徳島県にお住いの37歳女性(専業主婦)が2022年8月頃に読んだ『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』のレビューをご紹介します。
本書の概要や内容をわかりやすく要約してまとめておりますので、書籍を読んで学んだことや感想、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。
目次
『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』を購入したきっかけ
普段から育児で悩むことが多いです。
子供はみんな違うので、育児本を読んでも全てを解決できるわけではないと思っていますが、少しでも参考になることを知りたくて、育児本を読みたいと思っていました。
そんな時、「子育て本ベストセラー100冊の「これスゴイ」を1冊にまとめた本」という本を知り、その中でさかなクンの本が紹介されていました。
自分の好きなことをやり通したさかなクンの幼少期や、お母さんの育児姿勢が書かれていると知り、読んでみたくなりました。
『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』の概要
さかなクンが幼少期から現在に至るまで、どんなことに関心を持ち、どのように過ごしてきたかということを、さかなクン本人が書いた本です。
小学生の頃は魚が好きで、学校が終わると毎日魚屋さんに通い、週末は毎週水族館に行っていたり、高校生になると、さかなのクイズ番組に挑戦し、何度も出て、優勝したそうです。
水族館や魚屋さんのお仕事も経験しても上手くいかなかったそうですが、好きな魚を追い求め、現在東京海洋大学の准教授をしながらテレビでも活躍されています。
そんなさかなクンを支えたお母さんや家族の対応、友人との関わりなども記されています。
『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』の基本情報
基本情報
- 出版社:講談社
- 著者:さかなクン
- 定価:本体1,300円+税
- 発行年月:2016年07月21日
- ページ数:276ページ
- ISBN:978-4-06-220100-1
- 言語:日本語
- 公式サイト:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189831
『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』の目次
目次
- はじめに
- 好きになると一直線
- はじめは「トラッククン」
- ダンプトラック
- ゴミ収集車の楽園
- 「トラッククン」から「妖怪クン」へ
- 運命の落書き
- タコ! タコだったんだ!
- 本物だあ!
- 頭の中はタコだらけ
- 生きてるタコに会いたい
- ヒヨのおじいちゃん
- タコ獲りの現実
- タコ獲ったどー!
- タコちゃん、ごめんね
- 一目惚れ
- 運命の出会い
- 小松のにいちゃん
- 飼いたかっただけなのに……
- 宝石のような味
- 好奇心が止まらない!
- お魚料理だってお手のもの!?
- お魚の知識比べ
- お魚の絵で許してやるよ
- このままでいいんです
- ハゼ釣り名人のおじいちゃん
- 初めてのハゼ(マハゼ)釣り
- ハゼちゃんがんばって!
- コバルトスズメ
- 飼い方を猛勉強
- ヒヨの水槽
- 新しい図鑑は図書館で
- 酒蓋ブーム
- カワハギのはく製
- 干物の香りの自由研究
- 魚音さんに飾られた絵
- ミーボー新聞
- 水槽で家が沈む!?
- 奥谷喬司先生
- 神様からの手紙
- 将来の夢
- ランドセルの卒業式
- 水槽学部!?
- 楽器とお魚が青春
- 悪夢の儀式
- カブトガニがやってきた!
- カブちゃんのお散歩
- カブちゃんとの別れ
- 2代目カブちゃん、ようこそ!
- トウモロコシ? じゃなくて卵!
- カブJr.誕生!
- 小さな世界でいじめは起きる
- 釣りをすればみんな友達!
- フィールドワーク部でサバイバル
- あったあった! 吹奏楽部!
- 夢のmyバスクラリネット
- 初めてのアルバイト
- 出たい! 出てみたい!
- これが予選!?
- ついにTVチャンピオン出場へ!
- 感動は爆発だ!
- 初めて経験した悔しさ
- リベンジできる!
- みんなのサポートでリベンジ!
- 進路
- お魚好きは一芸?
- あるはずの……がない!
- しかし……あった!
- お魚の道を探して (1)水族館実習
- エビスダイちゃん
- 理想と現実
- お魚の道を探して (2)熱帯魚屋さん
- お魚の道を探して (3)お寿司屋さん
- 描いていいんですか!?
- よろこぶ姿がうれしくて
- ひとすじの光
- “さかなクン”誕生!
- イラストレーターとしての初仕事
- ギョギョ! テレビのお仕事
- 「伝える」というお仕事
- ハコフグ帽子の誕生!
- 千石正一先生
- お魚達人はみんな自分の大先生!
- 大好きな館山へ!
- あこがれの水産大生!
- 奇跡の出来事
- 任命式
- 教壇に立って
- いまにつながる、たいせつなもの
- 奇跡の魚
- 東日本大震災
- もぐらんぴあ
- 日本のために、お魚のために
- 一魚一会
- 言葉に出すと夢はかなう
- あとがき-他-
『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』のYouTube(ユーチューブ)
『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
いくつか紹介しているYouTubeチャンネルはありましたが、残念ながら内容がおすすめできるものではなくあまり参考にならなそうでした。
そのため、本ブログにて要点をまとめてお伝えできればと思います。
『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』から学んだことの要約とまとめ
『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』から私が学んだポイントは大きく3つの内容です。
私が学んだこと
- 好きなことをやり抜けば仕事につながるということ
- 子供の要求に徹底的に答え続けることの大切さ
- どんな時も諦めないこと
この本では、好きなことをやり続ける大切さを学ぶことができます。
また、親目線で読むと、さかなクンが魚好きという気持ちを受け入れて応援し続けるお母さんのサポートが参考になります。
志望校に行けなかったり、バイトをクビになったりと挫折もたくさん経験されていますが、好きなことを追い求め、行きたかった大学の准教授になっているのは、さかなクンを支えたお母さんをはじめ、家族の支えがあったからだと思います。
育児本として出された本ではないですが、育児で大切なことがぎっしり詰まった1冊です。
好きなことをやり抜けば仕事につながるということ
さかなクンは好きなことをやり続けて、自分の道を切り開いていきました。
絵を描くことが好きで、魚の絵をたくさん描きました。
その結果、魚屋さんから絵を描いてほしいと依頼があったり、本の挿絵もご自分で描かれたりしています。
小学生の時、学校の担任の先生から絵の教室に通うことを勧められたそうですが、お母さんはみんなと同じ絵になってしまうからと通わせなかったそうです。
自由に描くことが好きだったさかなクンの性格をよく理解していたのかもしれません。
好きなこともやり続ければ、人から評価され、仕事につながることがあるということを学びとれます。
子供の要求に徹底的に答え続けることの大切さ
さかなクンのお母さんは、徹底的にさかなクンの要求に答え続けました。
たこが好きだと言えば毎日たこを買ってきて夕食に提供したことや、いつの間にか家中水槽だらけになっていたことが書かれていました。
また、父親やお兄さんも毎日たこ料理でも、文句言わず付き合ってくれたそうです。
家族みんながさかなクンの好きなことを理解し、受け入れ、応援していたからこそできたことでしょう。
そうした家族の支えが、生きていく原動力になっているようです。
どんな時も諦めないこと
さかなクンは魚が好きでしたが、水族館の仕事はできなかったり、魚屋のアルバイトも続かなかったりしたことが書かれていました。
また学校の成績はイマイチで、志望校には行けなかったことも書かれていました。
しかし、魚に対する気持ちは変わらず、クイズ番組に出て優勝したことがきっかけで、いろいろなお仕事が舞い込むようになりました。
更に、入学できなかった東京海洋大学の准教授にまで上り詰めました。
挫折を多く経験しても諦めない心があれば、夢は叶うことが分かります。
『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』の感想
さかなクンがどれだけ魚のことが好きかということがよく分かりました。
挿絵もたくさんありましたが、かわいらしく元気をもらえるような絵であり、そこからも魚に対する愛を感じとれます。
毎週のように水族館に通っていたさかなクンですが、水族館の仕事が続かなかったのは驚きでした。
今ではテレビでも大活躍のさかなクンです。
この本を読んで、さかなクンが身近に感じるようになり、今後も魚の魅力を伝える伝道師として、活躍してほしいと思いました。
『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』の評価や口コミ
他の方が『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。
さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!/さかなクン
サヴァン症候群という噂もあるけど、事実はどうであれ、著者の特性を最大限に生かせたのは彼を否定しない周りの人たちのおかげ。母親はもちろんお兄ちゃんの優しさに私は泣いたね。
初孫の成長を喜ぶジジイみたいな気持ちになれる本。#読了 pic.twitter.com/XzX7byRiuJ— にしのいに (@3TA_nishi) December 3, 2022
#読了
さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~/さかなクンすギョイ自叙伝。
本から溢れ出すさかなクンの凄まじき魚への情熱に終始圧倒されっ放し。
『好きこそものの上手なれ』『継続は力なり』を地で行くさかなクンの人間力や母の子育て姿勢等、度々強い感銘を受け胸突き動かされた。感動。 pic.twitter.com/BHhkjisFxo— まりもっち@読書垢(今年はのんびり読書) (@marimo8989) October 12, 2022
「さかなのこ」の感動冷めやらぬうちに「さかなクンの一魚一会」を電子書籍で一気読。映画も凄く良かったけど、実際のさかなクンの文章を読むともっと感動しちゃったなぁ〜。
なんて素敵な人だろう。そしてお母様が凄すぎて尊敬しちゃう。
読みながら多幸感に溢れて自然とポロポロ涙が出てきちゃった。— あかり@BON (@samuraimaniabon) September 22, 2022
みなさん本書を読んで学んだことが多いみたいですね!
おわりに
この本を読み、育児をする際、子供が夢中になれることや好きなことを大切にしようと思いました。
親はこういう風に育ってほしいという願望を子供に託すことがあります。
そんな気持ちは片隅に置き、今いる自分の子供をよく観察し、何が好きか、何に興味を示すのかをよく知り、サポートしていけたらと思いました。
例えば虫など、子供は好きでも自分が嫌なものもあります。
しかし、子供の気持ちを否定せずに受け入れ伴走していきたいです。
次に読みたいと思っている本は『スタンフォード大に三人の息子を合格させたの50の教育法』です。
アグネスさんの子供たちは仲が良かったそうです。
どのように接したら仲良くできるか学びたいです。