンこと宮藤官九郎でリメイク予定だそうだが、同じく韓国映画を下敷きにした山岸きくみ脚本、三池崇史監督の珍作『カタクリ家の幸福』くらい、超絶ブッ飛びを期待したいぜ。
Amazonの口コミ
みなさんの映画を見た感想が面白いですね!
おわりに
私が映画『1秒先の彼』を見た感想や見どころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ見てください。
次に見たいと思っている映画は『夜明けのすべて』です。
朝ドラ以来の上白石萌音さんと松村北斗さんの再共演が楽しみです。