Check


プログラミングが無料で学べるYouTubeチャンネルを配信中!

RubyやPython、PHPやReactなど様々なプログラミング言語のチュートリアル動画が充実!

チャンネル登録はこちら

小説のレビュー

【ネタバレ注意】小説『対岸の彼女』のレビュー!小説を見た感想は「今を生きる女性へのエール」

岩手県にお住いの46歳女性(主婦)が2022年10月頃に「紙の本」で読んだ小説『対岸の彼女』のレビューをご紹介します。

小説を見た感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説しておりますので、小説を見る前に面白いのか知りたい方、評価や口コミが気になっている方は参考にしてください。

この小説の読みどころ

  • 同じ女性同士、足を引っ張るのはやめよう、ということ。
  • 女性が生きていく大変さ
  • 家事育児はだれがするものか

小説『対岸の彼女』を読もうと思ったきっかけ

今年、角田光代先生の講演を聞く機会があり、大変素晴らしく、講演をきっかけに角田光代ワールドに引き込まれてしまいました。

もっと先生の世界観をしりたいとおもい購入に至りました。

膨大な量の著書がある中で、今の自分が置かれている立場に近いようなあらすじが目に入り、手に取りました。

角田先生の話は「紙の月」や「八日目の蝉」など、ショッキングで切ないものも多いですが、日常を描いた作品が読みたいと思ったのでちょうどよかったです。

小説『対岸の彼女』の内容

女性が自立しようとする、それを邪魔するのは女性の場合もあるということです。

誰しも孤独が怖い。

だからママ友を無理に作ろうとしたり、周りから浮かないように空気を読んだりします。

その考えを否定するわけではありませんが、その生き方はいつか自分を窮地に追い込むような気がします。

大事なことは、自分のことを信じること。

誰の意見にも流されず、自分の信念を貫くことかと感じます。

しかしながら、それが一番難しいことだともわかっていますが。

角田光代なりの、現代を生きる女性への応援歌のような一冊と思います。

小説『対岸の彼女』の作品情報

作品情報

小説『対岸の彼女』のあらすじ

いじめで群馬に転校してきた女子高生のアオちんは、ナナコと親友になった。専業主婦の小夜子はベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始める。立場が違ってもわかりあえる、どこかにいける、と思っていたのに……結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、たったそれだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。女性の友情と亀裂、そしてその先を、切なくリアルに描く傑作長編。

小説『対岸の彼女』の読みどころをネタバレ覚悟で解説

私がネタバレ覚悟で解説したい小説『対岸の彼女』の読みどころは大きく3つです。

この小説の読みどころ

  • 同じ女性同士、足を引っ張るのはやめよう、ということ。
  • 女性が生きていく大変さ
  • 家事育児はだれがするものか

同じ女性同士、足を引っ張るのはやめよう、ということ。

主人公は、就職先を探しても面接で落とされたばかりでなかなか就職することが出来ず、落胆の日々です。

そんな中、小さな旅行会社に就職が決まり、サバサバとした女社長の元、徐々に自分の居場所を見つけていきます。

しかし、様々な女性が務めるその職場は、さながら小さな女子高のようでした。

女性同士のうわさ話や確執が徐々に明らかになっていきます。

同じ女性同士、どうして仲良くやっていけないのか、どこでもこのような仲間外れや無視は起こるんだなと改めて実感しました。

女性が生きていく大変さ

この本は、女性の生きていく大変さも描いています。

夫の給料で食べさせてもらっている、と窮屈な思いをしてみれば、今度は働こうとすると「家庭をないがしろにしている」と責められるのです。

子供の送り迎え、食事の支度や様々な家事。

絶対的に家事は女性の比率が高いですし、夫にお願いしてやってもらう、というおかしな文化が根付いています。

女に家と書いて「嫁」という文化も令和になった今は見直していくべきではないでしょうか?"

家事育児はだれがするものか

家事や育児は絶対に女性の仕事でしょうか?

夫が育児休暇をとれる時代。

いったい何人がその制度を利用しているでしょう。

家事や育児は名もなき仕事で賃金も発生しません。

専業主婦は無能、などというSNSでの心無い誹謗中傷も横行しています。

しっかりフルタイムで働いて、家事育児も手を抜かずに完璧に、美しい妻でいろ、というのが世間の希望なのでしょうか。

男の方から発せられる、「家事を手伝うよ」という発言。

それがすでにNGであることにそろそろ気が付いてほしいと、この本を読んで改めて実感しました。

小説『対岸の彼女』を読み終わった感想

自分も今は家庭に入っており、外で働いていません。

そのことで、なんとも言えない肩身の狭さを感じていることは否めません。

主人公の気持ちが痛いほどわかり、「私のことを書いているのでは」と思ったくらいです。

主人公が働きはじめて感じる充実感や夫への不満など、リアルすぎました。

主人公の場合は生活に困って働きに出るわけでもなく、自分の居場所を取り戻すためでした。

それを「贅沢な悩み」と思う女性もたくさんいるでしょう。

でも、今の私には主人公の気持ちがわかるのです。

小説『対岸の彼女』の評価や口コミ

他の方が小説『対岸の彼女』を見てどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

おわりに

私が小説『対岸の彼女』を読んだ感想や読みどころをネタバレ覚悟で解説してきましたが、「面白い」と感じられた方はぜひ読んでください。

次に読みたいと思っている小説は『そして、バトンは渡された』です。

歴史に関することを学びたいです。







Check


プログラミングが無料で学べるYouTubeチャンネルを配信中!

RubyやPython、PHPやReactなど様々なプログラミング言語のチュートリアル動画が充実!

チャンネル登録はこちら

   

電子書籍サービスでもっと読書を楽しもう!

Amazon Kindle Unlimited

『Amazon Kindle Unlimited』はAmazonが運営する電子書籍のサブスクリプションサービスです。

  • 取扱い冊数やジャンルが豊富
  • 電子書籍を読み放題
  • 1カ月の無料体験期間がある

累計200万冊以上の品圧倒的な品ぞろえであり、実用書やビジネス書、ライトノベル、写真集、洋書などニッチなラインナップもトップクラスです。

料金形態月額980円
取扱い冊数200万冊以上
取扱いジャンル書籍全般

honto

『honto』は、大日本印刷株式会社が運営するハイブリッド型書店です。

  • 紙の本を買うと電子書籍が50%OFFで買える『読割50』がある
  • 実店舗あり
  • 紙の本の通販あり
  • セールが豊富
  • 特集が豊富

紙の本は400万冊以上、電子書籍は70万冊以上も取り揃えており、紙の本も電子書籍も両方買いたい方には特におすすめです。

料金形態都度購入型
取扱い冊数70万冊以上
取扱いジャンル書籍全般

eBookJapan

『ebookjapan』は株式会社イーブックイニシアティブジャパンとヤフー株式会社が合同で運営する電子書籍ストアです。

  • 64万冊以上もの漫画作を取り揃えている
  • PayPayの還元率が高く経済的
  • 割引セールなども頻繁に実施
  • 毎週金曜日に無料で読める漫画が更新
  • アプリでもブラウザでもどちらでもOK

電子書籍サービスのなかでは珍しく、月額制ではなく都度課金制を採用しており、ふだんはそれほど本を読まないという人にもおすすめです。

料金形態1冊単位での購入
取扱い冊数55万冊以上
取扱いジャンル漫画中心

-小説のレビュー